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カシの木とゼウス
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
カシのきたち が、ゼウス の かみ に ふへい を いいました。
「わたしたち は、なん の ため に うまれてくる のか わかりません。
なぜか と いえば、ほか の どんな き より も さき に、わたしたち は オノ で どんどん きりたおされて しまう の ですから」
すると ゼウス の かみ は、こう こたえました。
「おまえたち は、じぶん で じぶん を ふしあわせ に している の だぞ。
もし おまえたち が オノ の え に なったり、いえ を たてる ざいもく や、はたけ を たがやす どうぐ の ざいりょう に ならなければ、オノ で きりたおされる こと は ない のだ」
ゼウス の せつめい も なんですが、
この おはなし は、じぶん で じぶん を ふこう に する ような こと を して いながら、ひと に グチ や もんく を いう ひと に きかせる はなし だ そうです。
おしまい
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