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7月14日の日本民話
(7月14日的日本民間故事)
吉崎の嫁おどし

吉崎の嫁おどし (健全普通話版)
勸兒媳改邪歸正的鬼

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
音声 ヤマネコギン

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朗読者 : おはなしや

むかしむかし、吉崎(よしざき)に蓮如上人(れんにょうしょうにん)のお寺がありました。
在很久很久以前、位於吉崎的蓮如上人寺廟。

そしてその近くの二俣(ふたまた)という村に、与三次(よさじ)という若者と母親が住んでいました。
也就在這附近的二俣村、一位叫做與三次的年輕人與母親兩是相依為命而活。

ある日の事、この与三次の家に、やさしい働き者の嫁さんが来ました。
時間來到了某天、今日與三次的家中是迎娶來了一名幹活勤快乖巧聽話的妻子。

嫁さんは蓮如上人の教えをうけて、毎日、吉崎御坊(よしざきごぼう)へお参りに通っていました。
但也因妻子是位信徒的緣故而且十分虔誠、為供養尊師蓮如上人、每日這便也就會遵循恩師教誨趕赴這聖地吉崎御坊進行禮拜。

そのうち与三次も、嫁さんと二人仲よく吉崎御坊に通うようになりました。
作為妻子的丈夫三次、就在妻子這樣的長期燻陶之下不久看來也是著了道、之後的這聖地之行就都是恩愛的夫婦兩一同前往了。

ところが母親は信心(しんじん→神や仏を思う気持ち)のない人だったので、おもしろくありません。
可這狀態一給母親看了眼裡之後人家就不樂意了呀、原因無他、那就是人家母親壓根就不信邪呀、甚麼神鬼芸芸、那絕對就是瞎扯蛋禍害人的東西。

嫁さんが、母親に信心をすすめると、
可就是面對著這樣頑固的母親、妻子那可就是一整個苦口婆心的勸呀。

「ふん! なにを言っているんだい。信心したって、腹はふくれないよ! そんなひまがあったら、もっと働き! だいたい、お前という嫁は・・・」
哼!說甚麼傻話呀、真以為天天搞求神拜佛的這些就能當飯吃了?有你們這一趟趟的閒功夫、這些時間把它用在幹活上多實在呀!!真要說呀、我們家真是倒了多大的霉、給弄來你這麼個賠錢貨・・・

と、母親は嫁さんをいじるのでした。
這事只要妻子一提、難免會受到母親言語上的數落。

ある日、与三次は急な用事が出来て、吉崎御坊へ行けなくなりました。
某日因為三次有要事要忙的緣故、就並沒有那個空間的時間和妻子一同趕赴聖地了。

嫁さんは仕方なく、一人で吉崎御坊へお参りに行きました。
妻子見今日勸說不動丈夫前來陪同自己、便也只是委屈一下一人前去了。

嫁さんが、まっ暗な夜道を一人で帰ってきますと、家の近くの竹やぶから突然鬼が現われました。
剛好還就是這個一個落單的時間、晚上走夜路回家的時候呀、竟然是活見鬼了、就在一個都已經離家很近的竹林旁、妻子是驚見了一隻鬼。

「こら! 毎晩親をないがしろにして、吉崎御坊へ通うとは何事じゃ!」
你這個賠錢貨!天天在家的時候明明就不知道孝敬長輩!可一旦等你出了門進到了寺廟裡、這伺候起佛祖來時一下心裡就樂意了!你說這像甚麼話!

嫁さんはビックリしましたが、すぐにいのりました。
妻子當即就是給說這話的鬼嚇傻了呀、慌的個不行的連忙就是立馬發願。

「蓮如上人さま、どうぞお助けください」
尊師大德蓮如上人、還請快來救救我把。

すると不思議なことに、鬼はピクリとも動かなくなってしまいました。
就是這樣的瘋狂一喊過後呀、神奇的事情發生、這鬼他竟然就定了去一動不能動了。

「蓮如上人さま、ありがとうございます」
感恩師傅、讚歎師傅呀。

嫁さんは急いで家にかけ込みましたが、家に帰ってみると母親の姿がありません。
也就是這麼個瞬間、讓妻子是拔腿就跑比兔子還快的衝回到了家、但這就回家後一看、媽她人呢?

