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11月21日の日本民話
(11月21日的日本民間故事)
和尚の夜遊び (健全普通話版)
和尚誤入洗頭房
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、ある山寺に、和尚さんと小僧が住んでいました。
在很久很久以前、山上就有一個廟、廟裡呢就有著一位方丈以及一位小和尚。
むかしのお坊さんは、女の人と結婚出来ない決まりでしたので、お寺ではなくて里に、こっそりと女房を持つ人が多くいたそうです。
以前的和尚呢、也是有著嚴格的戒律是不可以和女性結婚、所以說呀、那就不能是在廟裡、而是只能是在山下把小老婆給偷偷的養起來咯。
この和尚さんもその一人で、里に女房がいたのです。
就故事今天的這位方丈人家也是在山下給自己偷偷的養著了一個小老婆呢。
さて、夜になると和尚さんは、女房に会うために里へと下りて行きました。
所以說呢、當天色一旦來到了這夜幕降臨、廟裡面的方丈啊、人家就會下了山去和這山下的小老婆進行幽會去咯。
そうすると山寺には、小僧がただ一人っきりです。
可這樣一來、那廟裡面就只能是剩下了小和尚孤身一人了呀。
小僧は十歳だったので、まだ夜が怖くて、和尚さんがいなくなるといつも両耳を手でふさいで、布団の中でふるえていました。
此時的小和尚才十歲的年齡、一到了夜晚還會害怕、而此時的方丈又是下山不見了去、不敢睡覺的小和尚只能是躲在棉被裡面用手把兩個耳朵拼命的堵住瑟瑟發抖呢。
そんなある日、小僧は、
於是乎呀、有一天小和尚他。
《一二三四五六七八九十》
《一二三四五六七八九十》
と、自分が知っている漢字で手紙を書くと、それを和尚さんの机の上に置きました。
根據自己所知道的那幾個字給寫出了一封信是放在了方丈的案前了。
翌朝、帰ってきた和尚さんはそれを見つけると、小僧に聞きました。
也就是次日早、返回了廟裡面的方丈也就是正好在自己桌上也看見了那封信。
「小僧、夜に誰か来たのか?」
小傢伙、夜裡誰來我們廟裡面啦?
「いいえ、誰も来ていません」
沒有呀、誰都沒有來呢。
「しかし、ここに《一二三四五六七八九十》と書いたのがあるが」
可是、我這桌子上有人給我留了一副《一二三四五六七八九十》的天書呀。
「・・・・・・」
…………………
「本当に、誰も来なかったのか?」
昨天就真的廟裡面沒來人?
「はい」
對。
「では、これは、お前が書いたのか?」
那我桌子上面這玩意就是你寫的咯?
「いいえ、わたしは知りません。ところで、何と書いてあったのですか?」
不是的、我不知道呀、對了、師傅、上面都是寫到了一些啥呀?
「うむ。それがどうにもわからんのじゃ。お前はとんちが得意であろう。どうだ、この謎解きがわかるか?」
這這這、你讓我看也整不明白呀、我看你平時也蠻聰明的、給你解解看吧。
小僧は手紙を受け取ると、しばらく考えたふりをしてから、こう言いました。
小和尚呢這就從方丈那裡是接過來了書信、稍微了裝模作樣的還想了一會兒呢、然後就是給出答案了。
「わかりました。これは、こう読むのです。『ひとり(一)に知れ、ふたり(二)に知れりゃ、さん(三)ざんいう。知(し)れちゃ仕方ない、業(ごう)(五)をわかす。業をわかせば、ろく(六)なことにならん。質(七)屋の八(八)兵衛さんの娘にほれくさり、苦(九)労すんなよ。この住(十)職のばかたれ』」
我認為呢、這信裡面是這樣的一個意思呢、一人知、那麼兩個人就也知道了、等到第三個人知道那也就天下曉了、這個時候知道死(四)到臨頭、人就會無(五)腦大怒、一怒(六)呀這就真的一切全玩了、這不還都是他寢(七)上了人家當鋪老闆八兵衛女兒的身子、才導致了這個九死一生的局面、這還真是一個十全十美的好方丈呀。
と、得意げに読む小僧の頭を、和尚さんはペシリと叩きました。
此刻的小和尚還在一個勁得意的把方丈的臭事繼續訴說呢、立馬的方丈對著小和尚的頭頂就是來了一下。
「何が知りませんだ。これはどう見ても、お前が書いた物だろうが」
我看你是不知道個鬼、我現在都可以保證、就這玩意兒絕對就是你寫出來的沒有錯。
