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7月28日の日本民話
(7月28日的日本民間故事)
三吉さま

三吉さま (健全普通話版)
大神三吉

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
音声 ヤマネコギン

むかしむかし、あるところに、子どもがいないおじいさんとおばあさんがいました。
在很久很久以前、就有著這麼的一個地方、住著了一對年老並膝下無子的老爺爺與老奶奶。

「明神さま、お願いします。わしらはもう年ですが、どうか、子どもを授けてください」
明神呀明神、求求你了呀、雖說我們現今都已經是這麼大歲數的人了、可到底就還是要想擁有一個屬於自家的孩子呀、拜託、給我們一個吧。

二人が明神さまにお願いしていると、
也就是兩老對著明王的這樣一個請求呀。

「おぎゃー」
哇啊啊。

と、 どこからか赤ん坊の泣き声がしたのです。
這可不、一聲嬰兒的啼叫就不知道是從哪個方位給傳過來了。

「おや?」
唉喲?

二人が声の主を探してみると、なんと元気のいい男の赤ん坊が、道ばたに捨てられていたのです。
兩位老人當下就是循著了這個聲音的方位開始了四處找呀找、終於呀、這就到半路上給發現了、一個白白胖胖的小男孩好好的咋就是給人扔在了路邊呢。

「これはきっと、明神さまが願いをかなえてくれたに違いない」
這絕對就是明神給我們賜予的小孩子沒有錯了、是明神大人實現了我們的心願呀。

そう考えた二人は、赤ん坊に三吉(さんきち)と名づけて大事に育てました。
兩位老人就都是如此的篤定了、而小孩子呢則也是給兩老起了一個叫做三吉的名、給他是吃好喝好的養胖了起來。

三吉はとても頭のいい子どもで、ちょっと教えただけで、読み書きもそろばんも出来るようになりました。
而現在就說說三吉這孩子吧、人家的腦袋瓜子那可是頂呱呱、甚麼東西你只要肯教那都是一次就會、就識字算盤這些呀、分分鐘就全給你銘記於心了。

おまけに大変な力持ちで、たった一人で田んぼの稲を刈り取って、家ほどもある大きな束にすると、
而且不光如此、人家那還是力大無窮呢、先不說幹農活割麥子時就光他一個人、可著重就是三吉會把這些個割下來的麥子全部給捆成一捆、這時候的一團麥子可都得有一個屋子那麼大的呢、可三吉他呀。

「えいっ!」
使勁!

と、背中にかついで持って帰るのです。
就這樣的一聲吼呀、麥子是直接上背就給抬起來回家了。

おまけに心優しく子ども好きなので、三吉が年頃になると、三吉のお嫁さんになりたいという女の子が村にはたくさんいました。
所以說就是這樣的三吉呀、況且人家這心地還是十分的溫柔善良呢、拜其所賜、三吉達到了青年時期、光就是想要嫁給了三吉的女孩子那可是在村裡給排成了一列長龍呀。

でも、三吉は、
但人家三吉。

「おら、誰とも結婚なんかしねえぞ」
無論是誰、我都是不會與其結婚的。

と、言うのです。
這不就把這話給說了嗎。

やがて三吉が十八才になると、三吉はおじいさんとおばあさんにこう言いました。
日子又是過去了一陣、這天的三吉是迎來了自己的十八歲生日、也就是這一天呀、三吉是對著老爺爺與老奶奶有話要說了。

「じいさま、ばあさま、今日まで育ててくれてありがとう。本当に感謝している。だけど、おらは明神さまとの約束で、十八になったら神さまにならねえといけねえんだ。だから、今日でみんなともお別れだ」
爺爺奶奶、十分感謝你們這段時間養育我的恩情、在心裡我會一直銘記著這份付出的、今日唐突的這樣說、也是因為我自己實是與明神有約、那就是在十八歲這年不得不趕赴仙班、完成這上天交託給自己的職務了、所以說、今天其實也就是我與爺爺奶奶最後一次見面的離別之日。

おじいさんもおばあさんもびっくりしましたが、けれど三吉は明神さまから頂いた子どもです。
這話一說了出來後、那叫爺爺奶奶是給嚇了個一大跳呀、可三吉畢竟是明神賜予給自己的孩子、並非尋常。

しかも、これから神さまになるというのですから、引き止めるわけにはいきません。
況且人家接下來還有這上天的交付必須要完成安排、這可叫爺爺奶奶是如何的能將人留下呀。

そこで二人は涙をこらえながらも、三吉が旅立つのを見送ることにしました。
咋說呢、最後兩老也就只能是忍痛含住淚水、目送著三吉的離開。

さて、それから数ヶ月後、村に大雨が降って、村人たちが大切にしている橋が壊れてしまいました。
而也就是這事發生不久後的短短數月、今天的村子裡是突發了天災、接連的降雨是把連接村子的一所重要橋樑都給沖垮毀壞了去。