「もしかして鬼が、お母さまを」
難不成是媽她、被鬼給。

母親が鬼におそわれたと思い、嫁は母親を助けようと家を飛び出そうとしました。
這會兒妻子都在思考著母親根本已經是遭遇了不測、急忙的往門外衝去想要去救人家呢。

するとちょうど与三次が帰ってきたので、く二人はさっき鬼が出たところまで行ってみました。
恰恰也就是這個時候撞上了正好忙完回家的三次、兩人一頓交談了之後、合計著這還是兩人一起上比較保險呀、等妻子又搬到了救兵返回到了鬼的去處後。

すると母親が、鬼の面をかぶって泣いているではありませんか。
這時就發現了呀、根本就哪有甚麼鬼呀、現在站在那哭著的不就是一個戴著鬼面的自己媽嗎。

「お母さま、大丈夫ですか」
母親母親、您沒事吧。

「母さん、そこで何をしているんだ」
媽、你這是在幹些啥呀。

二人がわけを聞くと、母親は嫁が吉崎御坊へ行きたがらないようにと、鬼の面をかぶっておどかしたそうです。
小兩口這就打聽向母親瞭解情況呀、母親這就說了呀、這一切都是自己一手親自安排、為的就是要帶上這個鬼面嚇嚇兒媳、讓人家以後都不敢再去甚麼聖地。

ところがどうしたわけか、母親の顔から鬼の面が取れなくなってしまったのです。
可這不知道怎麼的、就途中突生了差錯呀、就這媽的鬼面呀、咋一套上去之後就發現摘不下來的呢。

二人は母親を吉崎御坊へ連れて行って、阿弥陀(あみだ)さまに一生懸命おいのりをしました。
而最後是咋解決的這個難題呢、那就是夫婦兩把媽一拉給帶去了這尊師聖地、跪在人大佛面前是一口一個阿弥陀仏阿弥陀仏的在那給人大佛燒高香呢。

「どうか、お母さまをお助けください」
求求您救救我們的母親吧、阿弥陀仏阿弥陀仏呀。

「母さんも反省しています。どうかお助けください」
我媽她已經是深刻的悔悟了自己的過錯、拜託千萬還要救救我媽呀。

すると今までびくともしなかった面が、ポロリとはずれたのです。
就這樣呀、又是哭又是跪又是給人燒高香的求、突然、一直吸附上母親臉上無法摘除下來的鬼面、噼裡啪啦的就是一聲掉地上後碎開了。

それからは母親も心を入れかえて、三人は仲良く吉崎御坊へ通ったという事です。
從此之後呀、這位母親就也是再也不敢不信邪了、那都不叫是著了道、而是主動的上了道、所以這以後開始呀、就都是一家三口的一起去朝拜聖地了。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

吉崎の嫁おどし
魔消道長

むかしむかし、吉崎(よしざき)に蓮如上人(れんにょうしょうにん)のお寺がありました。
到好久以前、這就吉崎的蓮如寺。

そしてその近くの二俣(ふたまた)という村に、与三次(よさじ)という若者と母親が住んでいました。
邊上就一條二俣村、住一對母子、兒喊與三次。

ある日の事、この与三次の家に、やさしい働き者の嫁さんが来ました。
這就有天、兒也結婚幫堂客討了、這就一屋三口了。

嫁さんは蓮如上人の教えをうけて、毎日、吉崎御坊(よしざきごぼう)へお参りに通っていました。
堂客啦這就信佛、講是受了感召、每天往吉崎精舎跑。

そのうち与三次も、嫁さんと二人仲よく吉崎御坊に通うようになりました。
還不忘天天吹耳邊風、這就過幫男人也往坑裡帶、啦他也天天一起了。

ところが母親は信心(しんじん→神や仏を思う気持ち)のない人だったので、おもしろくありません。
嫁さんが、母親に信心をすすめると、
但是媽看到這些認為不好、認為佛不禮佛、所以去拜菩薩的人腦鬠都不好。
但是堂客想幫媽也往坑裡一扯。


