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福娘童話集 > 日本民間故事 > 十二月

12月5日の日本民話
(12月5日的日本民間故事)
ガンの恩返し

ガンの恩返し (健全普通話版)
大雁報恩


日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、青森県の津軽半島にある十三湖(じゅうさんこ)という大きな湖の側に、一人のおじいさんが住んでいました。
在很久很久以前、於青森縣津輕半島所處的十三湖這樣的一個大湖泊邊上、一位老爺爺就住在了這裡。

ある冬の吹雪の夜、おじいさんの家の戸をトントンと叩く者がいたので、おじいさんが戸を開けてみると、そこには一人の娘が雪まみれで立っていたのです。
在一個大雪紛飛的夜晚、老爺的門外是傳來了一陣陣咚咚的敲門聲、隨著老爺爺是將門打開後、看見了那是一個滿頭覆雪的姑娘站在那裡呢。

「おや? この寒い中をどうした? まあ、とにかく中に入れや」
誒呀呀?你可給在外面凍壞了吧?發生了甚麼總之先進屋再說吧。

おじいさんは娘を家の中に入れると、囲炉裏の火を大きくして娘を温めてやりました。
就這樣呢、老爺爺是把姑娘給領進了門、後又是把圍爐裡瘋狂加柴火、是把火弄的旺旺的。

おじいさんが娘を見ると、娘は足から血を流しています。
此時的老爺爺又是看了看的注視了姑娘一番、發現了人家的腳上是受著傷還再那流血呢。

「お前さん、足を痛めているのか」
你現在是腳上是不是很痛呀。

「はい。うっかり、動物を捕まえる罠を踏んでしまいました」
恩、沒有錯、是我不小心沒注意在外頭踩到了獵人放下的獸夾。

「そうか、それは不運な事だ。とにかく足が治るまで、ここに泊まっていなされ」
這樣呀、那你還真是倒了大霉呢、總之你就先在我家住上一陣子吧、一直等你踋好。

「はい。ありがとうございます」
嗯嗯、真是十分的謝謝你了。

「ほれ、めしが出来たぞ。腹いっぱい食べろや」
吃吧、飯也已經溫好啦、你把肚子先填飽了先。

おじいさんが魚汁を娘に差し出すと、娘はとてもおいしそうに食べました。
老爺爺呢、這是給姑娘她裝上了一碗魚湯、姑娘呢也是很開心的把它吃完了。

やがて体が温まった娘は、囲炉裏のそばで眠ってしまいました。
就這一下呀、身體也是暖和下來的姑娘、是在溫暖的火爐旁一下子就睡過去了。

そして娘にふとんをかぶせてやろうと思ったおじいさんが、ふと娘を見ると、そこにいたのは娘ではなく、鳥のガンだったのです。
老爺爺呢、看人家睡熟、心想這就去給人家找來一床輩子蓋著吧、哪知道呀、再就這一眼望去、在那的已不是姑娘、而是給變成了一隻大雁啦。

「そうか。足を怪我して仲間たちとはぐれてしまい、困った末に娘に化けてやってきたのか」
原來如此、是它的踋受傷後就和同伴分離、然後實在是走投無路才變成了一位姑娘來我這求救呀。

おじいさんはニッコリ微笑むと、怪我をした足に薬をつけてやりました。
此時的老爺爺又是突然笑了笑、然後是給這隻大雁又把腳上的傷口給上了藥。

それから吹雪は何日も続き、ようやく青空が見えたある日、娘はおじいさんに深々と頭を下げて言いました。
此後的幾天裡風雪是一直呼嘯、而等終於來到了風和日麗的那一天、姑娘則是對著老爺爺深深的把頭顱給低了下去。

「おじいさん、長々とお世話になりました。おかげで足もすっかりよくなりました。もう旅をしても大丈夫ですから、そろそろおいとましようと思います」
老爺爺、老爺爺、謝謝你這麼一段時間的關心和愛護、拜其所賜我腳上的傷也是完全康復、接下來的我也是可以繼續趕路的呢、差不多也是時候只能是和老爺爺說再見了呀。

