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福娘童話集 > 日本民間故事 > 六月

6月1日の日本民話
(6月1日的日本民間故事)
生きかえったカジカ

生き返ったカジカ (健全普通話版)
重生的鰍魚

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : おはなしや

むかしむかし、富山のある村で、村人が川原に集まって春祭りをしていました。
在很久很久以前、富山的某個村莊、村民們一起在廣闊的河床邊辦起了春日裡的祭典。

この日は朝から村人たちが野菜やおみそなどを持ちよって、男たちが川でとったカジカと一緒に煮て、おいしい『カジカ汁』をつくって食べるのです。
每當一到了節日這天、從早上起全村人就都會先準備好野菜還有調味料這些、等男人們下河後再將這鰍魚撈上來後扔大鍋裡加上之前準備的那些料一起一煮、十分美味的鰍魚湯這就也完成了、之後便是大家分食。

料理は簡単で、包丁の先でカジカのお腹をすこし裂き、そこから腹わたを取り出して野菜と一緒にみそ汁にするのです。
料理的製作過程呢也是十分之簡單、就是先殺魚然後開腸破肚、清理完內臟甚麼的就和野菜一起一燉就完事了。

みんなが楽しそうに料理をしていると、一人の旅人が通りかかりました。
而就正在大夥熱火朝天的準備起這一鍋料理時、恰巧有一位路人過路了。

「お前たち、何をしておるんだ? 今日が何の日か、知らんのか?」
喂喂、你們這都是在幹啥呢?今天是甚麼日子難道你們大夥都不知道嗎?

「何の日って、今日は村の春祭りの日じゃ。
你說甚麼日子、今天是我們全村春祭日。

春祭りには、毎年こうして村中でカジカ汁を食うことになっとるんじゃ。
一到了春祭這天、每年的這個時候全村都是會來一起準備這鰍魚湯的呢。

体が温まって、おいしいぞ。
只要一喝之後保準身子就立馬暖和起來了、而且十分的美味呢。

もうすぐ出来るから、あんたも一杯、食っていったらどうじゃ」
我們這也都快弄得差不多了、要不你也來一碗試試看呀。

何匹ものカジカのお腹を包丁の先で裂いていた男が言うと、旅人が声高に言いました。
說著此話的男子現在還就正在連忙的加急給幾隻小魚開腸破肚清理它們的內臟呢、過路人看還是這樣、立馬扯開了嗓門喊道了。

「馬鹿者! 今日は二十八日。親鶯上人(しんらんしょうにん)という、偉いお坊さんの月のご命日ぞ。その日に生き物を殺すとは何事か!」
你這個愚夫!今天可是二十八日呀、是親鸞上人、也就是一位偉大的尊師這個月的命日、你們怎可能夠選擇在今天殺生呀!

男はびっくりして、包丁から手をはなしました。
這下可把宰魚的男子給一整個嚇壞了、連忙是把手上的菜刀一扔。

するとお腹を裂かれてまな板の上にのっていたカジカがみんな生き返って、ピチピチとはねだしたのです。
這可不、就是這一下、就連案板上的魚兒們都開始雀躍了、在那彈呀彈呀彈、而且竟都是那些已經給穿腸破肚過的魚兒們重生復活把舞跳了。

「大変だ。はやくカジカを川へ戻すんだ!」
這可太嚇人了呀、趕快把這些魚它們全部放生呀!

村人たちは、急いでカジカを川へ逃がしました。
全村這就一下子是給著急了個不行、將準備處理好的鰍魚們都給趕快全放了。

この事があってから、この村の川に住むカジカは、みんなお腹に切られたようなくぼみがあるそうです。
這就說自此事發生了以後呀、住在這個村子河裡的鰍魚們、現在可都是全部肚子上面留了一條疤痕、像是被開過刀了一般凹陷起來了。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

生き返ったカジカ
鹹魚翻身

むかしむかし、富山のある村で、村人が川原に集まって春祭りをしていました。
到好久以前、富山一個小村、村民都一起聚到河頭辦慶典。

この日は朝から村人たちが野菜やおみそなどを持ちよって、男たちが川でとったカジカと一緒に煮て、おいしい『カジカ汁』をつくって食べるのです。
這天慣例是要備到野菜還有醬油、就等到男的下河去幫鰍魚搞上來、一起燉這條魚湯吃。

料理は簡単で、包丁の先でカジカのお腹をすこし裂き、そこから腹わたを取り出して野菜と一緒にみそ汁にするのです。
就是先幫魚剖肚、內臟甚麼的不要掗丟起來、和野菜一起甩鍋裡燉就等這湯好了。

みんなが楽しそうに料理をしていると、一人の旅人が通りかかりました。
這就村裡面到河頭燉魚、過路條路人就聞魚香。

「お前たち、何をしておるんだ? 今日が何の日か、知らんのか?」
你們還敢燉魚啊、都不曉得今天是甚麼日子哦?

「何の日って、今日は村の春祭りの日じゃ。
啊?今天我們村過節啊。

春祭りには、毎年こうして村中でカジカ汁を食うことになっとるんじゃ。
慶祝春天來、我們每年這個時候就全村人一起吃魚湯。

体が温まって、おいしいぞ。
暖胃。

もうすぐ出来るから、あんたも一杯、食っていったらどうじゃ」
快好了、你也試一口啊。

何匹ものカジカのお腹を包丁の先で裂いていた男が言うと、旅人が声高に言いました。
男的還剛正取刀殺到魚到的、都清出一些了、過路人這就聲音好大的講了。

「馬鹿者! 今日は二十八日。親鶯上人(しんらんしょうにん)という、偉いお坊さんの月のご命日ぞ。その日に生き物を殺すとは何事か!」
這人看起來崇教、是條信徒、講偉大的親鶯和尚今天死了你們都不曉得、還敢吃魚、直接開罵了。

男はびっくりして、包丁から手をはなしました。
和信徒講話的男的著這架勢一駭、手上刀都㥬地上去了、以為自己犯好大的事了。

するとお腹を裂かれてまな板の上にのっていたカジカがみんな生き返って、ピチピチとはねだしたのです。
這就這群被開膛剖肚的死魚看到有人幫自己撐腰過也起鬨、開始跳起來了。

「大変だ。はやくカジカを川へ戻すんだ!」
村人たちは、急いでカジカを川へ逃がしました。
夾卵、村裡面不曉得這是甚麼事、第一次看到、死魚還能活了再跳啊、碰邪了、馬上幫這些個魚命也貴放河裡去了。

この事があってから、この村の川に住むカジカは、みんなお腹に切られたようなくぼみがあるそうです。
這天過後、魚還是要繼續吃、不過等幫撈上來一看、肚子那裡一個凹、像是著縫了針線補起來了、以後這裡的鰍魚過都是這名堂了。

おしまい
结束

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