|
|
福娘童話集 > 百物語 > 十月
10月12日の百物語
(10月12日的日本鬼故事)
あかんべえお化け
駭人鬼
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、気の強い貧乏侍が、町外れに化け物屋敷があると聞いて言いました。
以前有條武士好窮、但是他勇、這就聽到郊外有條鬼屋。
「よし、おれが化け物を退治してやる!」
就準備捉鬼去了。
そして荒れ放題の化け物屋敷に入り込んで、化け物が現れるのをじっと待ちました。
這屋子已經稀巴卵爛了、走進屋、就蹲到等鬼出來。
夜がふけて、草木も眠るうし三つどき(→午前二時頃)。
這就三更半夜了。
どこからともなく、おじいさんが現れました。
㫘點緣由的就出現條老頭頭。
どこから見ても普通のおじいさんで、ちっとも怖くありません。
但是看樣子也就是一條老頭頭、也不要甚麼緊。
「つまらん化け物だ。引っ込め!」
莫跟我來這些㫘甚麼用的小鬼!
侍がそう言うと、おじいさんが手を振って言いました。
武士港完話、老頭頭就擺了哈手。
「いいえ、わたしは化け物ではありません。
我不是鬼的
わたしは元、この家のあるじでございます」
這裡以前就是我屋。
「この家の元あるじ? そのあるじが、何用だ?」
你屋?那你現在是來搞甚麼哦?
「はい。むかしわたしが商売をやっておりました頃は、店もはんじょうしておりましたが、あとを継いだせがれめが店をつぶして、今ではご覧のありまさ。
我以前自己是開店子的、那時候生意還可以、後面就幫店子交起我屋小卵日、現在就這條樣子、稀爛。
なさけないかぎりです。
港這些東西也是㫘甚麼臉面。
そこであなたさまに、お願いがございます」
我其實也有有件事想拜託你
「ほう、何なりと、言うてみい」
你先港
「はい。向こうに、池がありましょう。
前面就有條塘
あの池のわきの大きな石の下に、わたしがたくわえておいた小判が五万両ほど隠してございます」
池子邊上的大石頭下面是黃金萬兩壓到的、有五萬、這些都是我偷偷存到哪裡的。
「五万両! それは大金だな」
五萬!這麼多
「願いと言うのは、ほかでもございません。その小判を元手に、この家をもう一度、もりたてていただきたいのです」
我求的也不是其他、就是希望你可以用這些錢、幫這屋的基業繼續傳落去。
おじいさんはそう言って、スーッと消えていきました。
老頭頭港完人也散去了。
「うむ、悪い話ではないな。五万両を手に入れて、この家の大旦那におさまるか」
這事聽起來不差、這五萬若是到手、等事情有個交待、這原主人心病估計也是去了。
侍は夜が明けるのも待たずに、さっそく石の下を堀り始めました。
武士也不等天亮了、直接對到石頭底下開始挖了。
どんどん掘っていくと、古めかしい箱が出てきました。
翻了是有那麼久、這一個舊箱子也是出來了。
その箱はずっしりと重く、一人では持ち上がらないほどです。
箱子的重量不是一個人可以搬動的。
「よしよし、おれにも運がまわってきたぞ」
武士也是想自己時來運轉了。
侍は箱にかかっている古い鍵を壊すと、重いふたをゆっくりと開けました。
幫鎖是直接撬了、這就慢慢揭蓋。
「それ、中から小判がざっくざく。・・・うぎゃー!」
這就看裡面錢是一坨一、我日!
何と箱の中から大きなお化けが出てきて、まっ赤な舌をぺろりと出したのです。
原來是樣子裡面一哈蹦條鬼出來、斥出一條紅舌頭。
「あかんべえー!」
是駭人鬼!
ふいをつかれて驚いた侍は気絶してしまい、朝になって目を覚ますと、町から遠く離れた原っぱの真ん中で裸になって寝ていたという事です。
人㫘反應過來、就過駭這麼一哈、武士是當場瘐了、人就那麼一躺、第二天眼睛一開、自己到一條荒野中間躺到的、衣服著扒個精光。
おしまい
结束
(回到上一页)
|
|
|