福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 八月
イラスト myi ブログ sorairoiro
腹のふくれたキツネ
饱腹的狐狸
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
お腹を空かせたキツネが、カシの木のうろにヒツジ飼いたちが置いていったパンと肉があるのを見つけて、うろの中に潜り込み、そのパンを全部食べてしまいました。
肚子空空的狐狸,看见了牧羊人们放在了橡树洞里的面包和肉,钻入洞中,将面包全部吃光了。
ところが、今までペチャンコだったお腹がすっかりふくらんでしまったので、うろの口から出られなくなりました。
可是,因为现在扁扁的肚子变得圆滚滚了起来,无法从洞口内出去了。
キツネは泣いたりわめいたりしましたが、どうにもなりません。
狐狸又叫又喊,可就是一点办法也没有。
そこへ別のキツネが通りかかり、泣き声を聞きつけてそばに来て、なぜ泣くのかと尋ねました。
从那里通过的其他的狐狸,听见哭声来到傍边,打听着为何哭泣。
訳を聞くと、このキツネは、
听了原因,这只狐狸,
「ふーん、そう言う事か。それなら、うろに入った時と同じ様に腹が引っ込むまでそこにいろよ。そうなれば、すぐに出られるに決まっているよ」
唔,这么回事啊,那样的话,就在那里等着肚子缩小到同进入洞口时一样。那样的话,肯定很快就能够出来了。
このお話しは、困った事になっても、慌てず辛抱強く待っていると、うまく切り抜けられる事があると言う事を教えています。
这个故事,即使有了麻烦,不要着急抱着耐心等待,便能轻易的摆脱,如是教导了。
おしまい
结束
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