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2月18日の日本民話
(2月18日的日本民間故事)
炭やき長者

炭やき長者 (健全普通話版)
燒碳的富翁

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある村に長者(ちょうじゃ)が住んでいました。
在很久很久以前、某處村子中的地主老爺可是一位大富翁。

この長者はとても大金持ちですが、ひどいけちん坊で、人の為にお金を出した事が一度もないのが自慢です。
可這位老爺雖說他擁有了百萬的錢財、但卻只是一隻不折不扣的鐵公雞、而最讓他自己引以為傲的一個優點、那就是不論是誰都絕不可能從自己的手上撈到一分錢的好處、更不會為他人花出去自己的錢一分。

そのくせに、ただでもらえる物は、たとえゴミでももらって来るのです。
於此相反的、這位老爺可是把薅羊毛發揮到了極致、他可不介意甚麼蚊子不蚊子腿、即便是垃圾都要先把它薅到手為止。

そしてそんな調子で貯め込んだ小判を、長者は夜になると土蔵(どぞう→そうこ)の中で一枚一枚数えるのが大好きでした。
而就是這個長此以往的習慣是讓老爺他攢起了超多的錢、現在就說說老爺他的最大一個愛好、那就是在半夜中自己的小金庫裡、一枚一枚的仔細的清點自己的金幣銀元。

ある日の事、いつもの様にお金を数えていた長者が首を傾げました。
直到有一天、今天的地主老爺和往常一樣的清點起來了自己的金幣、可就是看他突然將脖子一歪。

「あれ? おかしいぞ」
唉呀?奇了個怪。

大切にしまってある小判が、一枚足りないのです。
要說是為甚麼、那可就是平時都是這個數的金幣今日卻少了一枚。

そして次の日になると、また小判が一枚足りないのです。
而蹊蹺的事在第二夜也持續發生了、今天的金幣可又是不見了一枚。

「もしかすると、泥棒に盗られたのかもしれない」
難道是我家來了小偷。

そこで長者は、次の夜から土蔵を見張る事にしました。
於是乎、發現情況不對的老爺立即就開始將自己的庫房嚴加監視了起來。

長者は土蔵のかげに隠れてジッと待っていますが、誰一人やって来ません。
現在就說在自己小金庫外角落的陰影裡老爺可就是一直躲藏著守候犯人呢、但可就是一直沒有發現一個犯人前來呀。

ところが真夜中になった頃、土蔵の中からヒソヒソと話す声が聞こえて来たのです。
而就是這時、當時間來到了大半夜、庫房裡面的內中有說話聲傳出了。

「土蔵には、誰もいないはずだが」
我的小寶庫裡面可不就是沒有一個人嗎?

長者は土蔵の中を覗いてみて、びっくり。
此時的老爺則又是朝著庫房裡面窺去了一眼、這下可把自己給嚇壞了。

何と長者の大切な小判たちが集まって、
天啦、竟然是一群老爺所持有的金幣銀元此時正聚集著一起開起了會議。

「おら、もうこの家にいるのは嫌だ。ここの旦那は、人にお金をめぐむという事を知らない」
喂、大夥們、這個家現如今已經過不下去了不是嗎、這戶的老爺可是一個只進不出的鐵公雞、他可不會在任何人的身上花出去自己的一分錢。

「そうだ、そうだ。貯めるばかりで使う事をしない。こんな家は、早く逃げ出してしまおう」
可不是嗎、這傢伙只看他將我們給存起來、但卻不是從來沒有見他給咱們用出去過嗎?這樣的爛地方、能跑快跑、我可是再也不想多留一分鐘了。

と、話し合っているのです。
就這樣金幣和銀元們展開著會議。

長者は慌てて、土蔵の中に飛び込みました。
可就突然、老爺急匆匆的一把推開了門衝入內中。

「待て! 待て! お前たちはわしの物だ。もう一枚も、どこへも行かさんぞ!」
都可給我站好不許動!我們都是我的財產、今晚可不能再給我開溜任何一個了、哪兒也別想走!

しかし小判たちはいっせいに動き出して、ジャラジャラと土蔵の外へ出て行ったのです。
這下可好、老爺這話一說所有的金幣銀元反而全部都是一股腦的開始朝向了門外涌出。

「こら! 待てー!」
喂!停、你們給我停下啊!