「そうか、行くのか」
這樣子嗎、你已經決定要走了呀。

おじいさんがさみしそうな顔をすると、娘は悲しそうな顔で言いました。
老爺爺此刻的表情是一臉的落寞、而姑娘呢、也許是試圖想安慰吧、也是一副悲切的表情說道了。

「今まで秘密にしていましたが、実は私、鳥のガンです」
至今以來其實我一直有一件事沒給你吐實、那就是、其實我就是一隻大雁呢。

「ああ、知っとったよ」
大雁嗎、其實我是知道的呢。

「そうでしたか・・・。このご恩は忘れません」
誒誒、知道嗎……………好吧、這個恩情我是絕對不會忘記的呢。

娘はこういうとガンの姿になって、大空へと舞い上がりました。
就這樣呀、姑娘她是變身成為了大雁之姿、朝著天空飛舞而去了。

そして、おじいさんの家の上を名残惜しそうに三回回って、北の方へと飛んでいきました。
然後呀、就見大雁是十分不捨的再老爺爺的屋子上空環繞了三個來回、最後就是飛向了北方。

それから春が過ぎて、夏が来て、秋になった頃。
後來呀、春天結束、夏天來臨、等又是到了晚秋。

十三湖に、またガンが飛んで来るようになりました。
就十三湖這個地方、它就又是有大雁飛來啦。

おじいさんは、そのガンを見る度に、あの娘の事を思い出します。
老爺爺呢、一看到這些個大雁、不難免的就是會回想起之前的那位姑娘呢。

そんなある日、一羽のガンが、列から離れておじいさんの方へと飛んできました。
而也真的就是有一天、天空的一隻大雁它是脫離的隊列、並朝向著老爺爺的方向飛來。

そして口にくわえた包みを、おじいさんの目の前に落として言ったのです。
然後呀、就又是把嘴巴裡面叼著的一個包裹留在了老爺爺身前。

おじいさんがその包みを拾って開けてみると、中には砂金と小さな手紙が入っていました。
老爺爺呢也是立馬的撿起了包裹打開之後就是發現了一些砂金以及一份書信呢。

おじいさんが手紙を開けてみると、こう書いてありました。
打開了紙張、上面是如此寫到。

《おじいさん。以前はありがとうございました。お身体を大切にしてください》
老爺爺呀、感謝你曾經對我的幫助、你也要好好保重自己的身體呀

それを読んだおじいさんは目に涙をうかべると、
讀完之後呀、老爺爺是兩眼充滿了淚水。

「お前も、元気でな」
你也是要一直健健康康呀。

と、言って、飛び去っていくガンをいつまでも見送ったのでした。
就這樣呀、老爺爺是目送了飛走的大雁、一直一直到了雁群們是完全消失在了天空。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

ガンの恩返し
雁報恩

むかしむかし、青森県の津軽半島にある十三湖(じゅうさんこ)という大きな湖の側に、一人のおじいさんが住んでいました。
到好久以前、青森県津軽半島十三湖、一條老杆子就幫屋子起到這湖邊的。

ある冬の吹雪の夜、おじいさんの家の戸をトントンと叩く者がいたので、おじいさんが戸を開けてみると、そこには一人の娘が雪まみれで立っていたのです。
過冬了、這就天上飄雪、大夜、外面風假勁刮的時候、敲門的聲音來了、老杆子開門、看到一個小女兒外面站到的。

