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9月13日の日本民話
(9月13日的日本民間故事)
うたう、おなか

うたう、おなか (健全普通話版)
肚肚唱歌

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : 悠が童話を読んでみます

むかしむかし、アイヌの村に、パナンペという男の子が住んでいました。
在很久很久以前、愛努村就有一個小男孩、人家的名字叫做大肚豬。

パナンペはとてもいい子で、お父さんやお母さんの言うことをよく聞いて家の手伝いをしました。
大肚豬是一個十分聽話的好小孩、不僅是對父母言聽計從、還會幫忙父母減輕負擔幫忙做家務呢。

ある日の事です。
故事發生在這一天。

「今日は天気がいいから、山へたきぎを取りに行こう」
今天的天氣真不錯呀、上山砍柴剛剛好呢。

パナンペはオノを持って、山へ行きました。
大肚豬斧子一提、上山了。

山はあたり一面まっ白につもった雪に、お日さまの光がキラキラとかがやいています。
此時的群山間還是覆蓋著很廣的一片白雪、可太陽公公它至少是在天空中閃閃的發著強光呢。

雪をかぶった木の枝では、小鳥がさかんに鳴いています。
在有雪覆蓋著的樹木枝頭、也能是看到有小鳥在那嘰嘰喳喳的唱著歌呢。

「ああ、なんてきれいな歌だろう。でもいったい、なんていっているんだろう?」
啊啊、真是美妙的歌聲、小鳥它真是厲害呀、但這些歌聲它到底唱的都是一些甚麼意思呢?

パナンペは、耳をすましました。
大肚豬現在就開始了仔細著聆聽起了小鳥的鳥語。

すると小鳥は、よけいに声をはりあげました。
這小鳥就好像是瞧見了大肚豬這個觀眾似的、開始表演的更加賣力了起來。

♪カニチョロチョロ ピイツンツン
螃蟹先生它橫著走、咿呀咿呀喲。

♪コガネチャラチャラ ピイツンツン
甲蟲先生它邊飛邊走、咿呀咿呀喲。

♪シロガネチンチン ピイツンツン
白蛾先生它撲向火、咿呀咿呀喲。

「カニチョロチョロって、なんのことだろう?」
螃蟹先生咿呀咿呀喲、這唱的到底都是一些甚麼意思呀?

小鳥はくりかえしくりかえし、鳴いています。
小鳥總之就是一個勁的在枝頭上給自己是開著演唱會呢、唱個不停。

パナンペは口をポカンと開けて木の上を見上げ、夢中になって聞いていました。
大肚豬呢、自然也是看得目瞪口呆、嘴巴都給你是看著大大的。

するとそのとき、小鳥が木の枝からパッと飛びたちました。
可就是突然呀、小鳥猛然是自枝頭一躍而起。

そして小鳥はなんと、パナンペの大きく開けた口の中へ飛びこんでしまったのです。
這一飛也不知道是沒飛好還是啥的、剛好就是墜機在了大肚豬的張大的那個大嘴裡面了。

パナンペはビックリして、思わず口の中の小鳥を飲み込んでしまいました。
大肚豬連忙這就是給自己嚇壞了去呀、一個激動、不小心還就把嘴巴裡面的小鳥是一口吐下了肚。

「あっ、小鳥をのみ込んじゃったぞ! お腹が痛くなりはしないかな?」
天啦、不小心把小鳥先生給吃掉了!不會到時候我的肚子要完蛋吧?

パナンペは心配になって、そっとおへそのあたりを押さえてみました。
大肚豬現在很害怕小鳥在自己的肚子中大鬧、於是乎呀、只能是壓壓自己的肚臍先試探試探裡面的情況了。

するとお腹の中から、きれいな小鳥の歌が聞こえてきたのです。
可就是這肚臍一壓、小鳥它叫了、一聲很美的歌聲傳出。

「わあ、大変だあ!」
天啦、我玩完啦!

パナンペは、家へ飛んで帰って言いました。
大肚豬立馬是連忙的給跑回了家裡。

「お父さん、お母さん、ぼくのお腹の中で小鳥が歌を歌うんだよ。ほら」
爸爸媽媽、我的肚子裡面現在進去了一隻小鳥、它還活著能唱歌呢、你們看。

おへそを押さえると、
就這樣呀、大肚豬當即就是把肚臍一壓。

♪カニチョロチョロ ピイツンツン。
螃蟹先生橫著走咿呀咿呀喲。

と、小鳥が歌い出したので、お父さんもお母さんもビックリ。
聽到真的是小鳥在兒子的肚中開始了唱歌、父母兩人也是大為震驚呀。

「こりゃ、いったいどうした事じゃ?」
天啦、快給我們說說這到底是怎麼的一回事呀?

パナンペの歌うお腹は、たちまち評判(ひょうばん)になりました。
可不久後、事情是來到了反轉、就這個大肚豬的肚子唱歌鳥歌呀、他竟然是在村子裡給名聲大躁起來了。

「ちょっと、おへそを押しておくれ」
拜託、我也我們聽聽你的肚子唱歌吧。

パナンペがおへそを押すと小鳥の歌が聞こえてきたので、みんなはとても感心しました。
接下來就是大肚豬把肚臍一壓、眾人聽到了美妙的小鳥歌聲後、紛紛是無比的滿足。

これを見ていた友だちのペナンペは、パナンペがうらやましくてたまりません。
這就一下子大肚豬在全村裡都成為了個大明星、可現在就輪到是身為大肚豬的好朋友豬肚大他不樂意了呀、人家把你嫉妒的是牙癢癢呢。

「ふん。ぼくだって、それくらい出来るさ」
好呀、你能做到那我就一樣也可以做到、看我也來表演一個吧。

と、ばかり、パナンペのまねをして、おへそをギュッと力いっぱい押しました。
就這樣呀、為了在眾人面前也出一個風頭、豬肚大是有模有樣的學起了大肚豬做出了一樣的動作把肚臍眼也一壓。

すると、お尻から、
結果呢、這就從屁股裡呀。

「ブーーーーッ!」
砰ーーーーッ!

