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      福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 十月 
           
            
           
          オオカミとおばあさん 
          狼与婆婆 
           
          にほんご(日语)  ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文 
      
      
        お腹の空いたオオカミがエサを探して、さまよっていました。 
           饿肚子的狼找东西吃,徘徊着。 
         
   ある所へさしかかると、子どもの泣く声と、おばあさんがその子を叱っている声が聞こえました。 
   到了有一个地方,听见孩子的哭声,还有,婆婆斥责小孩的声音。 
   
  「もう泣くのはお止め。止めないと、お前をオオカミにやってしまいますよ」 
   不要再哭了,再不停的话,就把你喂狼。 
   
  「しめしめ」 
   嘿嘿 
   
   オオカミは、おばあさんが本気で言っていると思ったので、そこに立ち止まって長い事待っていました。 
   狼以为婆婆是认真的才这么说,在那里站着做长时间的等待。 
   
   そのうち、日が暮れてしまいました。 
   不久,太阳下山了。 
   
   するとまた、おばあさんの声がしましたが、今度は子どもをあやしながら、こんな事を言っているのです。 
   于是又,又听见婆婆的声音了,这次在一边哄孩子,一边这样说。 
   
  「よしよし、いい子だ。オオカミが来たら、おばあちゃんと坊やと二人で殺してやろうね」 
   好好好,好宝宝,狼来了,宝宝和奶奶一起把狼干掉。 
   
   これを聞いて、オオカミは、 
   听见了这个的狼, 
   
  「ここの家の人は、口でいう事と実際にする事とが別々らしいわい」 
   这户人家,口里说的和实际做的完全不一样啊。 
   
  と、言いながら、また歩き始めました。 
   如是,说着,又开始徘徊起来了。 
   
   
   このお話しは、言う事とする事が全然違う人たちに聞かせるお話しです。 
       这是一个,说给言行不一之人听的故事。 
      おしまい 
        结束 
         
        (回到上一页) 
         
         
        
 
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