「ふん! なにを言っているんだい。信心したって、腹はふくれないよ! そんなひまがあったら、もっと働き! だいたい、お前という嫁は・・・」
と、母親は嫁さんをいじるのでした。
媽就講這堂客不搞正事、天天搞這些邪門的傢伙、幫別個罵一餐好的。

ある日、与三次は急な用事が出来て、吉崎御坊へ行けなくなりました。
這就又過準備去了、拉男人、但是事到手頭上。

嫁さんは仕方なく、一人で吉崎御坊へお参りに行きました。
㫘辦法這就過一人去了。

嫁さんが、まっ暗な夜道を一人で帰ってきますと、家の近くの竹やぶから突然鬼が現われました。
等帶事情搞完、天黑走夜路、這屋裡上去的竹林過就出來一條鬼、幫堂客路一𢷖(斷)

「こら! 毎晩親をないがしろにして、吉崎御坊へ通うとは何事じゃ!」
這鬼就教育堂客是怎麼當別個兒媳婦的、這每天正事不作去拜神鬼菩薩。

嫁さんはビックリしましたが、すぐにいのりました。
堂客著駭了半死、危急之下。

「蓮如上人さま、どうぞお助けください」
一句菩薩救命。

すると不思議なことに、鬼はピクリとも動かなくなってしまいました。
這就過鬼獃到原地不得動了。

「蓮如上人さま、ありがとうございます」
媳婦看神仙神通顯現、好感謝、作了個揖。

嫁さんは急いで家にかけ込みましたが、家に帰ってみると母親の姿がありません。
心想這半路有鬼要快點趕回去、一路急奔到屋看媽不見了去。

「もしかして鬼が、お母さまを」
認為鬼是幫媽過綁走了。

母親が鬼におそわれたと思い、嫁は母親を助けようと家を飛び出そうとしました。
媳婦認為一定是鬼搞的、心想自己還有菩薩罩不怕、出去邏鬼幹他去救媽了。

するとちょうど与三次が帰ってきたので、く二人はさっき鬼が出たところまで行ってみました。
這就兒剛好這時也回來了、兩人幫話一講、這就去剛剛出鬼的地方去看了。

すると母親が、鬼の面をかぶって泣いているではありませんか。
這一看過是媽戴條鬼面具到那裡哭。

「お母さま、大丈夫ですか」
「母さん、そこで何をしているんだ」
這就過去問情況、聽原因。

二人がわけを聞くと、母親は嫁が吉崎御坊へ行きたがらないようにと、鬼の面をかぶっておどかしたそうです。
才這曉得鬼過就是媽、戴條鬼面是想讓兒媳婦從良、莫天天跑廟裡面用真錢換成鬼錢再幫他燒了去。

ところがどうしたわけか、母親の顔から鬼の面が取れなくなってしまったのです。
但就是這麼一搞、有人就不高興了、讓媽這面具吸到臉上取不落。

二人は母親を吉崎御坊へ連れて行って、阿弥陀(あみだ)さまに一生懸命おいのりをしました。
二條傢伙就幫媽快幫廟裡面一帶、這解鈴還需系鈴人、是那個綁的就喊那個解。

「どうか、お母さまをお助けください」
兩口子就對到這菩薩求。

「母さんも反省しています。どうかお助けください」
拜啊拜。

すると今までびくともしなかった面が、ポロリとはずれたのです。
這事幫你一搞讓你不敢不信、以後都要尊到老子。
效果達到這就面具一落。


それからは母親も心を入れかえて、三人は仲良く吉崎御坊へ通ったという事です。
好啦、這就一家三口都變信徒了、天天貢香火去啦。

おしまい
结束

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