和尚さんは小僧を叱りましたが、でもそれからは里に行っても、出来るだけ早く帰ってくるようになったそうです。
雖說方丈是腦羞成怒教訓了小和尚、但是有了此次的這樣一個遭遇、是讓以後的方丈下到村子裡時、儘量都不再過夜、而是解決了之後立馬就給回到廟裡面來了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
和尚の夜遊び
和尚誤入洗頭房
むかしむかし、ある山寺に、和尚さんと小僧が住んでいました。
從前有座山、山上有個廟、廟裡一個老和尚和條小和尚。
むかしのお坊さんは、女の人と結婚出来ない決まりでしたので、お寺ではなくて里に、こっそりと女房を持つ人が多くいたそうです。
到好久以前、這和尚還結不了婚、那慾火焚身怎麼搞啦、㫘辦法只有下了山去、百年老精射一牆啦。
この和尚さんもその一人で、里に女房がいたのです。
為此、方丈還專門到山底下的鎮裡面養了個小老婆。
さて、夜になると和尚さんは、女房に会うために里へと下りて行きました。
一到晚上這人就受不了了、過就偷偷摸摸的幫山下了、去跟自己小老婆見面啦。
そうすると山寺には、小僧がただ一人っきりです。
小和尚就不曉得師傅這是搞甚麼去了、每天一到晚上就幫自己一個人留廟裡面、幫自己駭了個卵脬翻天。
小僧は十歳だったので、まだ夜が怖くて、和尚さんがいなくなるといつも両耳を手でふさいで、布団の中でふるえていました。
這都是十(𣕅U+23545)歲的人了、一到晚上還是怕鬼、到了半夜大和尚不到廟過就不敢睡了、一個人攣到鋪蓋裡面㥬。
そんなある日、小僧は、
《一二三四五六七八九十》
と、自分が知っている漢字で手紙を書くと、それを和尚さんの机の上に置きました。
這就因為這個原因、小和尚有日留了封書信放到大和尚案前了、自己也不曉得字、信上面寫到的傢伙過就是一二三四五六七八九十。
翌朝、帰ってきた和尚さんはそれを見つけると、小僧に聞きました。
次日早、方丈到山底下過完批(尸囟比U+21CAE)癮回來了、看到自己桌子上面有封書信。
「小僧、夜に誰か来たのか?」
這是昨天晚上哪個到廟裡面逽我放的啊?
「いいえ、誰も来ていません」
問小和尚、小和尚就講昨天晚上廟裡面㫘來人。
「しかし、ここに《一二三四五六七八九十》と書いたのがあるが」
那這是哪個放的信啊、讓我看下子寫的都是些甚麼傢伙、一二三四五六七八九十、甚麼鬼?
「・・・・・・」
小和尚不作聲。
「本当に、誰も来なかったのか?」
真的晚上㫘人來?
「はい」
對頭。
「では、これは、お前が書いたのか?」
那這傢伙違是你寫的啊?
「いいえ、わたしは知りません。ところで、何と書いてあったのですか?」
㫘、我不曉得啊、不是我寫的、上面寫些甚麼哦?
「うむ。それがどうにもわからんのじゃ。お前はとんちが得意であろう。どうだ、この謎解きがわかるか?」
大和尚講自己曉得條卵、辦條子過起小和尚讓他自己看、也幫忙自己想下子這上面到底是條甚麼卵意思。
小僧は手紙を受け取ると、しばらく考えたふりをしてから、こう言いました。
小和尚取到遞過來的紙、裝模作樣思考下子、這就講了。
「わかりました。これは、こう読むのです。『ひとり(一)に知れ、ふたり(二)に知れりゃ、さん(三)ざんいう。知(し)れちゃ仕方ない、業(ごう)(五)をわかす。業をわかせば、ろく(六)なことにならん。質(七)屋の八(八)兵衛さんの娘にほれくさり、苦(九)労すんなよ。この住(十)職のばかたれ』」
我曉得了、是一個和尚兩個蛋、三天唸經四天幹、五慾燻心六根貪、淫行九九魔羅棺。
と、得意げに読む小僧の頭を、和尚さんはペシリと叩きました。
這就看到小和尚搖到頭幫這打油詩一念、大和尚是幫甚麼都懂完了、對到小和尚腦鬠上面就是一下。
「何が知りませんだ。これはどう見ても、お前が書いた物だろうが」
好傢伙、原來是你搞的這條案子啊!
和尚さんは小僧を叱りましたが、でもそれからは里に行っても、出来るだけ早く帰ってくるようになったそうです。
雖然自己腦羞訓了小傢伙、不過看別個已經懂了事、也是講為了避免無故多想、方丈變得辦事都開始快去快回了。
おしまい
结束
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