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福娘童話集 > 百物語 > 二月
2月15日の百物語
(2月15日的日本鬼故事)
幽霊の道案内
帶路幽靈
・日本語 ・日本語&中国語
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
投稿者 「櫻井園子」 櫻井園子エス代表 《櫻井園子キャンドルWEB販売》
むかし、浪人が川で釣りをしていて、男がおぼれ死んでいるのを見つけました。
到好久以前、有個米得封地的武士(就變成浪人了)就到釣魚、看到一條男的淹死到河裡面的。
見れば羽織(はおり)はかま姿の、れっきとした侍です。
看身上穿的衣服也是個正規武士。
浪人は、死んだ侍を岸に引っ張り上げると、
浪人也是幫武士拉到岸上來了。
「お気の毒に、足を滑らせて川に落ちられたのか。
看起來應該是不小心滑落去絆死的。
大した事は出来ませんが、せめてものなぐさめに」
と、持っていたお酒を、亡きがらの口にふくませてやりました。
都是帶刀、也是喂了死人一口酒送他走了。
そしてむしろを集めて亡きがらにかけてやると、ねんごろに手を合わせました。
這就邏床席子幫死人骨頭一包。
姑且也是行個禱告
「迷わぬよう、無事に成仏してくだされ」
你也是莫在掛念
安心上路算了
さて、それから数日後の事。
這就過了幾天。
浪人が町を歩いていると、前から一人の侍がやって来て頭を下げました。
浪人就走到街上、前面這就有一條武士、也是迎上來的。
「この間は、ありがとうございました。
お礼をさせていただきたいので、どうかわたしの家までおいでください。
也是感謝你前幾天
我有事要感謝你
你也是跟到我來
ささっ、道案内をいたします」
這就開始帶路了。
(はて、どこの誰だったかな?)
浪人自己還米摸清楚狀況
浪人は、その侍に見覚えがありませんが、悪い人ではなさそうなので、そのままついて行きました。
這人自己也米見過、不過看面相也米的甚麼問題、就跟到了。
しばらく歩いた侍は、門構えの立派なお屋敷に浪人を誘い入れると、
走一陣就幫浪人領到大門口了、喊別個進去、屋子也還算豪華。
「こちらで、しばらくお待ちください」
在到裡面港浪人等到。
と、座敷から、すうーっと出て行きました。
自己就從茶室出去了
やがて屋敷の台所からは、ごちそうのいいにおいがしてきて、家の人たちの話し声も聞こえてきました。
這就聞到廚房那邊的做飯的味道了、還有些港話聲。
そのうちにふすまが開いて家の人が現れたのですが、浪人を見ると、家の人はとてもびっくりした様子でたずねました。
然後幫門一拉、屋裡人看到坐到一個陌生人、也是骸了一下。
「あの、あなたは、どこのどなたでしょうか? また、どこから屋敷に入られたのでしょうか?」
這就問浪人是那個、從哪裡過來的。
「えっ?
はっ、はい。
実は、このお屋敷の主人とおぼしい方に誘われて、ついてまいったのです」
浪人也是著搞懵了
港自己還以為是被主人邀過來的。
浪人が事情を話すと、屋敷の主人は十日ほど前に出かけたきりで、行方がわからないというのです。
浪人也是幫事交待清楚了、才曉得這屋子主人也是十天前出去之後就邏不到人了。
それでもう死んだものとあきらめて、今日は坊さんを呼んで、これからお経をあげてもらうところだったのです。
這都以為是死了、都幫和尚喊來辦喪事了。
「では、あの時の亡きがらが、こちらの主人か。
おそらく、わが身が野ざらしのままになっている事を皆さまにお知らせたくて、わたしをこの家に連れて来たのでしょうな。
さあ、今すぐ、亡きがらのある川岸へ案内しましょう」
浪人就港
那那個時候的死人骨頭可能就是他了
可能是為了跟屋裡人港自己死到路邊
這才幫浪人往屋裡領
這就馬上幫屋裡人帶到釣魚的那個地方去
浪人は屋敷の人たちを川岸へ連れて行くと、亡きがらにかけていたむしろを取りました。
一到地方、浪人幫席子一揭。
調べてみると、やはりあの家の主人だとわかりました。
果然就是不見的那屋主人
浪人のおかげで、主人の葬式を出す事が出来た屋敷の人たちは、
也是托這個浪人、屋裡人也是有個屍體下葬。
「これをご縁に、末永いお付き合いのほど、お願いいたします」
就跟浪人港、以後都得記到這個關係。
と、お礼を差し出しました。
也是感激
浪人はこれをありがたくいただいて、帰って行ったという事です。
浪人也幫這些話記到、人就過回去了。
おしまい
结束
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