福娘童話集 > きょうの世界昔話 福娘童話集 きょうの世界の名作・昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 


福娘童話集 > きょうの世界昔話 > 7月の世界昔話 > オオカミ男

7月22日の世界の昔話

オオカミ男

オオカミ男
イギリスの昔話 → イギリスの国情報

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
狼男の折り紙おおかみおとこ

♪音声配信(html5)
音声 淺川 正寛 [声のエンタメ番組『こえんた♪』<http://koenta.seesaa.net>より]

 むかしむかし、ある村に、ハンスとクンツという、人の良いお百姓(ひゃくしょう)さんが住んでいました。

 ある日の事、二人がたきぎを拾いに森へ出かけると、道の途中で一人の男に出会いました。
「こんにちは。たきぎ拾いに行くなら、わたしもお供させてくださいよ」
 男はたきぎをしばるロープを持っていたので、二人はすっかり男を信じて、
「ああ、いいとも。一緒に行きましょう」
と、言いました。
 この男はキバのようなするどい歯を持ち、けもののような怖い目をしていたのですが、人の良いハンスとクンツは男に親切にしてあげました。

 森についた三人は、さっそくたきぎを拾い集めて、たばにしていきました。
「さあ、これだけ集めれば十分だ。そろそろ帰りましょう」
 三人は重いたきぎを背負うと、汗をふきながらき歩きました。
 やがて広い野原にさしかかると、男が言いました。
「暑い、暑い。汗がびっしょりだ。どうです、このあたりで休みませんか?」
 そこで三人は大きな木の下で、ひと休みすることにしました。
 遠くの方に、五、六頭のウマが、子ウマを連れて草を食べているのが見えました。
「少し、昼寝でもしませんか?」
「ああ、いいですね」
 ハンスもクンツも、賛成しました。
 疲れていたハンスはすぐに眠ってしまい、クンツもウトウトしていた、その時です。
 後ろの方で、ガサガサと音がしたのです。
(おや、何の音だろう?)
 クンツは寝返りをうつと、そっと音のする方を見ました。
 すると男が、服を脱いでいるところでした。
(なんだ、服を脱いでいるのか。暑いからな。・・・ややっ、あれは!)
 何と裸になった男は、たちまち灰色のおそろしいオオカミに変身したのです。
 オオカミはウマのいる方へものすごい早さでかけていくと、そこにいた子ウマに襲いかかって、あっという間に食べてしまったのです。
「うむ、あまりうまくないウマだったな。まあいい、口直しに後であの二人の人間を食ってやろう」
 オオカミは口の周りについた血を長い舌でペロリとなめ回すと、人間の姿になって服を着て、なにくわぬ顔で二人を起こしました。
「さあそろそろ、出発しましょうか?」
 クンツは恐怖のあまりガタガタと震えていましたが、オオカミにばれないように何とか震えをがまんして起きあがりました。
 三人はしばらく道を歩いていましたが、オオカミの男が突然お腹を押さえて立ち止まりました。
「あいてて! あいてててて!」
 クンツには、その理由がすぐにわかりました。
「やい、オオカミ男め! 子ウマを一頭たいらげれば、誰だって腹が痛くなるさ。さあハンス。今のうちに逃げよう!」
「なんだと、お前たちも食ってやる!」
 オオカミ男は二人を追いかけましたが、お腹が痛くてうまく走ることが出来ません。
「あいてててて! ちくしょう、腹さえ痛くなければ!」
 ハンスとクンツはオオカミ男がお腹を押さえているうちに、何とか逃げることが出来ました。

おしまい

オオカミ男の投稿イラスト
人魚姫
イラスト sai-sai  運営サイト sai-sai「イラスト」「コミック」

前のページへ戻る


     7月22日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
下駄の日
きょうの誕生花
待宵草(まつよいぐさ)
きょうの誕生日・出来事
1959年 森公美子(オペラ歌手)
恋の誕生日占い
見た目は大人しいお嬢様、でも熱いハートの持ち主
なぞなぞ小学校
綺麗にすればするほど、小さくなる物は?
あこがれの職業紹介
カメラマン
恋の魔法とおまじない 204
願いが叶うおまじない
 7月22日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
不思議な岩穴
きょうの世界昔話
オオカミ男
きょうの日本民話
カエルの袈裟衣
きょうのイソップ童話
メンドリとツバメ
きょうの江戸小話
うなぎの天昇り
きょうの百物語
ネコ女房
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
女の子応援サイト -さくら-
誕生日占い、お仕事紹介、おまじない、など
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識