福娘童話集 > 日本民間故事 > 十一月
11月10日の日本民話
(11月10日的日本民間故事)
もちの白鳥 (健全普通話版)
天鵝年糕
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、ある村に、大変な大金持ちの長者(ちょうじゃ)がいました。
在很久很久以前、在一個這樣的村子裡、有著一位十分十分有錢的地主大老爺。
その長者は七つの米蔵(こめぐら)と、七つの酒蔵と、そして金銀財宝がびっしりとつまった七つの宝の蔵を持っていて、お城のような屋敷に住んでいます。
大老爺呢、有他的七個米倉、七個酒蔵、然後呀、還有堆滿了金銀財寶的七個大寶藏庫呢、再說說大老爺的宅子、那簡直就如同是國裡大王的宮殿一樣豪華呢。
どうしてそんな大金持ちになったかと言うと、この長者は毎日ウマに乗って使用人たちの仕事ぶりを見て回り、少しでも仕事の遅い者がいると、女であろうと年寄りであろうとムチでビシバシ打ちたたいて無理矢理働かせたのです。
而要說這筆巨大的財富是要從甚麼地方來、怎麼來、那就是地主大老爺他肯當監工、每日是騎著自己的馬兒天天在緊盯著自己的下人們幹活呢、只要是有一點點敢在工作上摸魚打混的、那就直接是兩皮鞭下去打的你不要不要的呢、當然、不管是上了年紀的老夥計亦或是女工們、那大老爺可都是一視同仁呢、一樣的抽。
長者はこうして、今の大金持ちになったのです。
就是這樣的一個嚴苛家法、讓今天的大老爺才累積到了如此之多的財富呢。
そんなひどい長者でしたが、一人娘だけは目に入れても痛くないほどにかわいがっていました。
雖然上面的這一系列舉動是足以可以看出大老爺的心狠手辣、但人家對於自己的一人獨女呢、那又是捨不得的心疼。
さて、その娘も年頃になり、よろず山の長者の家に嫁入りをする事になりました。
好啦、就說說大老爺家的這位千金、眼看著也到了談婚論嫁的合適年齡、大老爺也是為其佈置好了婚事、談好了就嫁去另一位萬山大老爺的家中。
長者は娘のために、目もくらむばかりの嫁入り道具を用意しました。
而肯定的、大老爺是為了自己的女兒、那是準備了相當多的拿的出手嫁妝呢、就那一大堆奇異珍寶、直接是能讓人眼睛閃的頭昏眼花。
「これだけの嫁入り道具は、お城のお姫さまでも持っていまい。だが、かわいい娘にはこれくらいせんとな」
哼哼、如此豪氣的嫁妝呀、在我看來就是連我們大王的公主都不一定會佈置的如此奢華呢、但是呀、為了我這個心肝的寶貝女兒、這一切都值。
いよいよ今日は、嫁入りの日です。
行啦、時間來到了今天、新娘子結婚咯。
長者は七つの車に婚礼衣装を、八つの車にお祝いの酒を、九つの車にごちそうを積んで、よろず山の長者の家に向かおうとしました。
大老爺呢、這次的車隊直接就是安排了七輛車用來裝結婚的新衣、八輛車呢準備滿上好的婚宴美酒、九輛車呢、又是給你拖滿了一車車的山珍海味、就這樣呀、等一切準備完畢、大老爺也就是朝著萬山大老爺他的家中準備去了。
これだけでも大変なぜいたくですが、長者はふと地面を見て思いました。
雖然就這樣的送親大隊規模呀、可以說已經是奢華到了極致、可等大老爺一看向地面。
「いかんいかん、せっかくの日だというのに、娘に土をふませてはかわいそうだ」
不行呀不行呀、如此良辰吉日、讓我的女兒踩在這泥土地上多不喜氣呀。
そこで長者は百の臼(うす)を用意すると次々と鏡(かがみ)もちをつくり、よろず山の長者の家まで鏡もちをすきまなく並べさせたのです。
所以說呀、大老爺又給突然是想出來了個好主意、開到臨時整活了、立馬的吩咐起了下人們、把糯米全部都開始拼命的搗、幹啥呢?做年糕、然後呀、這年糕就一步步的去補到萬山大老爺家。
「よし、娘にはもちの上を歩かせよう。そうすれば、娘は土をふまなくてすむからな」
哼哼、這樣就不會髒到我寶貝女兒的鞋子啦、不必踩到泥土上、直接呀、就讓她是一路踏著這年糕。
やがて準備の出来た娘が、まっ白なもちをふみながらよろず山の長者の家に向かいました。
好啦好啦、就這樣、一切總算是全部打理完畢後、大老爺的寶貝女兒呢、也就是一腳一年糕的踏著這一路路的年糕直達萬山大老爺家中而去了。
すると不思議な事に娘が歩いたあとから鏡もちが白鳥となって、パタパタと舞い上がって行ったのです。
然後呀、這時就是又是神奇的事情突然發生、那就是被女兒踋踩上去的年糕們、一個個都是活了過來變成了天鵝、天鵝呢、又是翅膀一扇撲哧撲哧的給飛向天空去了。
鏡もちは何千羽、何万羽もの白鳥となって、空のかなたに消えていきました。
就這樣呀、年糕變天鵝、這一路走來、興許都是有成千上萬隻的呢、這些天鵝們呀一個個的就全是飛向天空不見了去。
「おおっ、これはえんぎが良い! 鏡もちが白鳥になるとは!」
哇啊啊、吉兆呀吉兆!如此一個大喜之日、還有年糕變成的天鵝竟也來賀喜!
