申年特集 2028年 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
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福娘童話集 >えとのおはなし >さるのお話し >家柄比べをするキツネとサル

さるのお話し 第 6 話

家がらくらべをするキツネとサル

家柄比べをするキツネとサル

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
猿の折り紙さる  キツネの折り紙きつね

♪音声配信(html5)
亜姫の朗読☆ イソップ童話より

 キツネとサルが一緒に旅をしながら、どちらの家柄が立派かについて、言い争っていました。
 めいめい、先祖がどんなに偉かったという話をくどくどしているうちに、ある場所にさしかかりました。
 サルはそのあたりをながめ回して、急に泣き始めました。
「どうしたのです?」
と、キツネが尋ねますと、サルはそこに並んでいるお墓を指差してこう言いました。
「これが泣かずにいられましょうか。だってこの墓は、わたしの先祖に仕えた召使いや奴隷たちの墓なのですから」
「へーえ、なるほど」
と、キツネが言いました。
「お前さん、つきたいだけうそをつくがいいさ。そのお墓に入っている連中は、誰もあそこから出てきて、お前がうそをついていると言えないのだから」

 うそつきは、うそがばれる心配のない時ほど、おおぼらをふくものです。

おしまい

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