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福娘童話集 > 日本民間故事 > 六月

6月24日の日本民話
(6月24日的日本民間故事)
見るなの部屋

見るなの部屋 (健全普通話版)
不許看的房間

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、あるところに、一軒のお茶屋がありました。
在很久很久以前、某一個地方就開著有一間茶水鋪子。

そのお茶屋に、ある日からきれいな娘が、毎朝のようにお茶を買いに来ます。
而突然的就自某一天開始、一位漂亮的姑娘會定時的每日前來光顧、每天一早上就來這買茶喝呢。

(この辺りでは見かけない娘だが、どこから来るのだろう?)
(我瞧著姑娘怎麼這麼眼生、也不像是住在這附近一帶的人吧、人家到底是打哪兒來的呀)

ある日、不思議に思った番頭が、こっそりと娘の後をつけてみました。
似乎就是這位姑娘引起了店家的注意、於是乎今天的店主也就好奇的姑娘屁股裡面偷偷一跟、尾隨著人家去了。

すると娘は村を通り抜けて、どんどん林の中へと進んで行きます。
可這等姑娘都是把村子走過頭了也沒見人家進了哪個屋呀、又是越過了村外朝向了這林中繼續進發。

(こんな所に、人の住む家はないはずだ。・・・こいつは怪しいぞ)
(天啦、這位置可真偏、誰會在這種地方蓋房子呀………………這可太奇怪了呀)

ところがしばらく歩いていくと、目の前に見事な御殿がたっているではありませんか。
店家這就又繼續跟著姑娘探、可不一會兒後、一座宏偉的大宅院這不就是自己出現在了店家的眼前嗎。

(こいつは驚いた。こんな所にこんな立派な屋敷が)
(我的個媽呀、還真這種鬼地方有著這麼豪華的別墅在呀)

番頭が御殿に見とれているすきに、娘の姿が消えてしまいました。
現在的店家就被這林中別墅給勾了魂、眼光就都給放上頭去了、都沒注意到姑娘已經讓自己跟丟。

「はて、どこへ行ったのだろう? 中に入ったのかな」
哎呀、人呢?這跑哪兒去了呀、難不成是已經進屋了嗎。

番頭は思いきって門を開けると、庭に入っていきました。
店家竟然也是想也不想的從人門前一入、摸到這人家的前院裡來了。

すると広い座敷にあの娘が座っていて、一人でお茶を飲んでいたのです。
而此時的姑娘不就面朝著庭院坐在自己的大客廳裡面獨自一人的喝著茶嗎。

番頭に気づいた娘は、にっこり笑って言いました。
就這樣呀、店家和姑娘是撞了個對眼、姑娘看到了是店主闖入後、還張嘴開始笑了一笑。

「番頭さん、よくおいでになりました。さあどうぞ、おあがりください」
「怎麼是茶老闆你呀、既然都好不容易來這了、那也就請進屋來坐坐聊兩句吧」

「いや、その。・・・それでは失礼して」
這這這、我我我、…………好吧、那我也就勞煩了呀。

今さら逃げ出すわけにはいきません。
店家想想了現在我要是撒腿就跑掉的話那不就出了大醜嗎。

番頭は娘にすすめられるまま、座敷にあがりました。
就這樣呀、店家只能是接受了人家姑娘的邀請、一塊坐到這客室去了。

「いつも、おいしいお茶をありがとう。今日は、ゆっくりしていって下さいな」
一直以來都承蒙你的好茶了、所以說呀今天就換我來招待你一次吧、還請把心放寬了。

娘は、お茶と一緒にお菓子やお餅を出しました。
姑娘這就還真前去是給人端來了茶水以及點心呢。

「どうぞ、召しあがれ」
來、請用吧。

見れば見るほどきれいな娘で、こんな娘が、どうしてこんな所にいるのか不思議でなりません。
此時的店家就越看覺得這位姑娘長得美、更讓店家匪夷所思的就是、為甚麼人家會是住在這種地方呢?

「番頭さん。せっかくおいでになったのに、申しわけありませんが、どうしても出かけなくてはなりません。よかったらわたしが戻るまで、ここで待っていてもらえませんか?」
店家呀、難得你有心能來拜訪這一次、可是突然有點不湊巧、我現在其實也正有急事不得不著急的出去一躺呢、所以說在我回來的這段時間能否拜託你給我看看家呢?

