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1月3日の小話
雪
♪おはなしをよんでもらう(html5) |
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朗読者 : ごまごま 運営サイト : 昔話が好きなんです |
ある日の事。
まだ薄暗いうちに下男(げなん→下働きの男の人)が戸を開けてみますと、外は大雪でした。
「こりゃあ、全く大変な雪が降ったものだ」
下男は驚いて、大声をあげました。
するとそれを聞いた主人が、
「ほう、一体、どれほど降ったのじゃな?」
と、聞くと、下男は、
「そうですねえ。雪の深さは、五寸(ごすん→約十五センチメートル)ほど積もっておりますが、幅となりますと、どれほどあるか分かりません」
まあ、それはそうでしょう。
♪ちゃんちゃん
(おしまい)
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