「どうしよう。これでは仕事に行けねえぞ」
天啦、這下我是連幹活的地方都給去不成了呀。

「だども、直そうにも簡単には・・・」
你可還別說、到時要修好這玩意兒那就又是件吃力又不討好的苦差事呢…………。

みんなが困っていると、ふらりと三吉が現れて、
村民的大夥們現在也都是在那一籌莫展之際、突然、三吉他來了。

「よし。おらが橋をかけてやるだ」
沒事、不要慌、我這就是專門給大家修橋來了。

と、持ち前の力で、あっという間に橋を直してくれたのです。
就這樣、僅憑著三吉自己的一身神力、修好這橋的速度就跟開玩笑似的、就那麼個分分鐘。

それからも三吉は時々姿を現すと、村の子どもたちと遊んでやったりしたそうです。
除去這件江湖救急不談、並非就是只有危機關頭、此後的三吉有空閒下來後也會經常的時不時出現在村內、經常就是能夠目睹他與小孩子們在那玩耍呢。

でも、三吉は神さまになったためか、村を出てから何年もたっていないのに、ひげが真っ白のおじいさんになっていたということです。
可也許就是三吉成為了這神仙的緣故吧、就打正式從三吉出了村後開始算起吧、這才短短的幾年時間呀、原來那麼的一個年輕小夥子老化咋就那麼快呢、等村民也都開始注意過來時、三吉早就是從當年那樣健壯的年輕小夥變成了一位垂暮之年的白鬍子老公公啦。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

三吉さま
天人

むかしむかし、あるところに、子どもがいないおじいさんとおばあさんがいました。
到好久以前、這就一對公婆老來無子。

「明神さま、お願いします。わしらはもう年ですが、どうか、子どもを授けてください」
每天是求神拜菩薩、講要賜他們個小兒。

二人が明神さまにお願いしていると、
「おぎゃー」
菩薩講要有兒、那就有了兒。

と、 どこからか赤ん坊の泣き声がしたのです。
「おや?」
這就老兩口耳邊傳出一陣嬰啼了。

二人が声の主を探してみると、なんと元気のいい男の赤ん坊が、道ばたに捨てられていたのです。
兩老傢伙隨到聲音邏、路邊一條棄嬰甩到的、手腳都有、也㫘看身上有甚麼殘疾。

「これはきっと、明神さまが願いをかなえてくれたに違いない」
兩老就想這肯定就是菩薩顯靈了。

そう考えた二人は、赤ん坊に三吉(さんきち)と名づけて大事に育てました。
兩人商量一陣、這小兒名字就喊三吉了。

三吉はとても頭のいい子どもで、ちょっと教えただけで、読み書きもそろばんも出来るようになりました。
菩薩的小兒腦鬠也還聰明、教甚麼會甚麼、樣樣都玩得來。

おまけに大変な力持ちで、たった一人で田んぼの稲を刈り取って、家ほどもある大きな束にすると、
「えいっ!」
而且這還天生神力、養了這條兒下地、不止比條牛強、簡直猛如拖拉機。

と、背中にかついで持って帰るのです。
這就一捆捆稻穀收完往屋裡扛。

おまけに心優しく子ども好きなので、三吉が年頃になると、三吉のお嫁さんになりたいという女の子が村にはたくさんいました。
而且這人也不是講有本事了就雄、心也弱、別個女的可能就是看中他這點、就經常走他屋來。

でも、三吉は、
「おら、誰とも結婚なんかしねえぞ」
と、言うのです。
這一下就扯到結婚上面去了。
但是三吉講自己一個不娶。


やがて三吉が十八才になると、三吉はおじいさんとおばあさんにこう言いました。
待到自己十八、邏了個時間也就跟兩老交待了。

「じいさま、ばあさま、今日まで育ててくれてありがとう。本当に感謝している。だけど、おらは明神さまとの約束で、十八になったら神さまにならねえといけねえんだ。だから、今日でみんなともお別れだ」
自己生而為人、卻早就位列仙班、當初來這條塵世、蒙受你們關懷、但現在卻已經不能不上天了。

おじいさんもおばあさんもびっくりしましたが、けれど三吉は明神さまから頂いた子どもです。
兩條老傢伙一聽這是兒要走啊、不過這神仙也是自己無力可留。

しかも、これから神さまになるというのですから、引き止めるわけにはいきません。
龍困淺灘、虎落平陽、別個有意要走、執意要留無非就是造就一身窩囊、毀人前程、全了自己養兒防老的生意罷了。

そこで二人は涙をこらえながらも、三吉が旅立つのを見送ることにしました。
深知為人即是為己、大私即是無私、這虧本生意兩老作不來、不願搬起嵒頭礃(擲)自己踋、含淚送了兒離開。

さて、それから数ヶ月後、村に大雨が降って、村人たちが大切にしている橋が壊れてしまいました。
「どうしよう。これでは仕事に行けねえぞ」
這就過了數月、大雨壞了村中橋、無路可去了。

