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きっちょむさん

きっちょむさん

 きっちょむさん(→漢字では吉四六)は、大分県大野郡野津町に実在した人物で、酒造業をいとなんでいた初代広田吉右衛門であるとされています。
 その位牌や墓ものこっているとされていますが、彼がきっちょむさんかどうか、確かな証拠はありません。
 昔話を代表するおどけ者のひとりで、とんちをはたらかせたり、ずるがしこくふるまったり、また逆に、おろかな人間としての一面もあります。

※子供の頃の吉四六さんは「愚か者」のお話が多く、大人になると「ひねくれた切れ者」、そして晩年は「世話好き、子供好きな好々爺」となります。

 きっちょむさんのお話は多く、その数は二百話以上もあるとされていますが、その大半は近年の創作だといわれています。

※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先

投稿者 ナレーター熊崎友香のぐっすりおやすみ朗読

【大人も子供もぐっすり眠れる朗読】心が軽くなる日本昔話集 吉四六さん 元NHKフリーアナ

日本昔話 「三大とんち者」

一休さん
実在する人物で、周りを気にせず自分の生き方をつらぬいた人。

吉四六さん
実在する人物ですが、とんち話のほとんどはのちにつくられました。
頭の良い切れ者と、おろか者の二面があります。

※子供の頃の吉四六さんは「愚か者」のお話が多く、大人になると「ひねくれた切れ者」、そして晩年は「世話好き、子供好きな好々爺」となります。

彦一
実在したかどうかは不明ですが、度胸と頭の切れは昔話の登場人物で一番です。
その実力は名探偵コナンの「工藤新一」に匹敵します。


きっちょむさんが登場する、主な昔話。

じっと見つめていました
まさかの話
星を落とす
火事の知らせ方
馬に乗る
家からとおくなっても
つぼを買う
病気のお見舞い
ちゃくりかき
ウシのはなぐり
きっちょむの天のぼり
十七毛ネコ
この下に金なし
かねのとりい
ネズミの名作
なまけ弁当
うわばみたいじ
かなシイ木と、うれシイ木
舟の渡し賃
カモ汁
おとりのキジ
逃げた黒牛
ひょうたん1つでカモ十羽
虫干し
芝居見物
けんかがうつる
サザエ売り
ウマのふん
米のめし
米のごはんを腹いっぱい
すぎの木、百本
動くかかし
犬と鏡
こぶとり
すす竹売り
山を持ってくる
とり年生まれ
かめかつぎ
キノコ問答
ひげの長者
黒いつばきの花
たごかつぎ
麦の粉
きっちょむさんの水風呂

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