福娘童話集 > 新作の紹介 福娘童話集 きょうの新作昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
     7月16日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
外国力士の日
きょうの誕生花
はまひるがお
きょうの誕生日・出来事
1943年 桂三枝(落語家)
  7月16日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
おこぜと山の神
きょうの世界昔話
お茶のポット
きょうの日本民話
大蛇に変身した奥さん
きょうのイソップ童話
まもり神
きょうの江戸小話
せんこうそば
広告
 


福娘童話集 > きょうの新作昔話 > 百物語の代金

2010年 7月16日の新作昔話

百物語の代金

百物語の代金
新潟県の民話 → 新潟県の情報

 むかしむかし、あるお寺に若者たちが集まって、化け物が現れると言われる百物語をしました。
 一人一人順々に怖い話を語っていき、最後の百話目を語り終えた若者が、最後の百本目のロウソクをフッと消したその時、突然、ガタンと天井板がはずれて、ドタンと大きな棺が落ちてきたのです。
「うぎゃー!」
「でっ、出たー!」
 若者たちは大騒ぎしましたが、でも、ただ棺が落ちてきただけで、ほかに何も起こりません。
 やがて、気を取り直した若者の一人が言いました。
「おい、この棺、誰か開けてみろや」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
 誰も棺を開けようとしないので、仕方なく言い出した若者が棺を開けてみました。
 すると中には、なんともおいしそうなボタモチがいっぱい入っていたのです。
 これには若者たちも喜んで、そのボタモチをみんなで全部食べてしまいました。
 さて次の晩、昨日の若者たちは、またボタモチを食べたいと思い、お寺に集まって再び百物語を始めました。
 そして百本目のロウソクの火が消されたそのとき、昨日と同じように天井板がガタンとはずれて、何かがドタンと落ちてきました。
 若者たちは喜んで集まったのですが、何と落ちてきたのは真っ白なひげのおじいさんで、手にはそろばんと大福帳(だいふくちょう)を持って立っていたのです。
 おじいさんはニッコリ笑うと、大福帳をパラパラとめくり、そろばんをパチパチとはじいて若者たちに言いました。
「お前たち、一人ずつ百文ずつ払ってもらおう」
「???」
「???」
 それを聞いた若者たちが不思議な顔をしていると、おじいさんは続けて言いました。
「お前たちは、昨日、棺に入ったボタモチを食べたであろう。今日はその勘定(かんじょう)をもらいにきたんだ」

 百物語で出てくる化け物の中には、こんな変わった化け物もいたということです。

おしまい

ページを戻る

新作の紹介メニュー

福娘童話集

新作の紹介
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
女の子応援サイト さくら
職業紹介・誕生日占い・おまじないなど
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識