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吉四六さん(きっちょむさん)
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イラスト sai-sai
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投稿者 「カボスひろし」 大分県産カボスひろしTV
きっちょむさん(→漢字では吉四六)は、大分県大野郡野津町に実在した人物で、酒造業をいとなんでいた初代広田吉右衛門であるとされています。
その位牌や墓ものこっているとされていますが、彼がきっちょむさんかどうか、確かな証拠はありません。
昔話を代表するおどけ者のひとりで、とんちをはたらかせたり、ずるがしこくふるまったり、また逆に、おろかな人間としての一面もあります。
※子供の頃の吉四六さんは「愚か者」のお話が多く、大人になると「ひねくれた切れ者」、そして晩年は「世話好き、子供好きな好々爺」となります。
きっちょむさんのお話は多く、その数は二百話以上もあるとされていますが、その大半は近年の創作だといわれています。
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
投稿者 ナレーター熊崎友香のぐっすりおやすみ朗読
【大人も子供もぐっすり眠れる朗読】心が軽くなる日本昔話集 吉四六さん 元NHKフリーアナ
日本昔話 「三大とんち者」
「一休さん」
実在する人物で、周りを気にせず自分の生き方をつらぬいた人。
「吉四六さん」
実在する人物ですが、とんち話のほとんどはのちにつくられました。
頭の良い切れ者と、おろか者の二面があります。
※子供の頃の吉四六さんは「愚か者」のお話が多く、大人になると「ひねくれた切れ者」、そして晩年は「世話好き、子供好きな好々爺」となります。
「彦一」
実在したかどうかは不明ですが、度胸と頭の切れは昔話の登場人物で一番です。
その実力は名探偵コナンの「工藤新一」に匹敵します。
きっちょむさんが登場する、主な昔話。
幼少期 (少し頭の弱い、愚か者)
1月5日: じっと見つめていました
2月5日: 星を落とす
4月5日: つぼを買う
5月5日 : 茶・栗・柿(ちゃくりかき)
少年期 (くせのある頑固者で、少し意地悪)
1月9日: とり年生まれ
2月20日: 火事の知らせ方
3月5日:馬に乗る
3月20日: 家から遠くなっても
4月2日: 売り声
4月20日: 病気のお見舞い
7月8日: どじょうのなべ
8月20日: なまけ弁当
11月20日: 逃げた黒牛
青年期 (ひねくれた切れ者で、商売上手)
1月2日: この正直者め
1月6日: 芝居見物
1月20日: まさかの話
1月22日: まさかの話 その2
2月6日: けんかがうつる
2月13日: 吉四六さんと猫
2月18日: かめかつぎ
3月9日: サザエ売り
3月14日: 餅屋の値段
4月22日: ウマのふん
5月6日: 米の飯
5月7日: 黒いつばきの花
5月16日: こぼれる、こぼれる
5月20日: ウシの鼻ぐり
6月5日: 吉四六の天昇り
6月6日: たごかつぎ
6月20日: 十七毛ネコ
7月3日: 杉の木、百本
7月5日: この下に金なし
7月20日: 金の鳥居(とりい)
7月21日: 麦の粉
8月3日: 動くかかし
8月5日: ネズミの名作
9月5日 : うわばみ退治
9月6日: わた買い
9月20日: かなシイ木と、うれシイ木
10月5日: 舟の渡し賃
10月7日: 中ぶらりんの鐘
10月20日: カモ汁
10月25日: 馬の友だち
11月5日: おとりのキジ
11月25日: すす竹売り
12月8日 : とんち勝負
12月20日: 虫干し
中年〜老年期 (世話好き、子供好きな好々爺)
3月12日: キノコ問答
4月11日: 家が栄える、おまじない
4月24日: ひげの長者
5月4日: 海の上と、畳の上
5月18日: 親ネコ子ネコ
5月30日: 孝行もち屋
6月3日: 米のご飯を腹一杯
6月28日 : 川に落ちた下駄
7月27日: やみ夜のカラス
8月16日: 犬が片足を上げておしっこをするわけ
9月8日: 犬と鏡
10月2日: こぶ取り
10月8日: 吉四六さんの水風呂
11月23日 : うめの実
12月4日: 山を持って来る
12月5日 : ひょうたん1つでカモ十羽
12月24日: おもいやり
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