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とりさし と マムシ
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
とりさし が モチ と モチざお を もって、とり を つかまえ に いきました。
まもなく、たかい き の うえ に ツグミ が いちわ とまっている のを みつけ ました。
「よし、あれ を つかまえよう」
とりさし は、モチざお を ながく つなぎあわせて ねらい を つけました。
き の うえ の ツグミ に、ぜんしん の ちゅうい を あつめて います。
こうして、ずっと うえ ばかり みていた ので、
とりさし は あしもと に マムシ が ねむっている のに きづかず、マムシ を ふみつけて しまいました。
ふまれた マムシ は、かまくび を もちあげて、とりさし の あし に ガブリ と かみつき ました。
とりさし は マムシ の どく が まわって し に ました が、しぬまぎわ に こう いいました。
「ああ、なさけない はなし だ。
えもの を とろうと むちゅう に なっていて、じぶん が しにがみ の えじき に なりかけていた こと に きづかない なんて」
この よう に、ひと を ふこう に しよう と たくらむ にんげん は、あいて より さき に じぶん が ふこう に なる もの です。
おしまい
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