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2月20日の日本民話
(2月20日的日本民間故事)
千亀女(せんかめじょ) (健全普通話版)
千龜女
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むかしむかし、向川原(むこうがわら)というところに、千亀女(せんかめじょ)という名の美人がいました。
在很久很久以前、向川原的這個地方就有著一位叫做千龜女的十分漂亮的美人兒。
町を歩くと、千亀女の方を振り返らない者はいないくらいの美人です。
只要千龜女一走在大街上、街上的眾人們是沒有一個不轉頭向回望的。
母は千亀女が何よりの自慢で、日に一度は用もないのに千亀女を連れて町をひと回りするのです。
對於生出了這樣的一個漂亮女兒的千龜媽媽很是得意、每日就是屁事沒有也會拉著千龜的小手走到街上隨意逛個幾圈溜達。
「千亀女は、志布志(しぶし)一の美人じゃ」
千龜女可真是我們志布志的第一美人兒呀。
と、もてはやされる日が何年も続きました。
就這樣母女両是沐浴在了眾人的讚譽聲中很多年。
さて、ある年の事、宝満寺(ほうまんじ)という寺に観音さまが迎え入れられました。
可就是從有一年開始、寶滿寺裡今日是住進一尊觀音了。
何でも東大寺の仁王像を造った事で有名な運慶(うんけい)の作という事で、とても美しい観音さまです。
而打造出這尊觀音像的人也正是打造了東大寺仁王像的赫赫有名的運慶、這尊觀音可謂是美的一個不得了。
志布志の町は、その観音さまの評判で持ちきりになりました。
很快、全志布志話題便又是從千龜轉移到了漂亮的觀音。
「観音さまとはいえ、これは放ってはおけぬわ」
即便是觀音菩薩大人、也不能放著人家搶走了我們的風頭不管。
対抗心を燃やした母は千亀女に念入りに化粧をさせて、観音さまを拝みに行きました。
母女兩人燃起了激烈的對抗心、由千龜的媽媽在鏡前給自己的女兒精心完成了梳妝、又是小手一牽帶著她去參拜觀音去了。
その帰り道、二人は山門の所で一休みするふりをしながら、人々の噂に耳を傾けるのです。
在佛堂頂禮完畢了之後、兩人走在回去的路上、出了山門才跨上了向下的石階便是故意的做出一副很勞累的樣子假裝休息、此刻是豎起了耳朵好好聽著過路的人們說起些甚麼。
「今日の千亀女は、特別に美しかったのう」
今天的千龜女可是又格外的美上一層樓了。
(ふん。当たり前じゃ)
(哼、這當然是不用你多說的)
「じゃが、観音さまのあの美しさには、ちょっとかなわんじゃろう」
但是呀、我感覺還是觀音大人比起千龜要更美上一點兒呢。
(なんですって!)
(這傢伙在給我說甚麼呀!)
「そうじゃのう。やっぱり観音さまが上で、その次が千亀女ということになるのう」
我也是有這種感覺呢、果然還是觀音大人最漂亮、排在第二的才是千龜女。
(きぃーーっ! くやしいーーー!)
(甚麼ーー!這可真是氣死人了!)