長者は追いかけましたが、小判たちはあっという間に姿を消してしまいました。
地主老爺這就可急的不行、連忙加急追趕、可就不到一會兒功夫所有的錢幣們是全不見影了。

さて、山奥まで逃げて来た小判たちは、
就這樣逃到了深山老林裡面來的錢幣大軍們。

「こうやって逃げて来たのはいいが、これからどこへ行こうか?」
好好好、總算脫險、可咱們這接下來要前往何方呢?

と、立ち止まりました。
這群金幣則又是停下了腳步。

すると、一枚の小判が言いました。
這時一枚金幣帶頭提起了建議。

「この山に、炭焼きの藤太(とうた)と言う男がいる。藤太は貧乏なのに大変な働き者で、困った人の面倒もよく見るという話だ」
我知道、這座大山裡有一位叫做藤太的煤炭工呀、他雖然很貧窮但幹活卻是很賣力、而且還是一位好心腸的人經常對人拔刀相助了。

「そう言えばこの間も、炭を焼いて一生懸命に貯めたお金を、病気で寝ているおじいさんにそっくりあげたそうだ」
對、我也聽說了就是這段時間這位燒碳工把自己所有的血汗錢都給到一位老爺爺的手裡給他看病了。

「よし、それならみんなで、藤太のところへ行こう」
很好、那這樣大家夥們就乾脆朝到藤太的家裡進發吧。

そんな事とは知らない藤太が、次の朝に起きてみるとどうでしょう。
而對著這一群打著自己主意的錢幣們此刻的藤太當然是一點兒也不知情、但就當他次日的一大早爬起了床後。

炭小屋の前に、キラキラと光り輝く小判が山の様に積み重なっているではありませんか。
自己的燒碳窯前不正是堆著一小座大山般的金銀財寶在閃閃發光著嗎?

藤太は大喜びで大判小判を拾い集めると、さっそく困っている人たちに小判を分けてあげました。
這一下當即可給藤太樂壞了去、連忙的飛速開始了瘋狂撿錢、而當然、這些在他手上的錢又很快的被他分給了因生活而所困苦的大夥們。

それから残ったお金で家を建てて、可愛いお嫁さんをもらいました。
而還有剩餘下來的那一部分藤太則是給自己搭建了一個新家、然後又迎來了一位漂亮的妻子。

そして気前の良い藤太の事が町で評判となり、藤太の売る炭が飛ぶ様に売れました。
因為藤太得到了一筆很大的財富之後但卻又豪氣的願意分享給大家的這個作風導致大家們對藤太都是稱讚有加、而藤太也發現自己的碳是開始越賣越快了。

やがて藤太は村一番のお金持ちになり、みんなから『炭焼き長者』と呼ばれる様になったそうです。
就這樣不久後的藤太反而還一躍成為了全村裡的首富、這以後的大家夥們還都叫起他煤老闆來了。

おしまい
结束

 類似のお話 → 「イモ掘り藤五郎」

おまけ
ささらとゆっくり昔話 第18話【炭焼き長者】

読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。

日本昔話を現代っぽくアレンジしたらこうなったシリーズ。

おまけ
ささらと昔話講座 第18話【炭焼き長者】

読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。

知っているようで知らない日本昔話を、あれやこれやとささらちゃんが学んでいく動画です。

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

炭やき長者
錢長踋

むかしむかし、ある村に長者(ちょうじゃ)が住んでいました。
到好久以前、村裡面就有條地主。

この長者はとても大金持ちですが、ひどいけちん坊で、人の為にお金を出した事が一度もないのが自慢です。
地主有錢、但是小氣、他還對自己是鐵公雞這事好自豪、特別是對那些需要錢來救急的人。

そのくせに、ただでもらえる物は、たとえゴミでももらって来るのです。
反過來到處站別個的便宜、只有不要錢、就是坨屎也高興跟你撿回去。

そしてそんな調子で貯め込んだ小判を、長者は夜になると土蔵(どぞう→そうこ)の中で一枚一枚数えるのが大好きでした。
因這條性格地主就存了好多的錢、每天晚上最喜歡的事就是對自己的錢看到、聽他們抨擊的聲音、一顆顆幫他們點清楚起來。

