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2月3日の日本民話
(2月3日的日本民間故事)
節分の鬼が残していった金棒 赤鬼節分の鬼が残していった金棒 青鬼

鬼が残していった金棒 (健全普通話版)
鬼落下了的狼牙棒

日本語 ・日本語&中国語

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
福と鬼の折り紙おにとふく 鬼の箱の折り紙おにのはこ 福の箱の折り紙ふくのはこ

♪音声配信(html5)
朗読者 : スタヂオせんむ

むかしむかし、あるところに、とても貧乏な夫婦がいました。
在很久很久以前、有一個地方居住了一對十分貧窮的夫婦。

夫婦は毎日毎日、一生懸命働くのですが、どう頑張っても貧乏から抜け出す事が出来ません。
這對夫妻兩雖然都是每日每夜的拼命工作、可就是無論如何的努力也逃不脫這貧窮的泥沼。

ある節分の日の事。
這是某一天的節分。

節分の豆まきをしようと思った夫婦は、
正在和往常時一樣在家中撒著驅鬼豆的夫妻兩就想了。

「どうせ福を呼んでも、わしらには福は来ないのだから、今年はいっその事、鬼を招いてみようではないか」
反正就是每次嘴巴裡面叫著福氣來我家、可這福氣不就從來一次沒來過嗎、今年乾脆直接算了、改做是換成惡鬼來我家吧。

「そうですね。来ない福を呼んでも、仕方ありませんからね」
說的有道理、反正呼喚了福氣人家也沒有搭理我兩不是嗎、這也是它先拋棄咱兩的。

と、話し合って、こんな豆まきをしました。
就這樣、兩夫妻今天圖了回新鮮、在家中一邊撒著豆子的同時一邊唱到了。

♪鬼は~内、福は~外
福去外、鬼進來♪

♪鬼は~内、福は~外
福去外、鬼進來♪

さて、その夜の事です。
這下可好、當天夜晚。

ドンドン!
ドンドン!
咚咚!咚咚!

誰かが家の戸を叩くので夫婦が戸を開けてみると、何と家の外には赤鬼と青鬼が立っていたのです。
還以為是誰這麼大半夜來自己家敲門的兩夫妻將門打開一看、天啦、屋子的門外不就正看見了一隊紅鬼與藍鬼站在哪兒嗎?

鬼たちは、ニッコリ笑って言いました。
鬼眾拉著笑臉將話說道。

「どうも、こんばんは。『鬼は~内』と、わしらを呼んでくれたのは、お前さんたちか?」
打擾了、晚上好、就問這就是呼喚我們鬼眾前來的鬼入內的屋子嗎?你們是這兒裡的主人吧?

夫婦はびっくりして腰を抜かしそうになりましたが、ニコニコ笑っている鬼たちを見て気持ちを落ち着かせると、
發生這事的當下夫妻兩人是瞬間了失了魂、連支撐著身體的腰桿都順勢軟下了半截、可又等回了一口氣、畢竟伸手不打笑臉人、看向外面的這一群氣氛合樂融融的鬼、夫妻兩人也沒那麼害怕了。

「はい。確かに『鬼は~内』と豆まきをしました」
と、答えました。
沒有錯、可不就是我兩嗎、我們的確是在撒豆子的時候呼喚了鬼的前來
如實的回答了。


「そうかそうか。
真的、竟然是真的呀。

知っての通り今日は節分で、わしらはどこへ行っても豆を投げつけられて大変だった。
如你所瞭解的一樣、今天可是節分、我們鬼不論走到了哪兒都會被豆子所驅逐。

ところがうれしい事に、お前さんたちは『鬼は~内』と呼んでくれた。
可就是拜你所賜、願意歡迎我們鬼的前來、這真是一件十分值得去慶幸的事。

それで、ここへ逃げて来たんだ。
就這樣、我們大傢夥全都逃難到你這兒來了。

・・・他にも仲間がいるのだが、入ってもいいか?」
恩、……可是、就是我們的大部隊的人數看起來稍微有點多的樣子、若是都擠進你的家不會給你們造成麻煩吧?

