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4月12日の日本の昔話
アニメサイズ
Max 2560×1440 字幕「日本語」「英語」「中国語」追加 (youtubeの設定で変更可能)
イラスト たつよ 提供 らくがきの日常
きんぴかのやかん
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投稿者 「あーる」 【眠れる朗読】
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投稿者 ナレーター熊崎友香のぐっすりおやすみ朗読
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投稿者 「眠りのねこカフェ」
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投稿者 「きべだよ。」
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投稿者 「ぐっすり眠れる優しいおやすみ朗読」
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投稿者 あんみつこの読み聞かせ部屋
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
日本語&客家語
むかしむかし、あるお寺の床下に、タヌキが住んでいました。
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このタヌキは頭の毛がうすい事から『はげダヌキ』と呼ばれていたのですが、何とこのはげダヌキは人助けが大好きなのです。
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ある年の暮れの事、はげダヌキがお寺の近くのとうふ屋へ油揚げをもらいに行くと、とうふ屋の主人がため息をついていました。
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「困ったな。こうもお金がなくては、とうふをつくる豆も買えない」
これを聞いたはげダヌキは、とうふ屋の主人に言いました。
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「心配せずとも大丈夫。いつもおいしい油揚げをいただいている恩返しに、おいらが何とかしましょう」
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そしてはげダヌキは、きんぴかのやかんに化けて自分を売るように言ったのです。
やかんは間もなく、通りかかった金持ちの旦那に買い取られました。
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「これは良い買い物をした。全く素晴らしいやかんだ。もっとみがけば、もっと光るかもしれんぞ」
だんなはさっそく、やかんをみがき始めました。
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やかんに化けていたはげダヌキは、くすぐったいやら痛いやら。
でも、ばれてはいけないので、じっと我慢していると、みがかれすぎて、ただでさえうすい頭の毛をツルツルにされてしまいました。
(ああっ、大切な頭の毛が・・・)
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これ以上みがかれてはたまらないので、はげダヌキは旦那が手を離したすきに逃げ出して、お寺の床下に隠れました。
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「ああ、こんなツルツル頭では、恥ずかしくてどこにも行けないや。でも、とうふ屋に恩返しが出来て良かった、良かった」
それからもはげダヌキは人助けを続けて、人々に大切にされたと言う事です。
おしまい
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