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2008年 5月17日の新作昔話
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軍馬と粉屋
イソップ童話 → イソップ童話とは?
年老いて身体の弱った軍馬が、戦場へ送られる代わりに粉ひき場へと送られました。
彼は自分の運命なげいて、粉屋にこう言いました。
「聞いておくれよ粉屋さん。俺はこう見えても、昔は戦場でたくさんの手柄を立てたものさ。きれいな鎧で飾られて、いつも馬丁がつきっきりで世話を焼いてくれたものさ。・・・でも、今ではこのありさま」
すると、粉屋がいいました。
「ねえ、昔の事をくどくど言うのはおよしよ。人生には、浮き沈みがつきものさ。いまは、これからの生活を考えなくっちゃ」
以前がどうこうと言っても、これからのくらしが変わることはありません。
今は、今出来る精一杯のことをするしかないのです。
おしまい
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