「はっ、はい。どうぞどうぞ。大したおかまいも出来ませんが」
當然、這可沒問題、大傢夥能進就都進來吧、可就是等下的招待上可能會有些許的不足。

夫婦は鬼たちを家に入れると、とっておきのお酒や料理で鬼たちをもてなしました。
就這樣夫妻兩人將一大隊鬼眾們領進了屋、連忙開始準備起了飯菜以及開啟了那幾罈塵封已久美酒、對鬼眾們進行了招待。

さて、そのうちに朝が来て、隣の家の一番鳥が、
隨著時間一逝而過、不一會兒天就已經快矇矇亮了、而鄰居家的大公雞。

コケコッコー!
と、鳴きました。
咯咯咯咯咯!
這不就已經開始打鳴了嗎。


それを聞いた鬼たちは、びっくりした顔で朝日を見ると、
然而就是一聽到這個的鬼們一個個是連忙慌張了個不停。

「いかん! もうこんな時間になってしもうた。では、世話になりました」
這下可糟糕了!怎麼就都已經這個時間了呀、抱歉、那我們就只能是先行告辭了、感謝你們的款待。

と、慌てて帰って行きましたが、あんまり慌てていた為か、大事な鬼の金棒を忘れて行ったのです。
因為鬼眾們一個個全都慌得不得了、也許就是走得太著急的緣故、竟然連自己狼牙棒都給忘記在了夫妻兩的家裡。

「あれ。あの鬼たち、金棒を忘れて行きおった」
哎呀、是剛剛的鬼眾們、他們把狼牙棒都可落在咱家裡了呀。

「あら、本当に。でもまあ、そのうち取りに来るでしょう」
啊啊啊、這可真是、不過放心、到時人家終歸還是回來取的啦。

夫婦は鬼がいつ金棒を取りに来てもいいようにと、金棒を大切にしまっていましたが、いつまでたっても鬼たちは金棒を取りに来ませんでした。
夫妻二人為了能夠讓鬼眾們隨時來都能夠拿走狼牙棒、於是乎將這些狼牙棒都仔細的保管好在家中好好的收了起來、可一直都已經過去了很長時間、但就是不見鬼有再來過呀。

さて、その話が評判になって、夫婦の家にはあちらこちらから鬼の金棒を見に来る人たちがやって来ました。
而最終隨著消息的流出、住著相鄰幾個鎮子上的大傢夥兒可是都知道了這狼牙棒的消息、為此還有人專門來此想見識見識這鬼眾們的狼牙棒眼福。

そこで夫婦は、やって来る人たちにお茶や団子を売ったので、夫婦はやがて村一番のお金持ちになったのです。
就這樣、面對著絡繹不絕前來參觀的客人們、夫妻兩乾脆就在家中開起來茶水鋪子以專門進行接待這些人、最後靠著茶水以及點心丸子的收入竟然是搖身一變成為了全村子最富有的家庭。

もしかすると鬼たちは、わざと金棒を置いていったのかもしれませんね。
也許正就是讀到了這個結果、鬼眾們為了報答才故意將狼牙棒落在了夫妻兩的家也說不定呢。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

鬼が残していった金棒
鬼榔頭

むかしむかし、あるところに、とても貧乏な夫婦がいました。
到好久以前、就有處地方、二口子好窮。

夫婦は毎日毎日、一生懸命働くのですが、どう頑張っても貧乏から抜け出す事が出来ません。
作事也不是講不努力、但就是日子好不起來。

ある節分の日の事。
這就節分了。

節分の豆まきをしようと思った夫婦は、
節分就是要撒豆子啦。

「どうせ福を呼んでも、わしらには福は来ないのだから、今年はいっその事、鬼を招いてみようではないか」
但夫婦就想啊、每年都喊這招財進寶、但也㫘看到發財啊、乾脆今年子反過來喊算了。

