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1月22日の日本民話
(1月22日的日本民間故事)
姥捨山(うばすてやま) (健全普通話版)
姥捨山
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、山口の殿さまは大の老人嫌いで、
在很久很久以前、山口的城主大人是十分地嫌棄老人。
「年寄りとは体が弱くて働かず、ただ無駄飯を食らうだけの役立たずだ」
上了年紀後的老傢伙們身體便開始虛弱也無法繼續幹活、就這樣卻還是會要每天消耗掉大米、根本就只是一群起不到任何作用的飯桶罷了。
と、年寄りを、うば捨て山と呼ばれる山へ捨てさせていたのです。
就這樣、城主大人頒佈了新的法令、要將所有上了年紀的老人全部都給扔到一個叫做捨姥山的地方讓他們自生自滅。
ある家のおばあさんも年寄りになったので、息子が背負って山へ捨てに行きました。
有一家的老奶奶因也上了年紀、這便也被自己的兒子給背上了捨姥山要給扔掉了。
ところがいよいよ捨てられるという時に、おばあさんが息子に言いました。
就這樣即將在被扔掉之際老奶奶這樣對著兒子叮囑了。
「お前が帰りに道に迷わんよう、ずーっと木の枝を折って来たから、それを目印に帰りなさい。じゃあ、元気でな」
為了不讓你回去時迷路、我有在沿途一直折斷樹枝當成是記號、你就按著那些標記回家吧、記得回去後要好好保重呀。
それを聞いた息子は、
兒子聽到了這樣的話。
「こんないいばあさまを捨てるなど、おらには出来ん」
您對我是這樣的親切、拋棄你是讓我如何也做不到的。
と、もう一度おばあさんを連れて帰り、納屋のすみに隠したのです。
就這樣、兒子又再次把老奶奶給背負了回去、將其藏到了倉庫中偷偷的隱匿起來。
ある日、隣の国の殿さまが、山口の殿さまへ難題を持ちかけてきました。
有一天、鄰國的城主大人來到了山口城主大人的領內、給其帶來了一連串的難題。
それは、真っ黒に塗られた一本の柱を持って来て、
這是一根被全身上下塗抹成黑色的柱子。
《どちらが根元だったか、見わけよ》
と、いうものでした。
誰能找出這根柱子哪邊是頭哪邊是尾呢?
索答了。
殿さまや家来たちだけでなく国中の者が考えましたが、柱は前も後ろも同じ太さに削られているので、どちらが根元だったかなんて誰もわかりません。
山口的城主大人馬上不僅是召集了家臣們、但後來就算是動用的全國的人口一起來思考、仍然也沒能有一個人能可解答、畢竟這可是一根被削得頭尾完全一樣的大柱啊。
ところがそれを息子から聞いたおばあさんが、息子にこう言ったのです。
但等到了老奶奶從自己兒子口中得知這個消息之時、對著他傳授了。
「その木を、水に落としてみなさい。同じ太さでも根は先より重いから、沈んだ方が根元じゃ」
只有將那根木頭放入水中、就算兩頭是完全的一模一樣、可根部的那邊終歸還是會重上一點、沈下去的那頭就是大柱的根底。
息子から話を聞いた殿さまが、その事を隣の国へ伝えると、正解を言い当てられた隣の国の殿さまはもっと難しい問題を言ってきました。
就這樣、城主大人也從老奶奶的兒子這兒得到了這個消息、幫它當做是答案答復給了鄰國的城主大人了、而被破解了正確的答案之後的鄰國城主大人是又扔出更加有難度的新難題來了。
《灰で、縄を作ってみせろ》
請用灰燼試著將一根繩子做出來看看。
どう頑張っても、灰で縄を作る事なんて出来ません。
可無論如何努力用灰去作索這種事根本就是不可能不是嗎。
しかしそれを聞いたおばあさんは、いとも簡単に言いました。
但就當老奶奶也聽到了這個難題之後、說起道這其實很簡單。
「灰で縄を作るのではなく、縄を燃やして灰にすればよい」
並不是用灰用作成繩子、而是反過來將繩子燒成灰就好了。
息子から答えを聞いた殿さまが、その事を隣の国へ伝えると、隣の国の殿さまは、
又從老奶奶兒子這得到新答案的城主大人將答復傳達給了鄰國的城主大人、只見鄰國的城主大人。
「うーん。知恵者のいない国なら攻め取ってやろうと思ったが、あの国には大した知恵者がいるようだ。これは攻めるよりも、手を結ぶのが得策だな」
と、考えを改めて、それから二つの国は仲良くなりました。
好吧、我想你的國家要是一個缺少智慧者的國度那我便能前來攻打、但現在看來你的領地之內智慧者並非少數、這樣比起攻打你、不如與你聯手結盟來的更沒有損失。
我突然改變主意了、我想與你的領地之間構成良好的往來、你我雙方之間希望也可以和睦的安穩下去、成為朋友。
やがて二つの難問をといたのが、うば捨て山へ捨てるはずだったおばあさんだと知って、殿さまは自分がやっていた事が間違いだったと気づきました。
而也就是因為鄰國城主的這兩道難題、最終是本來被遺棄在捨姥山的老奶奶的事也讓城主大人知情了、城主大人突然馬上意識到自己的行為做錯了。
