|
|
福娘童話集 > 百物語 > 三月
3月8日の百物語
(3月8日的日本鬼故事)
前世がメス蛇だった娘
上輩子是蛇
・日本語 ・日本語&中国語
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
投稿者 「櫻井園子」 櫻井園子エス代表 《櫻井園子キャンドルWEB販売》
むかしむかし、ある大金持ちの家に、とても美しい娘がいました。
到好久以前、有戶人好有錢、又有個乖女兒。
娘は小さい頃から谷田池(たにだいけ)の名前を口にして、その池に行きたいと言っていました。
女好小的時候港過自己要去谷田池、她想去那裡玩。
両親はそれを聞くたびに、不思議そうに首を傾げました。
爹媽聽到這條也是不思議
谷田池は、ここから歩いて何日もかかる所にある大きな池で、娘は一度も行った事がないからです。
谷田池、從自己屋要走好多天才得到、是一個大水湖、自己女根本一次就米去過。
さて、娘が十六才になった春の事。
十六歲的春天
両親はようやく、娘が谷田池へ行く事を許してやりました。
娘老頭也是準自己女去谷田池了
しかし途中で何かあったら大変なので、娘に何人ものお供をつけました。
也是怕出甚麼事、就喊好多人一起跟到去。
数日後、娘の一行はようやく谷田池に着きました。
一群人走幾天終於到邊啦。
谷田池を初めて見た娘の目に、うれし涙が浮かんでいます。
女是一看到水湖就流眼睛水。
娘は池のほとりにある小きな社(やしろ)の前で、しずかに手を合わせました。
又走到池旁邊的小廟裡面去禱告。
お祈りがすむと、娘は池の水で手を洗いたいと言って、池に近づいていきました。
最後港想用池水洗手、就走到水邊上去的。
そしてそのまま、娘は池に飛び込んだのです。
就那麼順勢一跳。
ビックリしたお供の者たちが池に飛び込んで娘を助けようとすると、娘の体はみるみるヘビの姿に変わって、水の中に消えてしまいました。
一起過來的人骸了個卵卯翻天、馬上準備條落去救人、哪曉得女身體看到看到變成蛇、遊不見了
この話を聞いてとても悲しんだ両親は、ある有名な占い師に娘が無事に成仏したかどうかを占ってもらいました。
娘老頭曉得這事也是請個風水師傅算一哈自己女。
すると占い師は、こう言ったのです。
師傅就港了
「娘さんの前世(ぜんせ)は、谷田池の主である大蛇の妻のメス蛇です。娘さんは今も主の妻として、池の底で幸せに暮らしています」
你女前世就是條大蛇、住到那條池裡面的、和另外一條大蛇、那條池的領主是夫妻、這輩子你女也繼續想當夫妻、現在也就和那條蛇到一起去了。
それから何年かたった、ある年の五月の事。
好多年後、五月。
谷田池の持ち主が、池を土でうめて田畑にしようとしました。
谷田池這塊地的主人想幫池子填了、當菜地。
そして池の主の大蛇(だいじゃ)が暴れて工事のじゃまをしない様にと、お坊さんに七日間のお祈りをしてもらいました。
又怕池裡面蛇不服、喊條和尚念七天經。
すると七日目の夜、池に住む夫婦の大蛇が池のほとりに蛇のうろこを一枚置いて、どこかへと姿を消したという事です。
七天後夜裡、河畔上就看到大蛇留落來的一枚鱗片、不曉得是往哪裡去了。
おしまい
结束
(回到上一页)
|
|
|