「そうですね。来ない福を呼んでも、仕方ありませんからね」
反正這都一直苦日子過到了、命就這樣子了也㫘辦法。

と、話し合って、こんな豆まきをしました。
這就開始撒。

♪鬼は~内、福は~外
♪鬼は~内、福は~外
福氣走鬼運來
福氣走鬼運來


さて、その夜の事です。
這就晚上。

ドンドン!
ドンドン!
達達達。

誰かが家の戸を叩くので夫婦が戸を開けてみると、何と家の外には赤鬼と青鬼が立っていたのです。
鬼過來䯨門了、二口子門一開、外面一條青鬼紅鬼站到的。

鬼たちは、ニッコリ笑って言いました。
鬼就扮笑臉。

「どうも、こんばんは。『鬼は~内』と、わしらを呼んでくれたのは、お前さんたちか?」
就是你們屋鬼運來啊?

夫婦はびっくりして腰を抜かしそうになりましたが、ニコニコ笑っている鬼たちを見て気持ちを落ち着かせると、
兩口子開門看到是兩條鬼差點㫘駭死、但別個畢竟是掛起條笑臉而且看起來㫘甚麼惡意、二口子也就慢慢緩過來了。

「はい。確かに『鬼は~内』と豆まきをしました」
と、答えました。
㫘錯、就是我們這屋到喊鬼運來。

「そうかそうか。
知っての通り今日は節分で、わしらはどこへ行っても豆を投げつけられて大変だった。
那就好啦
今天過節啦、我兩鬼走那裡都被掗到豆子到處趕、㫘地方去哦。


ところがうれしい事に、お前さんたちは『鬼は~内』と呼んでくれた。
幸虧還有你們這屋到。

それで、ここへ逃げて来たんだ。
這就跑過來躲了。

・・・他にも仲間がいるのだが、入ってもいいか?」
後面還有一潽鬼、可以進屋啵。

「はっ、はい。どうぞどうぞ。大したおかまいも出来ませんが」
進、都進、但就稍微招待下子、我們窮。

夫婦は鬼たちを家に入れると、とっておきのお酒や料理で鬼たちをもてなしました。
二口子幫鬼領進屋、幫存到的酒這就提出來、又是搞菜。

さて、そのうちに朝が来て、隣の家の一番鳥が、
一下天就亮啦、大公雞這就。

コケコッコー!
咯咯咯

と、鳴きました。
打鳴了。

それを聞いた鬼たちは、びっくりした顔で朝日を見ると、
鬼聽到了是駭了個卵脬翻天、這就一望晨光。

「いかん! もうこんな時間になってしもうた。では、世話になりました」
稀爛!已經這個時候了、快閃。
麻煩了啊、我們走了。


と、慌てて帰って行きましたが、あんまり慌てていた為か、大事な鬼の金棒を忘れて行ったのです。
這就一潽鬼急忙跑、連手上的大棒頭都過忘記提了。

「あれ。あの鬼たち、金棒を忘れて行きおった」
他們傢伙忘記拿走啦。

「あら、本当に。でもまあ、そのうち取りに来るでしょう」
不要緊的、到時候得來取的。

夫婦は鬼がいつ金棒を取りに来てもいいようにと、金棒を大切にしまっていましたが、いつまでたっても鬼たちは金棒を取りに来ませんでした。
兩口子就幫鬼的傢伙好生收起來、就等到鬼甚麼發現了回來取、但是這鬼就一直㫘看到回來過。

さて、その話が評判になって、夫婦の家にはあちらこちらから鬼の金棒を見に来る人たちがやって来ました。
後面二口子屋裡面落棒頭、這事一傳開、那個都要過來步兩眼。

そこで夫婦は、やって来る人たちにお茶や団子を売ったので、夫婦はやがて村一番のお金持ちになったのです。
兩口子本來就是作的小本營生、賣茶和串串丸子甚麼的、這人一多賣出去就快、一下㫘好久就看到看到富起來了。

もしかすると鬼たちは、わざと金棒を置いていったのかもしれませんね。
莫興是這鬼專門幫棒頭落到這裡的也講不定。

おしまい
结束

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