福娘童話集 きょうの世界の名作・昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 
     7月31日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
蓄音機の日
きょうの誕生花
やなぎらん
きょうの誕生日・出来事
1967年 本田美奈子(歌手)
 7月31日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
ゆうれいの酒盛り
きょうの世界昔話
青ひげ
きょうの日本民話
鳥になったかさ屋
きょうのイソップ童話
セミ
きょうの江戸小話
かみなり
7月31日の広告

福娘童話集 > きょうの世界昔話 > 7月の世界昔話 > 青ひげ

7月31日の世界の昔話

青ひげ

青ひげ
ペローの童話 → ペローの童話の詳細

 むかしむかし、大きなおやしきに、ひとりの男の人がすんでいました。
 この人は、お屋敷のくらの中にお金や宝石をたくさんもち、いろいろなところに別荘をもっている大金持ちです。
 でも、青いひげがモジャモジャとはえた、とてもこわい顔をしているので、人々から『青ひげ』とよばれてきらわれていました。
 そしてもうひとつ、青ひげには、ヘんなうわさがありました。
 それは、今までに六人もおくさんをもらったのに、みんなどこかへいなくなってしまうという、うわさでした。
 ある時、青ひげは近くにすむ美しい娘を、お嫁さんにしたいと考えました。
 そこで娘とそのお母さんや兄弟たち、それに友だちもよんで、おいしいごちそうをしてもてなしました。
 みんなは別荘にとまり、何日も何日も、散歩やダンスやつりをして、楽しくすごしました。
 そのあいだ、青ひげはいっしょうけんめいニコニコと、やさしい顔をしていました。
 しばらくすると、娘は青ひげのお嫁さんになってもいいと言いました。
 青ひげは大喜びで、すぐに結婚式(けっこんしき)をあげたのです。
 ある日、青ひげはおくさんをよんでいいました。
「わたしは、明日から大切な用があって旅に出かけることになった。だから、あなたにやしきのカギをあずけていこう」
 そういって、カギのたくさんついているたばをとり出しました。
「これは、家具の入っているくらのカギ。これは、金や銀の食器の棚のカギ。これは、宝石箱のカギ。わたしのるすのあいだ、たいくつだったら、このやしきにいくら友だちをよんでもかまわないし、どの部屋に入ってもかまわないよ。ただし・・・」
 青ひげは急にこわい目をして、おくさんをジロリと見ました。
「この小さなカギだけは、使わないように」
「はい。でも、これはいったいどこのカギなのですか?」
 おくさんがたずねると、青ひげはこたえました。
「ろうかのつきあたりの小さな部屋のカギだ。いいな。その部屋には、ぜったいに入ってはいけないぞ」
「わかりました」
 こうして青ひげは、つぎの日、出かけていきました。
 おくさんは、はじめのうちは友だちをよんで楽しくすごしていましたが、そのうち、たいくつになってきました。
 すると、あのいけないといわれた部屋に入りたくて、たまらなくなりました。
「だめ、いけないわ。
 ・・・いけないかしら。
 ・・・少しだけなら。
 ・・・大丈夫よね。
 ・・・大丈夫よ」
 おくさんは、小さなカギで小さな部屋のドアを開けてしまいました。
「あっ!」
 中を見たおくさんは、ドアのところに立ったまま、ガタガタとふるえだしました。
 部屋のかべには、たくさんの女の人の死体がぶらさがり、ゆかには血がベッタリと、こびりついていたのです。
 それはみんな、青ひげのまえのおくさんたちでした。
「ただいま」
 そこへ、青ひげが帰ってきたのです。
 おくさんはビックリして、カギをゆかに落としてしまいました。
 おくさんはあわててカギをひろうと、ドアにカギをかけて青ひげのいる玄関にいきました。
「お、お、おかえりなさい」
 おくさんを見た青ひげは、ニッコリ笑いました。
「やあ、すっかり、おそくなってしまったね。・・・おや、どうしたんだい? そんなにふるえて」
「い、いえ、べ、べつに」
 ガタガタとふるえるおくさんを見た青ひげは、急にこわい顔になっていいました。
「わたしていたカギを、出してもらおう」
「はっ、はい」
 おくさんがふるえる手で差し出したカギを見た青ひげは、キッ! と、おくさんをにらみつけました。
 カギには、あの部屋で落としたときについた血が付いていたのです。
「・・・いけないといったのに、やっぱり見たんだな」
「ゆるしてください、ゆるしてください」
 おくさんは青ひげのまえにひざまずいて、ないてあやまりました。
 でも青ひげは、ゆるしてくれません。
「おまえは悪い女だ。・・・殺してやる!」
「ゆるしてください、ゆるしてください」
「・・・では、お祈りの時間だけまってやろう」
「ああ、神さま・・・」
 おくさんは、必死で神さまにお祈りします。
 青ひげは刀をぬくと、お祈りをしているおくさんの首をきろうとしました。
 ちょうどその時、玄関のドアがひらいて、ふたりの男の人が入ってきました。
 おくさんのふたりのお兄さんたちが、運よく妹をたずねてきたのです。
 ふたりは妹が首をきられそうなのをしって、すぐに青ひげにとびかかって、殺してしまいました。
 死んだ青ひげには、ほかに、しんせきがいなかったので、お屋敷や別荘、お金や宝石は、ぜんぶおくさんのものになりました。
  おくさんは、それからはずっと幸せにくらしたということです。

おしまい

一覧へ移動   このページを閉じる   ホームへ移動

きょうの世界昔話
ミニカレンダー
<<  7月  >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識
- 広 告 -