「おや? この寒い中をどうした? まあ、とにかく中に入れや」
這就問她一個人這麼晚上怎麼是一個人啊。

おじいさんは娘を家の中に入れると、囲炉裏の火を大きくして娘を温めてやりました。
反正先邀進屋、火塘邊上烤到火慢慢講。

おじいさんが娘を見ると、娘は足から血を流しています。
等到屋子裡面亮敞了老杆子才發現、女兒踋上流的有血。

「お前さん、足を痛めているのか」
跟到問別個痛不痛。

「はい。うっかり、動物を捕まえる罠を踏んでしまいました」
女就講是自己背時踩夾子了。

「そうか、それは不運な事だ。とにかく足が治るまで、ここに泊まっていなされ」
老杆子表示同情、就講別個先到自己屋幫踋養好起來啊。

「はい。ありがとうございます」
女對到老杆子感謝。

「ほれ、めしが出来たぞ。腹いっぱい食べろや」
這就飯好了、老杆子也招呼、讓別個吃飽起來。

おじいさんが魚汁を娘に差し出すと、娘はとてもおいしそうに食べました。
今天煮的是魚、女幫湯呋的是好開心。

やがて体が温まった娘は、囲炉裏のそばで眠ってしまいました。
吃舒服了、圍爐裡面也暖和、女也直接舒服的睏了去。

そして娘にふとんをかぶせてやろうと思ったおじいさんが、ふと娘を見ると、そこにいたのは娘ではなく、鳥のガンだったのです。
老杆子看到人已經熟睡了、就過去幫人毯子包緊起來、這一下過突然幫一條雁看到了。

「そうか。足を怪我して仲間たちとはぐれてしまい、困った末に娘に化けてやってきたのか」
這下也是過懂了、是別個一條雁精不小心停落來中了夾子離了群、實在是㫘辦法才化成人的樣子來求幫助。

おじいさんはニッコリ微笑むと、怪我をした足に薬をつけてやりました。
老杆子臉上一笑、幫雁的踋上開始上藥了。

それから吹雪は何日も続き、ようやく青空が見えたある日、娘はおじいさんに深々と頭を下げて言いました。
此後的幾日、屋外都是大雪幫路封到了、雁就一直到老杆子屋裡不出去養傷、等到天氣晴朗的一日到來、女也是佝到腦鬠跟老杆子重重道了個謝。

「おじいさん、長々とお世話になりました。おかげで足もすっかりよくなりました。もう旅をしても大丈夫ですから、そろそろおいとましようと思います」
反正就是客套話講一些、這也表明自己要出發了。

「そうか、行くのか」
老杆子其實也幫一切算到了。

おじいさんがさみしそうな顔をすると、娘は悲しそうな顔で言いました。
但真的要走還是有點捨不得、臉上也是現出焦容、女這過也講了。

「今まで秘密にしていましたが、実は私、鳥のガンです」
講其實我瞞你好久了、我的真身並不是人、而是一條大雁。

「ああ、知っとったよ」
老杆子講自己曉得。

「そうでしたか・・・。このご恩は忘れません」
這樣子啊、雁講了自己不得忘記這份恩。

娘はこういうとガンの姿になって、大空へと舞い上がりました。
這過也化成鳥態、別了。

そして、おじいさんの家の上を名残惜しそうに三回回って、北の方へと飛んでいきました。
臨走時、對到屋子繞三圈而鳴。

それから春が過ぎて、夏が来て、秋になった頃。
時間過去、四季變換、入秋了。

十三湖に、またガンが飛んで来るようになりました。
老杆子住的十三湖已經遷來了一群雁。

おじいさんは、そのガンを見る度に、あの娘の事を思い出します。
看到此景、讓老杆子自己想起了女。

そんなある日、一羽のガンが、列から離れておじいさんの方へと飛んできました。
又是一天、有只雁脫離了雁群朝到老杆子這邊來了。

そして口にくわえた包みを、おじいさんの目の前に落として言ったのです。
幫嘴巴裡面㘅到的東西對到老杆子身前一送。

おじいさんがその包みを拾って開けてみると、中には砂金と小さな手紙が入っていました。
老杆子看到了雁帶過來過自己的禮、開了布団、裡面是一張字條以及一些金沙。

おじいさんが手紙を開けてみると、こう書いてありました。
字條上面這麼記到到。

《おじいさん。以前はありがとうございました。お身体を大切にしてください》
先是客套話祝老杆子身體健康、表面了自己身份是雁。

それを読んだおじいさんは目に涙をうかべると、
這就㫘得然後了、但這也足讓一個老人淚目。

「お前も、元気でな」
對到雁講了句要別個也好。

と、言って、飛び去っていくガンをいつまでも見送ったのでした。
完了恩、這就真的是最後的離別了。

おしまい
结束

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