それを聞くと、番頭は店の事も忘れて言いました。
姑娘就是將這麼一個委託給茶老闆一丟、人家倒是好、連忙一口的給你答應、都忘記了這自己的店裡夥計還等著自己回去打理呢。

「どうぞ、どうぞ。わたしが留守番をしていますから、遠慮なく」
好的好的、我這就給你把家給看牢了、你可也就放心的去吧。

「それでは、ゆっくりしていってください。ただし、お願いがあります。どんな事があっても、この部屋以外は、のぞかないようにしてほしいのです」
那麼就請你安心的坐在這裡、慢慢的喝茶吃點心了呀、對了、在這裡我還特別的有著一個要求、那就是這個家中、除了這個房間以外、無論發生了甚麼事、還請哪兒也不要去就留在原地。

「わかりました。よそさまの家を勝手に歩きまわる様な事はいたしません」
我知道了、我不會隨意的窺探你家其他的任何地方的。

「ありがとう」
那就感謝你了呀。

娘はうなずくと、一人で御殿を出て行きました。
姑娘對人肯了一下首、獨自一人的這就也前去辦事了。

番頭はしばらくの間、庭を見たり座敷で寝そべったりしていましたが、退屈なので他の部屋をのぞきたくなりました。
時間有過去了一小會兒、期間店家除了看看院子裡面的草木花朵、要不然就只能是躺在原地眯起眼睛休息、可這樣怎麼也是太過於無聊、於是乎呀店家這就也開始在屋子裡的各個的房間內中探起來了。

それに、『のぞくな』と言われたら、よけいのぞきたくなるのが人間です。
這就是因為人類這種生物的本質那就是、被告知了不能窺探何種事物之後反而倒又更加的刺激其好奇心了。

(少しぐらいなら、いいだろう)
(我就偷偷的瞧上個一眼、就單單只是這樣的話並沒有關係的吧)

そこでまず、番頭は隣の部屋を開けて見ました。
就這樣呀、店家首先就是拉開了臨近的第一扇門的房間。

するとそこは何とお正月の部屋で、床の間には松竹梅をかざり、鏡餅やお正月のお供え物が供えてあるのです。
這就看到了、原來這裡面是個過年時的房間呀、裡面裝飾的就都是一些正月時的擺設呢、床間是呈著松竹梅的盆栽、貢桌上則是出現了正月時才會準備的鏡餅。

しかも驚いた事に、赤い着物を着た子どもが輪になって甘酒を飲んでいました。
更讓人驚奇的就是店家這一窺探就還發現了房間裡面有人、那就是一群身著紅衣的小朋友們圍坐在一起拼成一個圈、一塊的正在暢飲著甜酒呢。

しかも子どもたちは、だれも番頭に気づきません。
可有一點那就是十分的不思議、那就是為何就好像是房間裡面的任何一個小孩都沒有注意到店家呢?

(はて、わしの姿が見えないのだろうか?)
(天啦、難不成其實他們就根本看不見我嗎?)

番頭は不思議に思いながらも、次の部屋を開けてみました。
店家現在還是正在滿腦子迷糊呢、這就又把第二扇給打開了。

そこは二月の部屋で、赤い鳥居が並んでいます。
這是一個二月的房間、首先看到了就是一排排並列著的紅色大鳥居。

どこから現れるのか、初午参りの人が次々とやって来ます。
而在這個房間裡出現的人們則是一群群準備進行初午參拜的來客。

それに色々な店も出ていて、とても賑やかです。
處於這個祭典期間各式各樣出攤的屋台也是四處林立、場面是十分的熱鬧以及喧囂。

その次は三月の部屋で、ひな人形がきれいに飾ってあって、ぼんぼりの明かりがゆれています。
當店家又好奇的打開第三扇門時、這次的三月房間裡看到的一個個漂亮的雛人偶、於此同時還有大紅燈籠高高掛。

次は四月の部屋で、花御堂があって、お釈迦さまが立っています。
四月的房間內、是花御堂內的小尊小釋迦。

もちろん、甘茶も用意してあります。
當然不能少的還有這甘茶。

次は五月の部屋で、部屋中に鯉のぼりがあって、正面にはよろいかぶとの武者人形が座っています。
來到了五月的房間、裡面是飄滿了鯉魚的大旗、屋內的正面還裝飾著了一具鎧兜大武者了。

