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2014年10月 3日の新作昔話

小さくなった足

小さくなった足
中国の昔話 → 中国の情報

 むかしむかし、中国のある村に、とても可愛いお百姓の娘がいました。
 この娘には、一つだけ悩みがあります。
 それは、足が大きいという事です。
「こんな大きな足では、結婚しても、だんなさんにきらわれてしまうわ」
 そう思うと、娘は悲しくなるのでした。
 むかしの中国では、足が小さいほど美人だといわれていました。
 だから女の子たちは、足が大きくならないようにと、てんそくをさせられていたのです。
 てんそくとは、足に固い布をきつく巻き付けて、足を大きくならないようにしておく事です。
 娘は、両親に言います。
「お父さんやお母さんは、どうしてわたしに、てんそくをしてくれなかったの?」
 すると両親は、
「小さな足では、働く事などできない。百姓の娘は、大きな足でいいのだ」
と、言うばかりです。
 やがて娘は結婚して、山のふもとに住んでいる男のおかみさんになりました。
 ところが男はすぐに、自分のおかみさんの足が大きい事に気がつきました。
「何と、お前は、こんなにも大足だったのか。何てみっともないんだ」
 それからは夫は、毎日の様におかみさんの足の悪口を言い始め、ついにおかみさんを家から追い出してしまったのです。
 追い出されたおかみさんは、山のふもとに座り込むと、しくしく泣き出しました。
「貧乏なお父さんやお母さんのところへ帰ったって、嫌がられるだけだわ」
 さて、いつまで泣いていたのでしょう。
 突然、おかみさんに誰かが声をかけました。
「お前さん、なぜこんなところで泣いているのだね?」
 見ると、てんびん棒で薬箱をかついだおじいさんが立っていました。
 おかみさんは、泣きながら今までの事を話しました。
「おやおや、足が大きいと言うだけで可愛そうに。それでは、わたしが助けてやろう」
 おじいさんはそう言うと、箱から薬を取り出して、おかみさんに手渡しました。
「お湯にこれを入れて、そのお湯で足を洗ってごらん。きっと、足が小さくなるだろう。ただし、効き目が強すぎるから足をお湯につける時間は、ほんの少しだけだよ。決して長くつけてはいけないよ」
 おかみさんがお礼を言おうと思ったとたん、おじいさんの姿は消えていました。
「不思議なおじいさんだったわ。とにかく、言われた通りにしてみましょう」
 おかみさんは家に帰ると、薬を入れたお湯で足を洗ってみました。
 すると見る間に、足が小さくなっていくのです。
「まあ、本当に足が小さくなったわ!」
 おかみさんは喜んで、小さくなった足を夫に見せました。
 夫も、おかみさんの足が小さくなったので大喜びです。

 それからしばらくたったある日、夫は小さくなったおかみさんの足を見て、こう思いました。
「おれの頭は人より大きいから、少し小さくなったら格好いいかもな」
 そこで夫は、おかみさんが足を洗ったお湯に頭をつけてみました。
 すると、何ともいえない、いい気持ちです。
 それでつい、夫はお湯に長く頭をつけていました。
「さあ、どうかな?」
 しばらくしてお湯から頭を出した夫は、自分の頭をさわってみてびっくりです。
 何と夫の頭は、がニワトリのタマゴぐらいに小さくなっていたのです。

おしまい

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