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1月28日の日本民話
(1月28日的日本民間故事)
節分の鬼の恩返し (健全普通話版)
節分的鬼報恩
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むかしむかし、ある貧乏なおじいさんが、節分の豆まきをしながら思いました。
在很久很久以前、有著一位十分貧窮的老爺爺、今天是節分老爺爺在家中撒著豆子的時候就想了。
「福は内と言っても、福の神が家に来る事はない。それならいっそ、今年は鬼を呼んでみよう」
每年這個時候我明明都有祈禱福神的前來、可總是沒有一次有效、甚麼福氣來家中呀、今年乾脆反過來好了、呼喚小鬼來家中吧。
そしておじいさんは、大声で叫びました。
就這樣老爺爺開始了大聲的叫喚。
「鬼は~内! 福は~外!」
鬼來內!福去外!
するとその夜、誰かが家の戸を叩きました。
而拜其所賜就是當天的這個夜晚、不知是誰前來敲響了老爺爺家的門。
「こんばんは。『鬼は~内』と、鬼を呼んだのはこの家かいのう?」
打擾了、我想請問一下、這就是呼喚鬼來內的屋子嗎?
なんと、鬼がやって来たのです。
甚麼、前來敲門的竟然還真的是一隻鬼。
「まさか、本当に鬼が来るとは」
天啦、貨真價實的鬼、這。
おじいさんはびっくりしましたが、せっかく来たのを追い返すわけにもいかないので、おじいさんは、なけなしのお金でお酒を買って来ると鬼にふるまいました。
這可真的是給老爺爺嚇了一跳、但鬼既然都已經專程前來了、此時再趕走他老爺爺也挺過意不去、索性老爺爺乾脆出了門、用僅剩的那點小錢購置了一點點酒水真的打算招待起鬼了。
すると鬼は、とても気分を良くして言いました。
就這樣、被招待的鬼是開心極了。
「まさか節分の日に、こんなに良い思いが出来るとはな。
沒想到明明是驅鬼的節分今天、還能碰上這種讓我一生難忘的好事。
この礼に、わしがサイコロに化けてやろう。
這個謝禮無論如何我都要變為一隻骰子給老爺爺你償還。
じいさんは賭場(とば)へ行って、こっそりサイコロをすり替えるんじゃ。
爺爺、你可以現在就去一趟賭場嗎?只要偷偷的趁人不發現換掉骰子。
じいさんが勝つ様に、してやるからな」
爺爺你今天的輸贏我就全包了、事情交給我來做您放心。
そこでおじいさんは言われた通りに鬼が化けたサイコロを持って、賭場へと出かけました。
就這樣爺爺接受了鬼的好意、前往了賭場並帶上了鬼已經變好的骰子
そしておじいさんが賭場で半に賭ければ、鬼のサイコロは奇数の目を出してくれるし、おじいさんが丁に賭ければ、鬼のサイコロは偶数の目を出してくれるのです。
進了賭場之後的老爺爺贏的是風生水起、只要自己壓單、那麼鬼骰就會順著老爺爺的心意變成奇數、老爺爺壓雙、那麼骰子就必定是偶數。
おかげでおじいさんは、一晩で大金持ちになりました。
拜其所賜、今晚的老爺爺是一夜暴富發了大財。
さて、大金持ちになって幸せに暮らしたおじいさんですが、やがて寿命を迎えて死んでしまいました。
就這樣擁有著大量財富的老爺爺幸福的過完了這一生、直到迎來自己生命最後的死亡。
そして地獄行きか天国行きかを決める為にえんま大王に呼び出されたのですが、鬼のサイコロでインチキをした事がえんま大王にばれてしまい、おじいさんは地獄へ送られる事になったのです。
於是乎、死掉的老爺爺被叫到了閻王大人的面前、此時的閻王大人正在調查著老爺爺一生的善行與惡蹟、來決定老爺爺究竟是上到天堂還是下到地獄、可是問話途中閻王大人看樣子已是明顯知道老爺爺活著的時候用過鬼骰作弊、最後講其送往地獄了。
地獄へ落とされてがっかりするおじいさんの前に、あの時の鬼が現れて言いました。
下到了地獄後的老爺爺是一整個沮喪了起來、而也就是這時、當年的那隻鬼也突然出現到了老爺爺面前。
「じいさん、すまんかったな。
哎呀、老爺爺、我可真是對不住你呀、真的是十分抱歉。
本当なら天国行きなのに、わしがサイコロに化けた事がえんまさまにばれてしまって。
其實你本來都是可以前往天國、但就是因以前我變成的骰子原因讓你扣了大分、甚至都墜入了地獄。
でも、安心しろ。
但放心、這不還是有我在嗎?