おいしそうなちまきやかしわ餅も、たくさん置いてあります。
此時的屋子裡面是香氣飄飄、這一個個包好的粽子以及柏餅也是給準備了一大堆呢。

次は六月の部屋で、子どもの歯が丈夫になりますようにと、頭にはちまきをした人たちが、歯がための餅を作っています。
六月的房間、能夠看見這裡面是滿滿的齒餅、而這些正是一群現在包裹著頭巾的大人們為著小孩子們所製作著了、據說吃了這個之後能保佑自己的小孩子牙齒健健康康。

次は七月の部屋で、短冊をつけた笹竹の前では、ゆかたを着た子どもたちが七夕の唄を歌っています。
來到了這七月、就在這許願的笹竹上頭是掛滿了一片片許下了心願的短冊、也就是在這橷笹竹正前、現在是一群群換上了浴衣的小孩子們開始唱起了這有關七夕的歌。

次は八月の部屋で、すすきや秋の七草がかざってあり、三宝には、お月見団子が積んであります。
八月的房間、房間裡的壁面上芒草以及秋七草都已裝飾完畢、再來三寶以及賞月時的點心也都佈置完成。

その横では、里芋を食べながら酒を飲んでいる人もいます。
而就是在一旁人們、現在正是吃著蒸熟的芋頭把酒言歡。

次は九月の部屋で、見渡す限り稲田で、お百姓たちが忙しそうに稲を刈っています。
來到了這九月、放眼過去能看到的那就只有一片稻海、現在的農民們全都在田裡辛苦的收割著呢。

次は十月の部屋で、遠くに見える山々の色づいた葉が、ひらひらと風に舞っています。
十月的房間裡是可以望見這遙遠的群山、為飄落的楓葉所染紅、正在零落著的枯葉也隨秋風在滿山飄蕩。

次は十一月の部屋で、白い雪がちらちらと降っていて、鮭なべを囲んだ人たちが、美味しそうに鮭なべを食べています。
十一月的房間裡是窗外的陣陣白雪飄落覆蓋了大地、而屋內的這一家子則是正圍在了一爐鮭魚火鍋旁美味美味的品嚐著呢。

次は十二月の部屋で、どの家でも餅つきの真っ最中です。
第十二個房間的裡面、現在是可以看見各家各戶的大人們都正在製作年糕的途中。

子どもたちは、こたつに集まって、おばあさんのむかし話を聞いています。
而家中的小孩子則是一個個的圍在了火爐旁聽著家中年長的老奶奶在哪裡講著故事呢。

(ああ、わしのばあさんも、達者でいるだろうか)
(對呀、我家的那位老婆子、她的身體現在可還硬朗著嗎。

番頭が、思わずしんみりとなりました。
不知道為何的、店家的眉頭上現在是深鎖了幾分愁色。

するとふいに、
就是這個時候、突然的呀。

♪ホーホケキョ。
♪嚯嚯嚯嚯。

と、うぐいすが鳴きました。
一聲鶯啼響起。

はっとしてあたりを見たら、そこは御殿どころか、何もない深い山の中でした。
這讓店家也開始了猛然一回神、可現在就是再看自己所處之地的四周、早已是在了一處深山之中、環顧四周再瞧、哪還有甚麼豪華別墅大宅院的影呀、

その後、番頭は何度も山にやってきましたが、ついにあの娘の御殿を見つける事が出来ず、あの娘は二度とお茶屋に姿を見せなくなったという事です。
這件事發生了以後、店家還是不下數次的繼續來到此地進行過了探訪、可每次終究都是未果、不但如此、那位本來還是會天天光顧自己小店的美麗姑娘、此後也是再沒有見著人家還來過一次了。

