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 4月5日のイソップ童話
 
 
  
 漁師と小さな魚
 
 ※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
 
 投稿者 : 神栖星花研究所 「神栖星花研究所」
 
 ※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
 
 投稿者 「眠りのねこカフェ」
 
 
  漁師が海にアミを投げると、一匹の小さな魚がかかりました。その小さな魚は、漁師に言いました。
 「ぼくは、まだこんなに小さいのだから、いまは捕まえないで放して下さいな。
 ぼくが大人になって大きな魚になった時に、また捕まえればいいじゃありませんか。
 その方が、あなたも得するでしょう」
 「よせやい」
 と、漁師は言い返しました。
 「たとえどんなに大きな獲物だって、いつ捕まるかあてには出来ない物と引き替えに、ちゃんとここに捕まえた獲物を逃がすほど、おれはバカじゃないぞ」
 
 このお話しは、手に入れた物がわずかだからといって、もっと大きなもうけのあてもないのに、せっかく手に入れた物を手放すのはおろかな事だと教えています。
 おしまい   
 
 
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