これを聞いた母は、地団駄を踏んでくやしがりました。
聽見了這話的千龜母親可是給自己氣的直跺腳。
千亀女は、声をあげて泣き出します。
此刻的千龜實則也是一同的哭泣發出了聲。
「これは、どうにかせねば」
這件事我們絕對要想出一個辦法給它解決了。
二人は相談を始めて、夜明け近くになって良い考えが浮かんだのか、二人はこっそり家を抜け出しました。
母女兩回家後開始了促膝長談、一直到了將近黎明這才終於想到了一個好主意、母女兩人鬼鬼祟祟的偷摸出了家。
そして二人は宝満寺(ほうまんじ)に忍び込むと、観音さまを裏庭に引きずり出しました。
然後不被人所發現的又是偷偷的潛入了這寶滿寺內中、盜出了觀音像後的母女兩人隨後便是來到了大廟後院。
そして松の青葉を積み上げる、火をつけて観音さまの顔をいぶし始めたのです。
在這裡兩人是堆起了松青葉的火堆、然後又試著用火去燒壞觀音相的面目。
黒い煙がもくもくと立ち上り、やがて観音さまの顔は真っ黒になってしまいました。
隨著蔓延起的滾滾黑煙、不多時觀音像已是被這母女兩人毀到面目全非了、直接就給人燻成了一個黑鍋底。
「よしよし、うまくいったよ」
好呀好呀、一切順利。
二人は顔を見合わせてにっこり笑うと、何事もなかったかの様に家へ帰り、安心してぐっすりと眠りました。
兩人打了個對眼相視的發出會心一笑、後就這樣裝作個沒事兒人一樣的回到了家中、安心的睡了一個好覺。
やがて昼近くになってやっと目を覚ました母は、側で寝ている千亀女を見て、
時間這可都快來到了大中午、母親才揉了揉稀鬆的睡眼緩緩醒來、然後又是一眼看向了在側臥的千龜女。
「ぎゃぁぁーーーーっ!」
呀啊ーーーー!
と、叫び声をあげました。
母親尖叫的發出了聲。
その悲鳴に、千亀女も目を覚ましました。
就是這一聲慘嚎也把千龜女給叫醒了起來。
「あわわわ、あわわわ」
啊哇哇、啊哇哇。
母が自分の顔を指差して口をパクパクさせているので、何事かと鏡をのぞいたとたん、
看見了母親一直瘋狂的用手指指向了自己的臉、嘴巴裡面卻又是跟受到了驚嚇一般說不出一點兒話、於是乎千龜女自己找來了鏡子瞧瞧。
「きゃぁぁーーーーっ!」
呀啊ーーーー!
と、千亀女も声をあげました。
但這回這不就是千龜女自己發出悲鳴了嗎。
なんと美しい千亀女の顔に、黒いあばたがいっぱい出来ているのです。
要說為甚麼、那可就是千龜女的臉上此刻是已經生滿了黑色的膿瘡。
そればかりではなく、左足がズキズキすると思ったら、左足が胴体と同じくらいに膨れあがっているのです。
甚至還不僅僅只是如此、此刻的千龜又有點覺得自己的左腿很是脹痛、這便將大腿拉出來一看、這裡竟然也發生了變故腫脹了起來、變得是跟自己的腰身一樣的粗了。
きっと、観音さまのばちが当たったのでしょう。
這一定就是觀音菩薩大人給與母女兩人的懲罰吧。
それから後、千亀女は脚の醜さだけでも隠そうと、地面にひきずるような長い着物を着る様になったという事です。
這在之後的千龜女雖說是已經毀掉了容顏、但至少為了避免再被大家還看到自己腳上的笑話、自這時起一條長到能夠拖地的遮羞長裙也就跟千龜女片刻不離身了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
千亀女(せんかめじょ)
千龜女
むかしむかし、向川原(むこうがわら)というところに、千亀女(せんかめじょ)という名の美人がいました。
到好久以前、向川原、有條喊千龜的長得好乖的女的。
町を歩くと、千亀女の方を振り返らない者はいないくらいの美人です。
一上街、只要是男的都對到她望。
母は千亀女が何よりの自慢で、日に一度は用もないのに千亀女を連れて町をひと回りするのです。
她媽就覺得自己生了個乖女兒好厲害、一天㫘卵事也上街、就遷到千龜的小手到街上走來走去跟其他人顯擺。
「千亀女は、志布志(しぶし)一の美人じゃ」
志布志公認的第一、千龜、這事也傳開了。
と、もてはやされる日が何年も続きました。
就浪了個這麼幾年。
さて、ある年の事、宝満寺(ほうまんじ)という寺に観音さまが迎え入れられました。
有天、宝満寺住進一尊觀音了。
何でも東大寺の仁王像を造った事で有名な運慶(うんけい)の作という事で、とても美しい観音さまです。
刻像的是條喊運慶的名人、幫這觀音是雕得好好看。
志布志の町は、その観音さまの評判で持ちきりになりました。
志布志人這一下就又扯這條觀音如何如何了。
「観音さまとはいえ、これは放ってはおけぬわ」
這就讓千龜母女心裡不樂意了。
対抗心を燃やした母は千亀女に念入りに化粧をさせて、観音さまを拝みに行きました。
媽就幫自己女畫得好乖好乖、帶她拜觀音去了。
その帰り道、二人は山門の所で一休みするふりをしながら、人々の噂に耳を傾けるのです。
準備回去的時候、故意作了個累了坐到石階上面歇息的樣子、耳朵豎起來好生聽邊上的人講些甚麼、
「今日の千亀女は、特別に美しかったのう」
今天的千龜好乖哦。
(ふん。当たり前じゃ)
那是當然
這就到心裡面偷偷笑。
「じゃが、観音さまのあの美しさには、ちょっとかなわんじゃろう」
但是還是差了菩薩一些些。
(なんですって!)