おしまい
结束

おまけ
ささらとゆっくり昔話 第17話【見るなの座敷】

読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。

日本昔話を現代っぽくアレンジしたらこうなったシリーズ。

おまけ
ささらと昔話講座 第17話【見るなの座敷】

読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。

知っているようで知らない日本昔話を、あれやこれやとささらちゃんが学んでいく動画です。

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

見るなの部屋
鶯巢

むかしむかし、あるところに、一軒のお茶屋がありました。
到好久以前、一條地方、這就一間茶館開到的。

そのお茶屋に、ある日からきれいな娘が、毎朝のようにお茶を買いに来ます。
自一個時候開始、每天來條長得好乖的小女兒來這裡要茶。

(この辺りでは見かけない娘だが、どこから来るのだろう?)
店老闆就好奇、樣子畢竟㫘見過、但按講就住這邊上的啦。

ある日、不思議に思った番頭が、こっそりと娘の後をつけてみました。
這天天來天天來、又不曉得別個住那裡、店老闆看好奇怪、變成跟屁蟲幫別個偷偷跟到了。

すると娘は村を通り抜けて、どんどん林の中へと進んで行きます。
這就看到小女兒幫村邊一拐、進林子了。

(こんな所に、人の住む家はないはずだ。・・・こいつは怪しいぞ)
這甚麼鬼哦、哪有屋子起這種地方的、我要看她到底要去那裡。

ところがしばらく歩いていくと、目の前に見事な御殿がたっているではありませんか。
等幾腳路一走、還真有條大屋子立到的、看樣子還好豪華。

(こいつは驚いた。こんな所にこんな立派な屋敷が)
為甚麼要幫條野地起這麼好條屋子啦、奇了、我長這麼大還是第一次看到。

番頭が御殿に見とれているすきに、娘の姿が消えてしまいました。
等到老闆還到驚奇這屋子的時候、別個小女兒這都走不見了。

「はて、どこへ行ったのだろう? 中に入ったのかな」
人啦?搞不見了、可能是進屋了。

番頭は思いきって門を開けると、庭に入っていきました。
老闆這一下還侵門踏戶了、進了別個屋前院。

すると広い座敷にあの娘が座っていて、一人でお茶を飲んでいたのです。
看到別個就正對到院子坐屋裡頭的。

番頭に気づいた娘は、にっこり笑って言いました。
女看到老闆還笑了一下。

「番頭さん、よくおいでになりました。さあどうぞ、おあがりください」
還歡迎別個、要別個一起過來坐。

「いや、その。・・・それでは失礼して」
這下自己跟蹤都被發現了、不好坐了吧。

今さら逃げ出すわけにはいきません。
但這跑了又不像事啊、明天別個萬一又到店裡要茶來啦。

番頭は娘にすすめられるまま、座敷にあがりました。
老闆先依到女兒。

「いつも、おいしいお茶をありがとう。今日は、ゆっくりしていって下さいな」
女這就講、我一直吃到你屋茶的、你屋這手藝確實是好、今天換我請你。

娘は、お茶と一緒にお菓子やお餅を出しました。
「どうぞ、召しあがれ」
女這就取出糕點甚麼的一些、擺到的。

見れば見るほどきれいな娘で、こんな娘が、どうしてこんな所にいるのか不思議でなりません。
老闆就看這女兒好乖、越看越乖、又想這麼偏條地方為甚麼又有條這麼乖的女的到啦、還有這麼條屋裡起到的、不思議。

「番頭さん。せっかくおいでになったのに、申しわけありませんが、どうしても出かけなくてはなりません。よかったらわたしが戻るまで、ここで待っていてもらえませんか?」
突然這一下女的像是來了急事、講要老闆幫自己守到下屋子、自己人一下就回。

それを聞くと、番頭は店の事も忘れて言いました。
老闆來了這地、人都過搞迷了、甚麼都記忘記完了、想也不想順口就答應了。

「どうぞ、どうぞ。わたしが留守番をしていますから、遠慮なく」
講自己守屋、要別個放心。

「それでは、ゆっくりしていってください。ただし、お願いがあります。どんな事があっても、この部屋以外は、のぞかないようにしてほしいのです」
這就別個出去前又再三吩咐了些事、講請求老闆莫去看其他的房間、就守到這裡就好。

「わかりました。よそさまの家を勝手に歩きまわる様な事はいたしません」
老闆就講自己不亂走。

「ありがとう」
得了承諾女也道了聲謝、感謝別個幫忙守屋。

娘はうなずくと、一人で御殿を出て行きました。
這就一個人出去了。

番頭はしばらくの間、庭を見たり座敷で寝そべったりしていましたが、退屈なので他の部屋をのぞきたくなりました。
這既然一開始都闖了空門、現在又怎麼坐的住啦、㫘得過十多分鐘、看人還不回來無聊就開始到處走了。

