ふくむすめどうわしゅう > がいこくご (にほんご) > イソップどうわ 
        
      ライオンとロバとキツネ 
           
      (イソップどうわ) 
      
      
 
         
        にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご 
         
        にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご 
       ライオン と ロバ と キツネ が なかま に なって、いっしょ に かり に いきました。 
 
 たくさん の えもの が とれた とき、ライオン は ロバ に えもの を わけてくれ と たのみました。 
 
 ロバ は ぜんたい を さんとうぶん して、 
 
「ライオンさん から、どうぞ ひとつ おとりなさい」 
       
      と、いいました。 
       
       ライオン は はら を たてて、ロバ に とびかかって くいころして しまいました。 
 
 そして こんど は、キツネ に わけてくれ と たのみました。 
 
 キツネ は、くず の ような きれはし を、すこし じぶん に とった だけ で、ぜんぶ を ひとやま に して ライオン に、 
 
「どうぞ、おとりなさい」 
 
と、すすめました。 
 
 ライオン が、 
 
「こういう わけかた を、だれ から おそわった の かね」 
 
と、ききます と、キツネ は、 
 
「ロバくん の、ふこうな しにかた です」 
 
 
 
 ひと は みじかな ひと の ふこう を みる こと に よって りこう に なる もの だと、この おはなし は おしえています。 
 
 ひと の しっぱい を みて わらう のでは なく、じぶん なら どうするか を かんがえる の です。 
              おしまい 
         
         
         
        
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