釜ゆでの時は火を加減して、ちょうどいい湯加減にしてやるからな。
到時處罰你的人其實也是我、下油鍋的時候我會專門給你調節好溫度、你就當是泡個澡享受吧。
そして針の山を歩く時は、こっそりと鉄のわらじをはかせてやるからな」
接下來就是刀山、但不用怕、到時我也會偷偷的給你換上一雙鐵鞋的。
鬼のおかげで、おじいさんは釜ゆでにされても、針の山を歩かされても平気でした。
就這樣老爺爺仰仗著鬼的抬舉、不管是下油鍋還是過刀山都變成的十分輕鬆。
そして、ちっとも苦しまないおじいさんに気がついたえんま大王は、
然而事情繼續發展、發現了這事之後的閻王大人可不高興了。
「うむ。釜ゆでにされても針の山を歩いても平気とは、何とも不思議な人間がいるものだ。
讓我瞧瞧、這可是怎麼一回事呀、眼前的這個人類也是太不可理喻了吧、過了刀山下了油鍋竟然就和小孩子門過家家一樣的輕鬆。
しかし、地獄を苦しまない者が地獄にいては、他の罪人に示しがつかぬ。
這可是我專門為了讓罪人們懺悔以及改過自新的地獄呀、在地獄中如此遊刃有餘的態度可是會帶壞其他的人、可不能讓他給其他罪人們起到一個不好的示範。
誰か、あのじいさんを極楽へ連れて行け」
你們誰可快點來人、還是將這位老爺爺送往天國吧。
と、鬼に命じて、おじいさんを天国へ追い出したそうです。
就這樣、鬼又被閻王大人重新的交待任務、但這次是將老爺爺從地獄驅逐去天國了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
節分の鬼の恩返し
鬼報恩
むかしむかし、ある貧乏なおじいさんが、節分の豆まきをしながら思いました。
到好久以前、就有條老人家好窮、這過節到屋裡撒豆子的時候就想。
「福は内と言っても、福の神が家に来る事はない。それならいっそ、今年は鬼を呼んでみよう」
平時都是邊撒豆子邊喊好運來、但是這好運也㫘來、乾脆今年子反過來算了。
そしておじいさんは、大声で叫びました。
老杆子這就開始䛥了
「鬼は~内! 福は~外!」
鬼進來!財神出去!
するとその夜、誰かが家の戸を叩きました。
這就晚上、鬼過來䯨門了。
「こんばんは。『鬼は~内』と、鬼を呼んだのはこの家かいのう?」
是你這屋到招鬼啊?
なんと、鬼がやって来たのです。
這還真有條鬼來了。
「まさか、本当に鬼が来るとは」
還真來鬼了啊
老杆子一驚
おじいさんはびっくりしましたが、せっかく来たのを追い返すわけにもいかないので、おじいさんは、なけなしのお金でお酒を買って来ると鬼にふるまいました。
雖講是有點反應不過來、但既然都專門來了、又是自己邀的、這不讓別個進屋也不好、這就取為數不多的幾個小錢出去買酒去了。
すると鬼は、とても気分を良くして言いました。
這酒一下肚鬼就好舒服。
「まさか節分の日に、こんなに良い思いが出来るとはな。
今天節分還能有這麼條好事、㫘想到啦。
この礼に、わしがサイコロに化けてやろう。
我幫你也想個法子、讓你搞點錢、你現在就是賭鬼、我是骰子。
じいさんは賭場(とば)へ行って、こっそりサイコロをすり替えるんじゃ。
你只要進到賭場偷偷幫骰子一換。
じいさんが勝つ様に、してやるからな」
你想要幾點、我就幫你搖幾點。
そこでおじいさんは言われた通りに鬼が化けたサイコロを持って、賭場へと出かけました。
這老人就受鬼的蠱惑、佩到鬼骰進賭場了。
そしておじいさんが賭場で半に賭ければ、鬼のサイコロは奇数の目を出してくれるし、おじいさんが丁に賭ければ、鬼のサイコロは偶数の目を出してくれるのです。
老人家壓單就出單、壓雙就出雙。
おかげでおじいさんは、一晩で大金持ちになりました。
這就拜這條鬼骰所賜、老人家一夜暴富。
さて、大金持ちになって幸せに暮らしたおじいさんですが、やがて寿命を迎えて死んでしまいました。
這就有了好多錢、安度晚年啦、但有一天也是盡了陽壽。
そして地獄行きか天国行きかを決める為にえんま大王に呼び出されたのですが、鬼のサイコロでインチキをした事がえんま大王にばれてしまい、おじいさんは地獄へ送られる事になったのです。
這就下到地獄、到了閻王的眼皮底下要開始判了、閻王一眼看穿別個用鬼骰搞過鬼事、這就幫老人家往地獄交待了。
地獄へ落とされてがっかりするおじいさんの前に、あの時の鬼が現れて言いました。
老人家下了地獄這人一哈就不好了、那個時候的鬼就出現了、講。
「じいさん、すまんかったな。
本当なら天国行きなのに、わしがサイコロに化けた事がえんまさまにばれてしまって。
歹勢歹勢、你是條好人啦、本來是進天國的一條人、就因為骰子這事幫地獄下了。
でも、安心しろ。
但我幫你保到的、莫慌。
釜ゆでの時は火を加減して、ちょうどいい湯加減にしてやるからな。
你到時下油鍋的時候我幫你調哈子溫度、就跟洗條澡樣的。
そして針の山を歩く時は、こっそりと鉄のわらじをはかせてやるからな」
到時候過刀山、我跟你準備條鐵鞋。
鬼のおかげで、おじいさんは釜ゆでにされても、針の山を歩かされても平気でした。
又是這條鬼、老頭子是安心過了刀山火海。
そして、ちっとも苦しまないおじいさんに気がついたえんま大王は、
但看到老人家都不怎麼叫啦、這閻王就發現有點問題了。
「うむ。釜ゆでにされても針の山を歩いても平気とは、何とも不思議な人間がいるものだ。
巧卵了、這過刀山下油鍋一條老杆子穩穩當當的、稀奇啊。
しかし、地獄を苦しまない者が地獄にいては、他の罪人に示しがつかぬ。
要是別個看到老杆子下了地獄還這麼輕鬆、哪個不是都不怕下地獄的啊。
誰か、あのじいさんを極楽へ連れて行け」
閻王就喊快幫人拖走、送到天堂去了。
と、鬼に命じて、おじいさんを天国へ追い出したそうです。
鬼這就接到命令、幫老頭子從地獄踵到天國去了。
おしまい
结束
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