それに、『のぞくな』と言われたら、よけいのぞきたくなるのが人間です。
有甚麼東西好怕別個曉得、這就特地吩咐、別個就開始對這傢伙留心了。

(少しぐらいなら、いいだろう)
老闆也就開始了。

そこでまず、番頭は隣の部屋を開けて見ました。
先去附近的第一個房。

するとそこは何とお正月の部屋で、床の間には松竹梅をかざり、鏡餅やお正月のお供え物が供えてあるのです。
裡面的擺設是過年時候才有的裝飾、祭祀的台子上面貢到粑粑、顯眼處可以看到松竹梅的盆栽

しかも驚いた事に、赤い着物を着た子どもが輪になって甘酒を飲んでいました。
最訝異的人這屋裡面有人、一潽小屁股穿到過年的新衣服到那裡牽手並作一條圈跳舞、還幹起了甜酒。

しかも子どもたちは、だれも番頭に気づきません。
這些個小兒好像㫘一個注意到了屋裡來了人、繼續跳。

(はて、わしの姿が見えないのだろうか?)
都看不到我?!

番頭は不思議に思いながらも、次の部屋を開けてみました。
老闆不解、想曉得更多這就又開第二扇門。

そこは二月の部屋で、赤い鳥居が並んでいます。
睦月、過完年之後剛好就來參拜、房裡面一些神社的鳥居。

どこから現れるのか、初午参りの人が次々とやって来ます。
為求第一天有個好彩頭、都是月初人就聚集了。

それに色々な店も出ていて、とても賑やかです。
人多作生意擺攤開張的也多、好熱鬧。

その次は三月の部屋で、ひな人形がきれいに飾ってあって、ぼんぼりの明かりがゆれています。
三月也是對應其節日、彩燈跟小人。

次は四月の部屋で、花御堂があって、お釈迦さまが立っています。
四月佛祖生日。

もちろん、甘茶も用意してあります。
花茶澆小人(小佛像)

次は五月の部屋で、部屋中に鯉のぼりがあって、正面にはよろいかぶとの武者人形が座っています。
五月鯉旗、武者甲胄。

おいしそうなちまきやかしわ餅も、たくさん置いてあります。
粽子以及桐葉粑粑也是擺了一些。

次は六月の部屋で、子どもの歯が丈夫になりますようにと、頭にはちまきをした人たちが、歯がための餅を作っています。
這就六月吃堅餅、希望小兒吃了以後健康牙齒好。

次は七月の部屋で、短冊をつけた笹竹の前では、ゆかたを着た子どもたちが七夕の唄を歌っています。
七夕、許願。

次は八月の部屋で、すすきや秋の七草がかざってあり、三宝には、お月見団子が積んであります。
八月秋祭。

その横では、里芋を食べながら酒を飲んでいる人もいます。
脹一餐飽的。

次は九月の部屋で、見渡す限り稲田で、お百姓たちが忙しそうに稲を刈っています。
九月收稻穀。

次は十月の部屋で、遠くに見える山々の色づいた葉が、ひらひらと風に舞っています。
十月楓紅。

次は十一月の部屋で、白い雪がちらちらと降っていて、鮭なべを囲んだ人たちが、美味しそうに鮭なべを食べています。
十一月天氣冷了、外面下雪、一屋人圍到鮭魚火鍋暖胃。

次は十二月の部屋で、どの家でも餅つきの真っ最中です。
臘月這就又等到過年䯨新粑粑了。

子どもたちは、こたつに集まって、おばあさんのむかし話を聞いています。
火塘邊上這人就都圍到排排坐、一群小屁股到聽婆子講故事。

(ああ、わしのばあさんも、達者でいるだろうか)
老闆這一下也觸景生情、想到自己屋媽。

番頭が、思わずしんみりとなりました。
不曉得人還好到吧、有點呆然。

するとふいに、
♪ホーホケキョ。
と、うぐいすが鳴きました。
這就一聲鶯啼、幫老闆喚醒。

はっとしてあたりを見たら、そこは御殿どころか、何もない深い山の中でした。
再望、哪還有甚麼屋、就剩自己一人獨處到深山的。

その後、番頭は何度も山にやってきましたが、ついにあの娘の御殿を見つける事が出来ず、あの娘は二度とお茶屋に姿を見せなくなったという事です。
之後老闆又是上來這裡數次、想再覓未果、乖女兒也是再㫘來自己小店光顧過了。

おしまい
结束

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