啊啊!
「そうじゃのう。やっぱり観音さまが上で、その次が千亀女ということになるのう」
那好嘛、菩薩第一、千龜第二。
(きぃーーっ! くやしいーーー!)
這就心裡好慪。
これを聞いた母は、地団駄を踏んでくやしがりました。
對到地板發脾氣、用踋盡到踩。
千亀女は、声をあげて泣き出します。
千龜也哭出了聲。
「これは、どうにかせねば」
這要想個法子。
二人は相談を始めて、夜明け近くになって良い考えが浮かんだのか、二人はこっそり家を抜け出しました。
母女二人就商量啦、快天亮、有法子了、偷偷往外面一跑。
そして二人は宝満寺(ほうまんじ)に忍び込むと、観音さまを裏庭に引きずり出しました。
進到宝満寺、鬼頭日腦的摸到觀音像邊上、幫他拖走起來、到後院。
そして松の青葉を積み上げる、火をつけて観音さまの顔をいぶし始めたのです。
這就撿地上的樹葉當柴火、堆到菩薩臉上、用火開始炦。
黒い煙がもくもくと立ち上り、やがて観音さまの顔は真っ黒になってしまいました。
黑煙一濃、菩薩臉這過一下就被燻到烏漆麻黑的。
「よしよし、うまくいったよ」
好傢伙、好傢伙、這下就我們最乖了。
二人は顔を見合わせてにっこり笑うと、何事もなかったかの様に家へ帰り、安心してぐっすりと眠りました。
二人臉對臉會心一笑、甚麼事都㫘發生樣的回去了、這一夜睡得好舒服。
やがて昼近くになってやっと目を覚ました母は、側で寝ている千亀女を見て、
一覺到中午、先醒的媽一開眼看到就睡邊上的千龜。
「ぎゃぁぁーーーーっ!」
尖叫。
と、叫び声をあげました。
人一下過駭儍了、
その悲鳴に、千亀女も目を覚ましました。
千龜也被媽的聲音驚醒。
「あわわわ、あわわわ」
啊啊啊啊
母が自分の顔を指差して口をパクパクさせているので、何事かと鏡をのぞいたとたん、
媽就用手一直啊啊啊的指到千龜臉、嘴巴裡面又駭得講不出話、也不曉得到底是甚麼事、這就幫鏡子一照。
「きゃぁぁーーーーっ!」
啊啊啊
と、千亀女も声をあげました。
這一下䛥的人過變成千龜了。
なんと美しい千亀女の顔に、黒いあばたがいっぱい出来ているのです。
那麼乖的一張小臉、就一條晚上過去、上面黑色的瘡是過長滿了。
そればかりではなく、左足がズキズキすると思ったら、左足が胴体と同じくらいに膨れあがっているのです。
又感覺左踋有點脹痛的千龜、一看、稀爛、細踋過現在變得和肚子一樣粗了。
きっと、観音さまのばちが当たったのでしょう。
兩母女歹毒毀了觀音、但更乖更歹毒、㫘想到吧。
それから後、千亀女は脚の醜さだけでも隠そうと、地面にひきずるような長い着物を着る様になったという事です。
後面千龜只能穿起條好長的裙子、都拖到地上了、來掩飾她那條腫脹的大腳。
おしまい
结束
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