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7月13日の日本民話
(7月13日的日本民間故事)
なべのふた (健全普通話版)
鍋蓋
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、ニシンで大漁に捕れることでさかえた北海道の江差(えさし→北海道おしま半島の日本海岸にある港町)に、しげ次郎という、とんちのきく男がいました。
在很久很久以前、因盛產鰊魚而聞名的北海道江差、就是這麼的一個港町、住著了我們今日的故事主角、一個叫做茂次郎的大聰明。
ある日の事、しげ次郎がお腹を空かして町を歩いていくと、イモを煮ているおいしそうなにおいがただよってきました。
也就是在這天、肚子空空的茂次郎沒啥事幹的就在街上正轉悠著呢、突然、空氣之中就飄來了一股十分十分誘人的煮紅薯的香味。
「おや? どこの家で煮ているんだ?」
誒呦?這是哪個家裡正在煮著紅薯呢?
においをたどっていくと、知り合いの家の前に出ました。
就是順著這股香味呀、很快的次郎也給是訪到了剛好是一戶熟人的大門前。
(こいつはいい。うまいことして、イモを食ってやろう)
(今天的運氣還真不錯、看我這就也略施小技、將你們家紅薯給吃到嘴)
そう考えたしげ次郎は、
現在次郎的內心呀可不就是這麼的一個盤算嗎。
「やあやあ、今日はお天気も良くて、気持ちが良いですな」
哎呀哎呀、今天的天氣可真不錯呀、這風和日麗的、人的心情也都好起來了呀。
と、あいさつをしながら、知り合いの家に近づいていきました。
來到了人家家裡後先是這樣的裝了裝熟、就跟問你今天吃了沒似的沒話找話打了個招呼。
しげ次郎に気がついたこの家のおかみさんは、しげ次郎にイモを食べられては大変と、ナベにふたをして知らん顔です。
然就是這麼的一個吱聲後、家裡的女主人很快的也就是發現竟來了茂次郎這麼一個危險人物了、生怕是讓人家知道了自己家裡煮的有紅薯、萬一到時被他給摸走了幾個、機警的立馬就是用鍋蓋將鍋一掩、然後就是一副你來我家幹嘛的表情。
しげ次郎は少し声をひそめて、おかみさんに言いました。
就是這時、次郎也是壓低了聲音看樣子是要述說正經事了呀、對著人家女主人。
「実はさっきな、アミ元の家の隣で、ものすごい夫婦げんかがあったんだ。これがひでえのなんの、こんなすごいけんかは見たことがねえ」
你知道外面就這幾天發生了啥事嗎?就魚老大隔壁家的那對鄰居呀、吵了大架還打了起來呢、那場面可實在是太過於暴力跟血腥、連我聽到後都是一臉後怕呀。
するとおかみさんが、話しに興味を持って聞きました。
就是這麼個魚餌一拋、現在可好、瞬間的是給女主人整來了興致。
「ほう、そうね。して、どんなようすだったね?」
那你知道就快也給我說說呀、到底是為了甚麼事又發生了一些啥呀?
しげ次郎はニヤリと笑うと、話を続けました。
聽到了這句、次郎則是立馬一下子唐突了笑了一笑、後也順著話頭繼續說下去了。
「まずは、親父さんがてんびん棒をふりあげて、母ちゃんになぐりつけた」
先是這家的男人呀、直接就是抄起了一根扁擔、對著女人狂毆呢。
「そっ、それで?」
這樣呀、那然後呢?
「ところが、母ちゃんも負けてはいない。そばにあったナベのふたをパッと取って、てんびん棒をガチンと受け止めたんだ」
然後呀、那位妻子也就不是一位願意挨打的主、人家先就是把鍋蓋子一揭呀、取著這玩意兒給護在了手上、這不就一塊盾牌有了嗎、用這個呀抵禦著男人的扁擔攻勢呢。
しげじろうはそう言いながら、ナベのふたを取りました。
次郎這邊也是邊說邊開始了演練、只見他也是把眼前女主人家的鍋蓋當面給掀開了去。
ナベの中では、イモがおいしそうに煮えています。
好傢伙、這下不用藏了、蓋子下面的煮紅薯是全給次郎發現了。
「ありゃ、イモをにてたのか。
誒喲、你家也在煮紅薯呢?