「だども、直そうにも簡単には・・・」
這就想要幫這橋修好起來啦、畢竟路封了。

みんなが困っていると、ふらりと三吉が現れて、
「よし。おらが橋をかけてやるだ」
這時、三吉來了。

と、持ち前の力で、あっという間に橋を直してくれたのです。
瞬間神通展現、這橋就好了。

それからも三吉は時々姿を現すと、村の子どもたちと遊んでやったりしたそうです。
這後面也不是講人就從此消失、還是經常有過來邏村裡面的小兒來玩。

でも、三吉は神さまになったためか、村を出てから何年もたっていないのに、ひげが真っ白のおじいさんになっていたということです。
但不曉得是不是天人五衰、單就過了區區幾年、三吉白了一頭、過徹底變成條老杆子了。むかしむかし、あるところに、子どもがいないおじいさんとおばあさんがいました。
到好久以前、這就一對公婆老來無子。

「明神さま、お願いします。わしらはもう年ですが、どうか、子どもを授けてください」
每天是求神拜菩薩、講要賜他們個小兒。

二人が明神さまにお願いしていると、
「おぎゃー」
菩薩講要有兒、那就有了兒。

と、 どこからか赤ん坊の泣き声がしたのです。
「おや?」
這就老兩口耳邊傳出一陣嬰啼了。

二人が声の主を探してみると、なんと元気のいい男の赤ん坊が、道ばたに捨てられていたのです。
兩老傢伙隨到聲音邏、路邊一條棄嬰甩到的、手腳都有、也㫘看身上有甚麼殘疾。

「これはきっと、明神さまが願いをかなえてくれたに違いない」
兩老就想這肯定就是菩薩顯靈了。

そう考えた二人は、赤ん坊に三吉(さんきち)と名づけて大事に育てました。
兩人商量一陣、這小兒名字就喊三吉了。

三吉はとても頭のいい子どもで、ちょっと教えただけで、読み書きもそろばんも出来るようになりました。
菩薩的小兒腦鬠也還聰明、教甚麼會甚麼、樣樣都玩得來。

おまけに大変な力持ちで、たった一人で田んぼの稲を刈り取って、家ほどもある大きな束にすると、
「えいっ!」
而且這還天生神力、養了這條兒下地、不止比條牛強、簡直猛如拖拉機。

と、背中にかついで持って帰るのです。
這就一捆捆稻穀收完往屋裡扛。

おまけに心優しく子ども好きなので、三吉が年頃になると、三吉のお嫁さんになりたいという女の子が村にはたくさんいました。
而且這人也不是講有本事了就雄、心也弱、別個女的可能就是看中他這點、就經常走他屋來。

でも、三吉は、
「おら、誰とも結婚なんかしねえぞ」
と、言うのです。
這一下就扯到結婚上面去了。
但是三吉講自己一個不娶。


やがて三吉が十八才になると、三吉はおじいさんとおばあさんにこう言いました。
待到自己十八、邏了個時間也就跟兩老交待了。

「じいさま、ばあさま、今日まで育ててくれてありがとう。本当に感謝している。だけど、おらは明神さまとの約束で、十八になったら神さまにならねえといけねえんだ。だから、今日でみんなともお別れだ」
自己生而為人、卻早就位列仙班、當初來這條塵世、蒙受你們關懷、但現在卻已經不能不上天了。

おじいさんもおばあさんもびっくりしましたが、けれど三吉は明神さまから頂いた子どもです。
兩條老傢伙一聽這是兒要走啊、不過這神仙也是自己無力可留。

しかも、これから神さまになるというのですから、引き止めるわけにはいきません。
龍困淺灘、虎落平陽、別個有意要走、執意要留無非就是造就一身窩囊、毀人前程、全了自己養兒防老的生意罷了。

そこで二人は涙をこらえながらも、三吉が旅立つのを見送ることにしました。
深知為人即是為己、大私即是無私、這虧本生意兩老作不來、不願搬起嵒頭礃(擲)自己踋、含淚送了兒離開。

さて、それから数ヶ月後、村に大雨が降って、村人たちが大切にしている橋が壊れてしまいました。
「どうしよう。これでは仕事に行けねえぞ」
這就過了數月、大雨壞了村中橋、無路可去了。

「だども、直そうにも簡単には・・・」
這就想要幫這橋修好起來啦、畢竟路封了。

みんなが困っていると、ふらりと三吉が現れて、
「よし。おらが橋をかけてやるだ」
這時、三吉來了。

と、持ち前の力で、あっという間に橋を直してくれたのです。
瞬間神通展現、這橋就好了。

それからも三吉は時々姿を現すと、村の子どもたちと遊んでやったりしたそうです。
這後面也不是講人就從此消失、還是經常有過來邏村裡面的小兒來玩。

でも、三吉は神さまになったためか、村を出てから何年もたっていないのに、ひげが真っ白のおじいさんになっていたということです。
但不曉得是不是天人五衰、單就過了區區幾年、三吉白了一頭、過徹底變成條老杆子了。

おしまい
结束

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