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7月1日の日本の昔話
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イラスト myi ブログ sorairoiro
浦島太郎
浦島太郎のぬりえ
京都府の民話 → 京都府情報
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眠れない夜にずんだもんが贈る日本昔ばなし 8選【心地よい睡眠用朗読】
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むかしむかし、ある村に、心のやさしい浦島太郎(うらしまたろう)という若者がいました。
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浦島(うらしま)さんが海辺を通りかかると、子どもたちが大きなカメを捕まえていました。
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そばによって見てみると、子どもたちがみんなでカメをいじめています。
「おやおや、かわいそうに、逃がしておやりよ」
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「いやだよ。おらたちが、やっと捕まえたんだもの。どうしようと、おらたちの勝手だろ」
見るとカメは涙をハラハラとこぼしながら、浦島さんを見つめています。
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浦島さんはお金を取り出すと、子どもたちに差し出して言いました。
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「それでは、このお金をあげるから、おじさんにカメを売っておくれ」
「うん、それならいいよ」
こうして浦島さんは、子どもたちからカメを受け取ると、
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「大丈夫かい? もう、捕まるんじゃないよ」
と、カメをそっと、海の中へ逃がしてやりました。
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さて、それから二、三日たったある日の事、浦島さんが海に出かけて魚を釣っていると、
「・・・浦島さん、・・・浦島さん」
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と、誰かが呼ぶ声がします。
「おや? 誰が呼んでいるのだろう?」
「わたしですよ」
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すると海の上に、ひょっこりとカメが頭を出して言いました。
「このあいだは助けていただいて、ありがとうございました」
「ああ、あの時のカメさん」
「はい、おかげで命が助かりました。ところで浦島さんは、竜宮(りゅうぐう)へ行った事がありますか?」
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「竜宮? さあ? 竜宮って、どこにあるんだい?」
「海の底です」
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「えっ? 海の底へなんか、行けるのかい?」
「はい。わたしがお連れしましょう。さあ、背中へ乗ってください」
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カメは浦島さんを背中に乗せて、海の中をずんずんともぐっていきました。
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海の中にはまっ青な光が差し込み、コンブがユラユラとゆれ、赤やピンクのサンゴの林がどこまでも続いています。
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「わあ、きれいだな」
浦島さんがウットリしていると、やがて立派なご殿(てん)へ着きました。
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「着きましたよ。このご殿が竜宮です。さあ、こちらへ」
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カメに案内されるまま進んでいくと、この竜宮の主人の美しい乙姫(おとひめ)さまが、色とりどりの魚たちと一緒に浦島さんを出迎えてくれました。
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「ようこそ、浦島さん。わたしは、この竜宮の主人の乙姫です。
このあいだはカメを助けてくださって、ありがとうございます。
お礼に、竜宮をご案内します。
どうぞ、ゆっくりしていってくださいね」
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浦島さんは、竜宮の広間ヘ案内されました。
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浦島さんが用意された席に座ると、魚たちが次から次へと素晴らしいごちそうを運んできます。
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ふんわりと気持ちのよい音楽が流れて、タイやヒラメやクラゲたちの、それは見事な踊りが続きます。
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ここはまるで、天国のようです。
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そして、
「もう一日、いてください。もう一日、いてください」
と、乙姫さまに言われるまま竜宮で過ごすうちに、三年の月日がたってしまいました。
ある時、浦島さんは、はっと思い出しました。
(家族や友だちは、どうしているだろう?)
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そこで浦島さんは、乙姫さまに言いました。
「乙姫さま、今までありがとうございます。ですが、もうそろそろ家へ帰らせていただきます」
「帰られるのですか? よろしければ、このままここで暮しては」
「いいえ、わたしの帰りを待つ者もおりますので」
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すると乙姫さまは、さびしそうに言いました。
「・・・そうですか。それはおなごりおしいです。では、おみやげに玉手箱(たまてばこ)を差し上げましょう」
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「玉手箱?」
「はい。この中には、浦島さんが竜宮で過ごされた『時』が入っております。
これを開けずに持っている限り、浦島さんは年を取りません。
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ずーっと、今の若い姿のままでいられます。
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ですが一度開けてしまうと、今までの『時』が戻ってしまいますので、決して開けてはなりませんよ」
「はい、わかりました。ありがとうございます」
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乙姫さまと別れた浦島さんは、またカメに送られて地上へ帰りました。
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地上にもどった浦島さんは、まわりを見回してびっくり。
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「おや? わずか三年で、ずいぶんと様子が変わったな」
確かにここは浦島さんが釣りをしていた場所ですが、何だか様子が違います。
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浦島さんの家はどこにも見あたりませんし、出会う人も知らない人ばかりです。
「わたしの家は、どうなったのだろう? みんなはどこかへ、引っ越したのだろうか? ・・・あの、すみません。浦島の家を知りませんか?」
浦島さんが一人の老人に尋ねてみると、老人は少し首をかしげて言いました。
「浦島? ・・・ああ、確か浦島という人なら七百年ほど前に海へ出たきりで、帰らないそうですよ」
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「えっ!?」
老人の話しを聞いて、浦島さんはびっくり。
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竜宮の三年は、この世の七百年にあたるのでしょうか?
「家族も友だちも、みんな死んでしまったのか・・・」
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がっくりと肩を落とした浦島さんは、ふと、持っていた玉手箱を見つめました。
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「そう言えば、乙姫さまは言っていたな。
この玉手箱を開けると、『時』が戻ってしまうと。
・・・もしかしてこれを開けると、自分が暮らしていた時に戻るのでは」
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そう思った浦島さんは、開けてはいけないと言われていた玉手箱を開けてしまいました。
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モクモクモク・・・。
すると中から、まっ白のけむりが出てきました。
「おおっ、これは」
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けむりの中に、竜宮や美しい乙姫さまの姿がうつりました。
そして楽しかった竜宮での三年が、次から次へとうつし出されます。
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「ああ、わたしは、竜宮へ戻ってきたんだ」
浦島さんは、喜びました。
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でも玉手箱から出てきたけむりは次第に薄れていき、その場に残ったのは髪の毛もひげもまっ白の、ヨポヨポのおじいさんになった浦島さんだったのです。
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おしまい
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おまけ
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ささらとゆっくり昔話 第09話【浦島太郎】
読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。
日本昔話を現代っぽくアレンジしたらこうなったシリーズ。
おまけ
ささらと昔話講座 第09話【浦島太郎】
読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。
知っているようで知らない日本昔話を、あれやこれやとささらちゃんが学んでいく動画です。
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿参加希望は、メールをお送りください。→連絡先
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イラスト 「みずしま薫」
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