ある日の事、いつもの様にお金を数えていた長者が首を傾げました。
但是有天、數錢的地主臉色一變。

「あれ? おかしいぞ」
耶嗨。

大切にしまってある小判が、一枚足りないのです。
記得清清楚楚的錢、硬是少了一枚不見了去。

そして次の日になると、また小判が一枚足りないのです。
第二天又少了一枚。

「もしかすると、泥棒に盗られたのかもしれない」
夾卵了、屋裡來賊頭了。

そこで長者は、次の夜から土蔵を見張る事にしました。
不行了、地主決定自己要守夜了。

長者は土蔵のかげに隠れてジッと待っていますが、誰一人やって来ません。
地主就一直到黑角角蹲到、但是就㫘看到來條甚麼人。

ところが真夜中になった頃、土蔵の中からヒソヒソと話す声が聞こえて来たのです。
一下又到了深夜、講話的聲音聽到了。

「土蔵には、誰もいないはずだが」
唉、我屋按講㫘人啊。

長者は土蔵の中を覗いてみて、びっくり。
地主就偷偷趴邊上看到、我日你個好傢伙哦。

何と長者の大切な小判たちが集まって、
原來是地主的所有錢都活了、聚到一起到開會。

「おら、もうこの家にいるのは嫌だ。ここの旦那は、人にお金をめぐむという事を知らない」
我們要一直被鎖到這條屋子裡面永無出頭之日了、這地主小氣了個卵脬翻天、只進不出、莫興連我們都要和他一起進墳墓哦。

「そうだ、そうだ。貯めるばかりで使う事をしない。こんな家は、早く逃げ出してしまおう」
我還不想死啊、趁現在快跑、反正到死估計也用不出去我們了。

と、話し合っているのです。
這不就是到商量怎麼當跑路豬啊。

長者は慌てて、土蔵の中に飛び込みました。
地主一下慌啦。

「待て! 待て! お前たちはわしの物だ。もう一枚も、どこへも行かさんぞ!」
不準跑、不準跑、你們都是我的財產、還想跑那裡去啊。

しかし小判たちはいっせいに動き出して、ジャラジャラと土蔵の外へ出て行ったのです。
事情敗露、這時不跑、到時籠子加緊了去、怕是一輩子都㫘機會了、金貝一個個長了踋、飛樣的跑不見了去。

「こら! 待てー!」
那個準你們跑了啊!跟我站到莫動!回來!

長者は追いかけましたが、小判たちはあっという間に姿を消してしまいました。
地主想踵、但是金貝恨死這條鬼地方了、跑得飛快。

さて、山奥まで逃げて来た小判たちは、
這就一群財產跑到深山裡面來了。

「こうやって逃げて来たのはいいが、これからどこへ行こうか?」
一直跑也不是頭啊、我們還是要邏個落腳的地方。

と、立ち止まりました。
都暫時停落來不跑了。

すると、一枚の小判が言いました。
裡面有個就講了。

「この山に、炭焼きの藤太(とうた)と言う男がいる。藤太は貧乏なのに大変な働き者で、困った人の面倒もよく見るという話だ」
我曉得這山裡面有條喊藤太的燒碳工、雖然窮不過別個願意出錢幫助別個、也肯作。

「そう言えばこの間も、炭を焼いて一生懸命に貯めたお金を、病気で寝ているおじいさんにそっくりあげたそうだ」
聽講這次有老杆子害病、藤太幫自己血汗錢全部取出來過別個診病去了。

「よし、それならみんなで、藤太のところへ行こう」
好嘛、那我們去藤太那裡。

そんな事とは知らない藤太が、次の朝に起きてみるとどうでしょう。
藤太根本就不曉得有一大筆財產到打自己的主意、第二天一醒。

炭小屋の前に、キラキラと光り輝く小判が山の様に積み重なっているではありませんか。
炭窯子前面一堆金山。

藤太は大喜びで大判小判を拾い集めると、さっそく困っている人たちに小判を分けてあげました。
藤太瞬間笑了個卵脬翻天、趕快看那個缺錢救急就甩他兩個錢去了。

それから残ったお金で家を建てて、可愛いお嫁さんをもらいました。
錢還有留落來的就修新屋、討了個乖堂客。

そして気前の良い藤太の事が町で評判となり、藤太の売る炭が飛ぶ様に売れました。
受過藤太幫忙的人都講藤太發家了也不忘鄉里、過路就去藤太那裡買他的碳、事情傳開、藤太生意也越來越好。

やがて藤太は村一番のお金持ちになり、みんなから『炭焼き長者』と呼ばれる様になったそうです。
久而久之、藤太就成了全村第一有錢人、別個都喊他碳公。

おしまい
结束

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