と、大きなおならが出てきたのです。
震出了一個大屁呢。

「ペナンペのは、ずいぶんとへんな小鳥の歌だね。ハハハハハハハッ」
豬肚大、你的這個小鳥它唱的歌是有夠奇怪、哈哈哈哈哈哈。

みんなが大笑いするので、ペナンペは恥ずかしくくなってこそこそと逃げ出しました。
現在是威風沒耍成還出了個大洋相、豬肚大他呀、是羞紅了臉面紅耳赤的逃離了眾人的面前。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

うたう、おなか
肚子唱歌

むかしむかし、アイヌの村に、パナンペという男の子が住んでいました。
到好久以前、相沼村、住有野人。

パナンペはとてもいい子で、お父さんやお母さんの言うことをよく聞いて家の手伝いをしました。
這就小野人還有爹媽、一家三口。

ある日の事です。
有天。

「今日は天気がいいから、山へたきぎを取りに行こう」
パナンペはオノを持って、山へ行きました。
今天天氣好、小野人準備去山上砍柴、這就提到斧頭去了。

山はあたり一面まっ白につもった雪に、お日さまの光がキラキラとかがやいています。
山上剛下完雪是一片雪景、陽光就映到雪上面閃閃的。

雪をかぶった木の枝では、小鳥がさかんに鳴いています。
小鳥兒就停到還有積雪的枝頭到那裡唱歌。

「ああ、なんてきれいな歌だろう。でもいったい、なんていっているんだろう?」
小野人感覺這鳥叫好聽、聽鳥兒到叫甚至還想悟出鳥語、想曉得別個是到唱甚麼。

パナンペは、耳をすましました。
小野人這就幫耳朵豎起來好生聽。

すると小鳥は、よけいに声をはりあげました。
♪カニチョロチョロ ピイツンツン
♪コガネチャラチャラ ピイツンツン
♪シロガネチンチン ピイツンツン
小鳥兒就好像是看到野人的樣子、唱的更假勁了、到那裡嘰嘰喳喳亂叫。

「カニチョロチョロって、なんのことだろう?」
但是小野人具體也不曉得這嘰嘰喳喳到底是甚麼意思。

小鳥はくりかえしくりかえし、鳴いています。
重複過來一遍又一遍。

パナンペは口をポカンと開けて木の上を見上げ、夢中になって聞いていました。
小野人看到癡迷、甚麼都不搞就光張起條大嘴巴對到樹上看。

するとそのとき、小鳥が木の枝からパッと飛びたちました。
突然、樹枝上面停歇的鳥對到小野人一衝。

そして小鳥はなんと、パナンペの大きく開けた口の中へ飛びこんでしまったのです。
飛到小野人張開的大嘴裡面去了。

パナンペはビックリして、思わず口の中の小鳥を飲み込んでしまいました。
就這麼到、小野人過甚麼都不曉得、幫這小鳥兒過一口吞落肚了。

「あっ、小鳥をのみ込んじゃったぞ! お腹が痛くなりはしないかな?」
パナンペは心配になって、そっとおへそのあたりを押さえてみました。
小野人怕這鳥飛到自己肚子裡面到處鑽、幫自己肚子搞不舒服起來、按到自己的肚子這裡擠一下那裡擠一下。

するとお腹の中から、きれいな小鳥の歌が聞こえてきたのです。
「わあ、大変だあ!」
擠到擠到就聽到小鳥兒的叫聲了、這夾卵啦、小野人一下是好怕。

パナンペは、家へ飛んで帰って言いました。
馬上往屋裡一跑。

「お父さん、お母さん、ぼくのお腹の中で小鳥が歌を歌うんだよ。ほら」
おへそを押さえると、
跟自己娘老頭講自己吃了小鳥兒、現在鳥到自己肚子裡面唱歌。

♪カニチョロチョロ ピイツンツン。
と、小鳥が歌い出したので、お父さんもお母さんもビックリ。
當場擠了幾下肚子當示範、聽到肚子唱歌了、娘老頭也是一驚。

「こりゃ、いったいどうした事じゃ?」
馬上開始問東問西了。

パナンペの歌うお腹は、たちまち評判(ひょうばん)になりました。
後面這事是全村都曉得了。

「ちょっと、おへそを押しておくれ」
パナンペがおへそを押すと小鳥の歌が聞こえてきたので、みんなはとても感心しました。
小野人就到人前表演按肚子唱歌、幫人是逗的一笑一笑的。

これを見ていた友だちのペナンペは、パナンペがうらやましくてたまりません。
這就村裡面的另一個野人小兒、他自己是也想要這條能力想要的不得了。

「ふん。ぼくだって、それくらい出来るさ」
看別個按肚子就自己也按。

と、ばかり、パナンペのまねをして、おへそをギュッと力いっぱい押しました。
那曉得這一下下去、直接砰出一個屁。

すると、お尻から、
「ブーーーーッ!」
と、大きなおならが出てきたのです。
「ペナンペのは、ずいぶんとへんな小鳥の歌だね。ハハハハハハハッ」
別個就一起大笑、講這鳥唱的歌怎麼這麼怪。

みんなが大笑いするので、ペナンペは恥ずかしくくなってこそこそと逃げ出しました。
這個小野人一羞、馬上是兩踋人跑不見了去。

おしまい
结束

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