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福娘童話集 > 百物語 > 一月
1月7日の百物語
(1月7日的日本鬼故事)
カエル石
蛤蟆岩
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、とてもカエルによく似た大きな石がありました。
到好久以前、到一個地方、有一塊長的好像蛤蟆的石頭。
この石は『カエル石』と呼ばれ、自分の上に止まった小鳥をパクリと食べてしまうとの言い伝えがありました。
別個幫這塊石頭喊蛤蟆石、傳言這塊石頭會吃停到上面的鳥。
ある日の事、近くの子どもたちが度胸試しに、そのカエル石にさわろうとしました。
有天、住到旁邊的小屁股試膽子、準備去摸石頭。
一人の子どもがカエル石に恐る恐る近づいていくと、ふいに空から一羽のスズメが飛んできてカエル石の上に止まりました。
一個小屁股就摸到石頭附近、這個時候天上飛來一個鳥聽到蛤蟆石上面。
するとカエル石が大きな口を開けて、自分の上に止まっているスズメをパクリとひと呑みにしたのです。
石頭嘴巴一開、幫自己上面停到的麻雀一口吞了。
「カ、カエル石が本当に鳥を食った!」
我日、他還真吃鳥啊!!!
子どもたちから話を聞いた大人たちが半信半疑でカエル石の所にやって来ると、その大人たちが見ている前でもカエル石は自分の上に止まった小鳥をパクリと呑み込んだのです。
小屁股跟到就跟大人反應、大人也是有點不信跑到蛤蟆石、蛤蟆石這次就當到大人面把停到上面的鳥一口吞了。
「本当だ! 本当にカエル石が鳥を食ったぞ!」
真的、石頭真的把鳥吃了。
そしてその日以来、カエル石はさかんに小鳥を食べるようになったのです。
自那天發現之後、蛤蟆總共是幫鳥吃了好多。
そんなある日、一人のお百姓が畑仕事をしながらカエル石の様子を観察していると、何とカエル石は日が暮れるまでの間に三十羽もの小鳥を食べてしまったのです。
有天、一條農民就到菜地裡面邊做事邊注意石頭、發現就一條白天、這個石頭就吃了三十隻鳥。
「一日で三十羽なら、ひと月で九百羽だ。このままでは、村の小鳥は全部食べ尽くされてしまうぞ」
一天三十、一個月就是九百、這麼落去、村裡面鳥都要被吃完啊。
お百姓は村人たちと話し合い、その日の真夜中、カエル石の口のまわりを丈夫な縄でぐるぐる巻きにしばりました。
農民也是跟大家商量、就這條晚上、幫石頭嘴巴口子旁邊、用繩子好甚幫他捆起來。
「さすがのカエル石でも、これで口を開けられまい」
這麼到、讓他開不了口。
次の朝、お百姓が畑に出てカエル石の様子を見ていると、カエル石の上にスズメが三羽止まりました。
第二天一早
農民又去菜地看哈子蛤蟆石情況、上面有三條鳥停到哪裡的。
「カエル石め、スズメを食おうにも、その口では食えないだろう」
農民看蛤蟆石樣子是準備吃鳥、看到他嘴巴張不開、也就到旁邊罵。
お百姓がそう思っていると、カエル石は難無く口を縛っている縄を引きちぎり、大きな口を開けて三羽のスズメをパクリと呑み込んでしまったのです。
但這麼想就錯了、蛤蟆石一哈就是幫嘴巴口子上面的繩子扯斷、口一張、三條麻雀就吞落肚了。
「なんという力だ。もうカエル石には、誰も近寄らせないようにしないと」
這力氣是真的大、這要喊那個都莫去靠近那塊石頭。
こうして村人たちはカエル石に近づく事を禁止したため、今ではどの石がカエル石か誰も覚えていないという事です。
這麼到、村民因為那個都米靠近過那個石頭、現在蛤蟆石究竟是那塊石頭也都忘記了。
でも今も、カエル石は上に止まった小鳥を食べているのでしょうね。
今天、蛤蟆石也到吃停到他上面的鳥。
おしまい
结束
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