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3月3日の日本民話
(3月3日的日本民間故事)

魚石
魚石
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、長崎の唐人屋敷(とうじんやしき→江戸時代、長崎に作られた中国人村)に近い篭町(かごまち)に、伊勢屋(いせや)という欲張りな主人がいました。
到好久以前、長崎從唐土遷移過來了一群渡來人到此形成了居落、居落裡面就開到有家喊伊勢屋的商鋪、老闆就好紮實。
ある日、唐人屋敷のアチャさんが中国へ帰る事になり、お世話になった伊勢屋の主人へあいさつに行ったのですが、その時、アチャさんは伊勢屋の土蔵の石垣の中から青く光る石を見つけたのです。
有天、茶要回故土、就順便跟有來往的伊勢屋老闆打個招呼、這就看到主人屋裡面用嵒頭堆砌的石基中有一塊閃到青光。
「!!! これは・・・」
好傢伙好傢伙!!!
青く光る石をしばらく見つめいたアチャさんは、伊勢屋の主人に青く光る石を売ってくれるように頼みました。
就只稍微看了二眼、就喊老闆要幫這塊嵒頭賣起自己了。
すると伊勢屋の主人は、アチャさんに気軽に言いました。
老闆就甩出無所謂的語氣。
「へえ、こんな石が欲しいのですか?
你想要這塊嵒頭啊
別にお金なんか出さなくても、ただであげますよ。
我不收你錢、你取就取嘛。
ちょうど来週、石垣の建て替えをしますから、その時まで待ってくださいね」
剛好我下週圍牆翻修、你到時來撿。
「いいえ。
わたし、今日の船で中国へ帰ります。
石垣を建て替えるお金、わたし全部出しますから、はやく下さい」
不了、我今天就要走了、船都等到了、你現在就開拆、損失我填、能搞快點就快點。
そのアチャさんのあせり方を見た主人は、ふと思いました。
老闆就看這人怎麼這麼急啦、一下腦鬠就轉起來了。
(もしかしたら、中国では大変値打ちのある石に違いない)
莫興這條到他們那裡是條好東西啊、值好多錢?
そこで主人は、いかにも思い出したように言いました。
這就話鋒一轉、像是突然想到甚麼樣的。
「ああ、すみません。
その石はある長者に、百両でお譲りする約束をしていました」
哦、歹勢、歹勢。
忘記了、有條傢伙也跟我討這塊嵒頭、我答應百兩賣起他的。
「わかった。では、わたし二百両出すよ」
好、我跟你過二百。
「二百両ですか。
兩百?
ああそうそう、長者は他にも、オランダから入ってきたシャボンという物もつけると」
但我都答應別個了、他還講要送我些從荷蘭帶過來的肥皂。
「わかった。三百両出すよ」
那就三百。
「それから長者は、カステラという物もつけると」
還有些稀奇古怪的甜品啦。
「わかった。四百両出すよ」
四百。
「さらに長者は・・・」
後面就地主幫屋都送起老闆了。
「わかった。
わたし、五百両出すね。
でも今は、そんな大金持ってないから、一度中国へ帰り、次に長崎に来た時に持って来るね」
我曉得了、我跟你取五百過來、這錢一次太重不好佩、我還要先回去一趟再拖。
アチャさんは主人にそう言って、中国へ帰って行きました。
茶跟老闆交待完、這過就先走了。
それを見送った主人は、石垣の青い石を見ながら大喜びです。
老闆送走了茶、看到自己屋裡石牆上面的嵒頭是好高興。
「やった、やった!
こんな石ころが、五百両になるなんて。
畢竟是五百兩啦、作夢都要笑醒。
・・・いや、待てよ。
もしかするとこれは、五百両以上の価値があるのかもしれない。
但這老闆紮實了個卵脬翻天、肯定不得讓自己吃虧啦、萬一要是這嵒頭不止五百兩啦。
それなら、五百両で売るのはもったいないな。
那我不是賣可惜了、讓別個撿了個便宜。
よし、これを取り出して、目利きの人に見てもらおう。
不行、我要幫他取出來、專門邏人鑑定去、看到底是條甚麼好東西、值好多錢。
五百両以上の価値なら、もっと値をつり上げてやるか」
要是還有價值、我就繼續漲。
そこで主人は職人を呼んで、石を取り出しました。
老闆這就喊條工人師傅一來、嵒頭出來了。
取り出した青い石をよく見ると、何か水のような物が入っています。
好生看、裡面還有水。
「これは、何だろう?」
這是條甚麼?
主人は太陽の光に透かして中を見ようとしましたが、その時、うっかり手を滑らせて青い石を落としてしまいました。
老闆就幫嵒頭舉起來對到太陽透光看清楚起來、哪曉得手一滑、落地上𢴈爛了。
落ちた青い石は二つに割れて、中から水と一緒に生きた金魚が飛び出します。
稀爛、𢴈地上過變二半、水和條金魚從裡面蹦出來了。
「しまった。五百両の石を壊してしまった!」
好啦、黃金變狗屎、甚麼都㫘得啦。
翌年、再び長崎にやって来たアチャさんは、すぐに伊勢屋へやって来ました。
第二年、茶又過來長崎了、馬上幫老闆一邏。
「五百両、持って来たね。
石垣を建て替えるお金も、わたし出すね。
だからあの石を、早く下さい」
我幫錢用船拖來了、你屋修圍牆的錢我也幫你出了、你這就快點幫嵒頭過起我就對了。
「それが・・・」
怎麼講啦。。。
困った主人は、仕方なしに割れた石と死んだ金魚を見せて、全ての事を話しました。
老闆一下不曉得講甚麼、這就幫自己搞的羵卵案子全部交待了、過茶看了稀爛的嵒頭還有死魚。
するとアチャさんは、ポロポロと涙をこぼしながら言いました。
茶這一聽完過眼睛水爽拋、人過瘐了。
「あの石は、魚石です。
那是條魚石啊。
丁寧に磨くと、中の金魚が泳いでいるのが見えます。
打磨至成品、就可以看到一條活魚到裡面游。
わたしの国ではこれを見ると、とても長生きできると言われています。
都講這嵒頭是用來續命的。
でも金魚が死んでしまっては、一両の価値もありません」
但裡面的魚若是死了、也就㫘人要了。
「何と! それは、もうけそこなった」
啊!還有這條事啊、這真就虧死過去啦!
話を聞いた主人も、くやし涙をポロポロとこぼしました。
老闆曉得了真相後也是眼睛水雙拋、摳了個卵脬翻天。
おしまい
结束
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