あっ、そうそう、それでな。
對對對、我會這麼說呀。
その母ちゃんも、イモを煮ておってな。
那就是因為發生了吵架這事的那兩口子、他們家正好也是女主人給煮上了一鍋子的紅薯呢。
親父のてんびん棒をナベのふたで受け止めておいて、もう片方の手でナベのイモを親父の口ヘ『むぎゅーっ!』て、押し込んだんだ。
繼續說呀、男人那一扁擔一扁擔下去、可最終就是全給女人的那個鍋蓋子給擋掉了呀、也是這時、人家也開始給你反擊了、聽說當時人家就是一手舉盾、而另一隻手直接就是對著一個紅薯快速一抓、猛然對著自己男人的嘴巴裡面呀、那就是一頓狂灌、『啊啊啊啊』
すると親父は、『あちちち。むぎゅーっ! あちちち、むぎゅーっ、あちちちっ・・・』」
總之就是狂聽見男人在那瘋狂的喊燙、然後啊啊啊啊、『燙燙燙啊啊啊啊燙燙燙啊啊啊啊燙燙燙啊啊啊啊…………』
しげ次郎は次々にイモを自分の口へ押し込んで、残らず食べてしまいました。
而現在次郎這邊呢、人家也是繪聲繪色的跟你當場的演示了起來、連接就是一個個的紅薯對著自己的嘴巴裡面是瘋狂的塞呀塞呀塞、最後呢?最後當然就是紅薯連一個也不剩的都給人茂次郎是霍霍完了。
「はい、ごちそうさん。これが夫婦げんかのようすさ」
感謝感謝、承蒙款待了、這就是我說的那個夫妻吵架的全部內容了。
そう言って腹一杯にイモを食べたじげ次郎は、どこかへ行ってしまいました。
肚子現如今已經給脹的飽飽的茂次郎呀、屁股一怕、頭也不回的立馬就是瞬間走人不知道又跑哪兒去了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
なべのふた
啊啊啊啊啊啊
むかしむかし、ニシンで大漁に捕れることでさかえた北海道の江差(えさし→北海道おしま半島の日本海岸にある港町)に、しげ次郎という、とんちのきく男がいました。
到好久以前、北海道這有個喊江差的漁村靠到產鯡魚出名了、故事就是從這裡開始、主角茂次郎。
ある日の事、しげ次郎がお腹を空かして町を歩いていくと、イモを煮ているおいしそうなにおいがただよってきました。
這天茂次郎肚子餓到街上走、突然不曉得是哪個屋到蒸紅薯、好香好香、茂次郎這過一下想了。
「おや? どこの家で煮ているんだ?」
先要曉得地方到哪裡。
においをたどっていくと、知り合いの家の前に出ました。
跟到這一股紅薯味道、到屋了、好傢伙、還是條熟人。
(こいつはいい。うまいことして、イモを食ってやろう)
看爹到你屋來幫你紅薯蹭了、好傢伙好傢伙。
そう考えたしげ次郎は、
這就茂太郎已經有了個腹案了。
「やあやあ、今日はお天気も良くて、気持ちが良いですな」
哎呀哎呀唉、今天天氣好啊、舒服哦!老兄還認得到我啵?
と、あいさつをしながら、知り合いの家に近づいていきました。
這就要串個門、假裝招呼幾句。
しげ次郎に気がついたこの家のおかみさんは、しげ次郎にイモを食べられては大変と、ナベにふたをして知らん顔です。
別個屋的女主人這就注意到來人了、但這屋女主人就精啦、心想這尸囟日(U+21CAE)兒來這裡跟我扯兩句談、得不得幾句話扯完就摸走幾個紅薯走哦、幫別個防到的、蓋子掩死死的。
しげ次郎は少し声をひそめて、おかみさんに言いました。
正常套路是先扯些不相關的狗雞巴案子、等下就是、唉、你屋到蒸紅薯啊、我也試一個嘛。
「実はさっきな、アミ元の家の隣で、ものすごい夫婦げんかがあったんだ。これがひでえのなんの、こんなすごいけんかは見たことがねえ」
開的是這麼個頭、講別個打漁那邊有人到扯皮、兩夫妻到打死人架。
するとおかみさんが、話しに興味を持って聞きました。
聽要打架死人了、那這事是自己也要清楚一下、問這就是哪個死的啦?
「ほう、そうね。して、どんなようすだったね?」
過要開始瞭解事情後續了。
しげ次郎はニヤリと笑うと、話を続けました。
「まずは、親父さんがてんびん棒をふりあげて、母ちゃんになぐりつけた」
次郎這就講一開始是男的取扁擔對到女的作死刷。
「そっ、それで?」
那後面啦?
「ところが、母ちゃんも負けてはいない。そばにあったナベのふたをパッと取って、てんびん棒をガチンと受け止めたんだ」
女的抵不到了就幫蓋子一揭當盾牌防到。
しげじろうはそう言いながら、ナベのふたを取りました。
這就次郎邊講邊真人作動作演示、也幫蓋子一揭。
ナベの中では、イモがおいしそうに煮えています。
好傢伙、這就看到裡面的紅薯了。
「ありゃ、イモをにてたのか。
あっ、そうそう、それでな。
その母ちゃんも、イモを煮ておってな。
你屋今天煮紅薯了啊?
真巧、打架那一屋剛好也是紅薯。
親父のてんびん棒をナベのふたで受け止めておいて、もう片方の手でナベのイモを親父の口ヘ『むぎゅーっ!』て、押し込んだんだ。
算了、先不管、繼續扯。
那條女的就右手舉到鍋蓋擋扁擔、左手就捏紅薯往男的嘴巴裡面灌、像我這條樣子。
すると親父は、『あちちち。むぎゅーっ! あちちち、むぎゅーっ、あちちちっ・・・』」
男的這就不好呼吸了、就、啊啊啊啊啊啊啊啊。
しげ次郎は次々にイモを自分の口へ押し込んで、残らず食べてしまいました。
次郎這就也紅薯到嘴巴裡面、啊啊啊啊啊啊啊、啊完一個又取一個到嘴巴裡面繼續啊、等幫所以紅薯啊完了、這故事也就可以完了。
「はい、ごちそうさん。これが夫婦げんかのようすさ」
好結束了、這就差不多了、事情發展大概就這樣子了、我這回去還有急事就先走了、下次再來邏你扯啊。
そう言って腹一杯にイモを食べたじげ次郎は、どこかへ行ってしまいました。
次郎混紅薯幫肚子吃了個飽飽、這就屁股一拍、走人了。
おしまい
结束
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