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12月12日の小話
酔っぱらい
大酒を飲んだ酔っぱらいが、気持ちが悪くなってゲロをはくと、その場にひっくり返ってグーグーと寝てしまいました。
そこへ犬がやってきて、これはごちそうとばかりにべロべロべロべロと、酔っぱらいの口のまわりをなめまわしました。
すると目を覚ました酔っぱらいは、犬にぺこりと頭を下げて言いました。
「これはこれは、どなたかはぞんぜぬが、ごかいほうをありがとうございます」
酔っぱらいとは、こんなものです。
♪ちゃんちゃん
(おしまい)
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