福娘童話集 きょうの新作昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
     6月23日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
踏切の日
きょうの誕生花
みやこわすれ
きょうの誕生日・出来事
1967年 南野陽子(女優)
  6月23日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
なぞかけあねさま
きょうの世界昔話
大きな家と小さな家
きょうの日本民話
キツネの毒キノコ
きょうのイソップ童話
ライオンとプロメテウスとゾウ
きょうの江戸小話
でき心
広告
 

福娘童話集 > きょうの新作昔話 > うそつきの落ち橋 ロシアの昔話

2008年 6月23日の新作昔話

うそつきの落ち橋

うそつきの落ち橋
ロシアの昔話ロシアの情報

 むかしむかし、あるところに、とてもうそつきの男がいました。
 ある日、道ばたでむかしの友だちに出会いました。
「やあ、しばらく顔を見せなかったようだが、どこか旅行でもしていたのかい?」
「うん、遠い国を旅していたのでね」
 男が言いました。
「へええ、そいつはすごいや。それで、いったいどんなところだね?」
 友だちがうらやましそうにたずねると、男は自慢げに。
「なんともすばらしい国でね。一日中夜が来ないから明かりもいらない。一年中あたたかで、果物も野菜も食べきれないほどとれるのさ」
「なるほど、不思議な国だね。とてもぼくなんか行けそうもないよ」
「そりゃそうだろう。この村で行った者は、まだだれもいないからな」
 男は友だちをばかにして、むねをはりました。
 すると、友だちが言いました。
「でもね、ぼくらの村にも不思議な橋が出来たんだよ。ほら、向こうに見えるあの橋。正直な人がわたると何でもないのに、うそつきがわたると水の中に落ちるんだって」
「なに! うそつきの落っこちる橋だって!」
「そうだよ。ところできみの行った国には、どんな家がたっていたんだい?」
「うん、山ほど、大きな家・・・」
と、言いかけて、男はだんだん声が小さくなり、
「いや、山ほどでないかもしれない。二人が入っただけで、いっぱいになってしまう家もあったような気がする」
「一年中あたたかくて、どんな果物がとれるんだい?」
「そりゃ、いろいろとれるが、たまには少ししかとれない年もあるそうだ」
 さっきの話とちがって、男の話はすっかり小さくなってしまいました。
「それじゃ、二人であの橋をわたってみようよ。ぼくたちは落ちる心配がないからね」
 友だちが言うと、男は急に青くなり、
「いや、わざわざ橋なんかわたりに行かなくても、川の浅いところをわたる方が早いよ。あっ、急用を思い出したから、それじゃあ!」
と、言って、逃げていったということです。

おしまい

ページを戻る

きょうの新作昔話メニュー
福娘童話集
きょうの新作昔話
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識