長者は大喜びでしたが、せっかくの鏡もちをむだに使った長者に使用人たちはあきれてしまい、次々とやめてしまいました。
此時的大老爺就別提有多高興了都、可大老爺的下人們一個個他們真的都是心疼極了、看到自己們好不容易打好的年糕就給大老爺竟然是這樣的揮霍、又想到往日的苛刻、下人們是一個個決定要離開這裡、一個個都陸續開始了辭工。
使用人たちがいなくなれば、働いてくれる者がいません。
隨著家丁一個個不幹之後、接下來是大老爺的資產也面臨起了停擺。
やがて長者はその日の食べ物にもこまるほど、貧乏になったという事です。
最後呀、大老爺他落魄了、到了一個甚麼程度呢、那就是窮到連自己吃飯都是成為困難咯。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
もちの白鳥
糍粑鳥
むかしむかし、ある村に、大変な大金持ちの長者(ちょうじゃ)がいました。
到好久以前、這就一條村有個超級有錢的大地主
その長者は七つの米蔵(こめぐら)と、七つの酒蔵と、そして金銀財宝がびっしりとつまった七つの宝の蔵を持っていて、お城のような屋敷に住んでいます。
別個七個倉庫放米、七個倉庫放酒、還有七個是堆滿金銀財寶
どうしてそんな大金持ちになったかと言うと、この長者は毎日ウマに乗って使用人たちの仕事ぶりを見て回り、少しでも仕事の遅い者がいると、女であろうと年寄りであろうとムチでビシバシ打ちたたいて無理矢理働かせたのです。
為甚麼要講別個這麼有錢啦、那就是這人紮實、
一天到夜卵事不作就騎條到馬天天到工地上面巡、看到那個動作慢了落來摸兩下魚就開始用鞭子抽、正所謂民怯、則刑之以其所惡。
長者はこうして、今の大金持ちになったのです。
不聽話、那就取鞭子抽、抽不死那就往死裡抽、不反抗那就抽到他反抗為止、這工作效率一下就高了、地主也是越來錢越有了。
そんなひどい長者でしたが、一人娘だけは目に入れても痛くないほどにかわいがっていました。
但就這麼個狠心地主、也有用鞭子捨不得抽的人、那就是那自己屋裡面的女、對其是好生呵護。
さて、その娘も年頃になり、よろず山の長者の家に嫁入りをする事になりました。
也是講人年紀來了、也該談婚配了、嫁到其他地主屋這事就也定落來了。
長者は娘のために、目もくらむばかりの嫁入り道具を用意しました。
地主為了自己女、這嫁裝也是準備了七八車。
「これだけの嫁入り道具は、お城のお姫さまでも持っていまい。だが、かわいい娘にはこれくらいせんとな」
這比當官的都要風光了、雖講這下是出資巨大、但是是自己女終身的大事、那就值。
いよいよ今日は、嫁入りの日です。
也是講日子到了迎親這天了。
長者は七つの車に婚礼衣装を、八つの車にお祝いの酒を、九つの車にごちそうを積んで、よろず山の長者の家に向かおうとしました。
七車金銀財寶、八車酒蔵、九車珍味、這就大車隊開始往山裡去了。
これだけでも大変なぜいたくですが、長者はふと地面を見て思いました。
但是地主一想哪裡又還差點意思、看到這地上一地的灰。
「いかんいかん、せっかくの日だというのに、娘に土をふませてはかわいそうだ」
就講這大喜日子、這地上怎麼能不幹淨走起來有塵啦。
そこで長者は百の臼(うす)を用意すると次々と鏡(かがみ)もちをつくり、よろず山の長者の家まで鏡もちをすきまなく並べさせたのです。
這就喊下人開始打糍粑、一個一個鋪到別個地主屋裡去。
「よし、娘にはもちの上を歩かせよう。そうすれば、娘は土をふまなくてすむからな」
好傢伙、這就喊我女踩到這粑粑過去、這下踋就碰不到地了。
やがて準備の出来た娘が、まっ白なもちをふみながらよろず山の長者の家に向かいました。
等一切都準備好、就看到地主女踋踏糍粑、一步一步的往萬山地主的屋裡去了。
すると不思議な事に娘が歩いたあとから鏡もちが白鳥となって、パタパタと舞い上がって行ったのです。
而此時也是神蹟展現、只見女一踋踩癟一個粑粑、被踩的這粑粑就化為一條天鵝飛到天空、開始盤舞。
鏡もちは何千羽、何万羽もの白鳥となって、空のかなたに消えていきました。
走幾步就是幾條鳥上了天、一個個粑粑儘數都化為天鵝、想煙花一樣放完不見了去、這大型禮炮是響了一共有好幾萬響。
「おおっ、これはえんぎが良い! 鏡もちが白鳥になるとは!」
地主是看到幫人都看獃了、還到哪裡好開心 。
長者は大喜びでしたが、せっかくの鏡もちをむだに使った長者に使用人たちはあきれてしまい、次々とやめてしまいました。
地主人是爽了、但是下面打粑粑的人不高興了、心想這糍粑過年才吃一次的東西被你當成地毯放地上這麼玩都不跟我們發。
使用人たちがいなくなれば、働いてくれる者がいません。
天天被鞭子抽來抽去也㫘得幾個錢、就過換其他屋打工去啦。
やがて長者はその日の食べ物にもこまるほど、貧乏になったという事です。
最後地主也是講逽不到人願意來自己屋作事、這跑了牛馬就等同與是失了財產、最後還幫自己搞窮起來了。
おしまい
结束
(回到上一页)
|