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12月5日の日本の昔話
ひょうたん1つでカモ十羽
一隻葫蘆捉十隻水鴨仔
福妹日本童話集 (臺灣客語.海陸腔) 翻譯:鄧文政(ten33 vun55 zhin11)
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投稿者 「ちょこもち」 ちょこもち
むかしむかし、吉四六さんと言う、とてもゆかいな人がいました。
頭擺頭擺,一個安到吉四六先生个人,非常樂線。
そろそろ秋が深まり、吉四六さんの村にもカモが飛んで来る様になりました。
慢慢到秋高氣爽个時節了,吉四六先生个村莊有當多水鴨仔飛過來。
「カモを食いたいが、庄屋(しょうや)さんの様に鉄砲を持っていないしな。
「當想食水鴨仔,毋過,無像村長恁樣有銃仔。
どうやって、カモを取ろうか。
愛仰般正捉得著哪?
カモという奴は渡り鳥だから、いつも飛び疲れているはず。
水鴨仔這種東西係候鳥,所以長透飛到當悿。
疲れると誰でも、休みたくなるものだ。
悿个時節儕儕乜會想歇睏。
だから、休む場所があればカモも、・・・そうじゃ」
總講,若係有歇睏个場所、‧‧‧係哪。」
吉四六さんはポンと手を叩くと、ひょうたんのくびれたところになわをつけて池に出かけました。
吉四六先生bon聲拍下手後,葫蘆腰个位所用索仔綯等,放落去陂塘。
「おお、いるわ、いるわ。カモの奴、何にも知らずに遊んでおるわ」
「哦,在該,在該,水鴨仔麼个都毋知,還在該搞。」
吉四六さんはふんどしひとつになると、ひょうたんをかかえて池に入って行きました。
吉四六先生圍條纏腰布後,拿等葫蘆跳落陂塘肚。
ひょうたんのなわの途中には、重りの石がしばってあります。
一矻大石牯綯在葫蘆腰。
吉四六さんはひょうたんを浮かべると、水面から首だけを出して水草のかげに隠れました。
吉四六先生摎葫蘆舞浮起來後,頭那伸出水面,拿兜水草放在頂背,囥起來。
カモは、そんな事は知りません。
水鴨仔毋知這情形。
ふと見ると、ひょうたんがヒョッコリと浮かんでいます。
睞一下,忽然間一隻葫蘆在該位浮等。
これは良い物があると、カモはひょうたんに登って羽をつくろい始めました。
認為這係好東西,水鴨仔斯企上去,開始絮毛。
カモは、油断しきっています。
水鴨仔一下無提防。
「しめしめ」
「還好!還好!」
吉四六さんは水草のかげからそっと手を伸ばして、カモの足をギュッとつかみました。
吉四六先生對水草下背伸出手,捉著水鴨仔个腳。
手づかみで、カモの生け捕りです。
用手生捉水鴨仔。
「はい、一丁あがり」
「好,一出菜了。」
こうして捕まえたカモは、なわのはしに次々としばっていき、その数はとうとう十羽になりました。
恁樣捉著个水鴨仔,用索仔一隻一隻䌈等,一下仔就捉著十隻。
ひょうたん一つで、カモが大猟です。
用一隻葫蘆就捉恁多水鴨仔。
吉四六さんはカモをかついで家に帰り、その晩はたくさんのカモなべを作って村中にふるまいました。
吉四六先生摎水鴨仔㧡轉屋下,該暗晡就煮當多水鴨仔鑊,請村民大家食。
おしまい
煞咧
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