「年寄りは体が弱くて働けずとも、それにまさる知恵を持っておる。我らはもっと、年寄りに多くの事を学ばねば」
老人們上了年紀之後身體與體力確實都是差上了一大截、但他們可都是擁有著常人所沒有的智慧呀、我們能夠從這些老人身上學到的東西還有很多很多、不多多請教可不行。
そして山に捨てた老人たちを全て呼び戻すと、今度は老人を大切にする殿さまになりました。
就這樣、城主大人又是將那些被流放到捨姥山的老人們全部一個個給重新接了回來、經歷此事之後的山口城主大人變得是十分的體諒與關切老人了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
姥捨山(うばすてやま)
甩婆山
むかしむかし、山口の殿さまは大の老人嫌いで、
到好久以前、這山口的藩主就嫌棄老人家。
「年寄りとは体が弱くて働かず、ただ無駄飯を食らうだけの役立たずだ」
人老了就㫘用了、還要別個養吃白飯、一點油水都㫘得還要倒貼錢。
と、年寄りを、うば捨て山と呼ばれる山へ捨てさせていたのです。
這就立法幫所有上了年紀的㫘用老杆子婆子全部甩丟起來、剛好還有條山喊甩婆山、甩這裡正好。
ある家のおばあさんも年寄りになったので、息子が背負って山へ捨てに行きました。
有一屋婆子這就大了、著自己兒一背往甩婆山上去了。
ところがいよいよ捨てられるという時に、おばあさんが息子に言いました。
這就要幫婆子掗丟的時候、婆子講了。
「お前が帰りに道に迷わんよう、ずーっと木の枝を折って来たから、それを目印に帰りなさい。じゃあ、元気でな」
我怕你進山到時候回去走迷、路上都有折了樹枝當記號、你就沿到痕蹟回去了、好走啊。
それを聞いた息子は、
兒聽婆子這麼一講。
「こんないいばあさまを捨てるなど、おらには出来ん」
就講自己婆子好、捨不得甩丟了。
と、もう一度おばあさんを連れて帰り、納屋のすみに隠したのです。
又幫婆子背回去邏個棚棚收起來。
ある日、隣の国の殿さまが、山口の殿さまへ難題を持ちかけてきました。
這就有天、鄰藩的藩主過來山口藩主這邊玩來了。
それは、真っ黒に塗られた一本の柱を持って来て、
還提過來一根全黑的柱子。
《どちらが根元だったか、見わけよ》
這就問這柱子哪邊是頭哪邊是尾。
と、いうものでした。
跟他搞腦筋急轉彎。
殿さまや家来たちだけでなく国中の者が考えましたが、柱は前も後ろも同じ太さに削られているので、どちらが根元だったかなんて誰もわかりません。
藩主斥底下人、底下人又斥底下人、這就全藩一起想、但這根本前後兩邊一樣的柱子、哪個曉得是頭還是尾啊。
ところがそれを息子から聞いたおばあさんが、息子にこう言ったのです。
後面婆子聽到自己兒講到這條難題、就跟兒這麼講。
「その木を、水に落としてみなさい。同じ太さでも根は先より重いから、沈んだ方が根元じゃ」
幫木頭甩水裡面、輕的就是頭、沈落去的就是尾。
息子から話を聞いた殿さまが、その事を隣の国へ伝えると、正解を言い当てられた隣の国の殿さまはもっと難しい問題を言ってきました。
兒這就馬上傳話邀功去了、但這賞賜還㫘過來、鄰藩主又是一道新的難題甩過來。
《灰で、縄を作ってみせろ》
灰要怎麼作索
どう頑張っても、灰で縄を作る事なんて出来ません。
這就日弄人啊、灰怎麼作得好索子嘛。
しかしそれを聞いたおばあさんは、いとも簡単に言いました。
但是婆子曉得後又講了。
「灰で縄を作るのではなく、縄を燃やして灰にすればよい」
不是用灰作索子而是幫索子燒成灰、這就說明這條索子就是灰作的了。
息子から答えを聞いた殿さまが、その事を隣の国へ伝えると、隣の国の殿さまは、
兒又去幫這話跟藩主一講、鄰藩主也曉得了。
「うーん。知恵者のいない国なら攻め取ってやろうと思ったが、あの国には大した知恵者がいるようだ。これは攻めるよりも、手を結ぶのが得策だな」
我本來是準備吞你的藩、想看哈子你這裡面有智之人到底有好多、判斷你是否能抵禦、若是有能的人多我進攻就難、不如聯盟。
と、考えを改めて、それから二つの国は仲良くなりました。
我現在㫘打你的想法了。
やがて二つの難問をといたのが、うば捨て山へ捨てるはずだったおばあさんだと知って、殿さまは自分がやっていた事が間違いだったと気づきました。
後面因這事緣故、藩主也是幫本該甩到山裡面的婆子事曉得了、這就馬上曉得自己的方案有問題。
「年寄りは体が弱くて働けずとも、それにまさる知恵を持っておる。我らはもっと、年寄りに多くの事を学ばねば」
雖然老杆子不能生又不能作、但是腦鬠裡面還是裝得有些東西、從這些傢伙身上獲得好處的機會還是有。
そして山に捨てた老人たちを全て呼び戻すと、今度は老人を大切にする殿さまになりました。
這就幫山上所有甩丟的老人家喊人接回去、幫他們這最後一口命好生吊到。
おしまい
结束
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