福娘童話集 きょうの世界の名作・昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 
     12月19日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
日本初飛行の日
きょうの誕生花
くろがねもち
きょうの誕生日・出来事
1973年 反町隆史 (俳優,歌手)
  12月19日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
どろくをかついで
きょうの世界昔話
悪魔の花よめにされた娘
きょうの日本民話
ウメの実になったお化け
きょうのイソップ童話
おなかのすいたイヌたち
きょうの江戸小話
お説教
12月19日の広告

福娘童話集 > きょうの世界昔話 > 12月の世界昔話 > 悪魔の花よめにされた娘

12月19日の世界の昔話

悪魔の花よめにされた娘

悪魔の花よめにされた娘
ロシアの昔話 → ロシアの国情報

 むかしむかし、ロシアのある村に、アコーデオンをひくのがとてもうまい男がいて、村の祭りや婚礼(こんれい)には、なくてはならない存在(そんざい)でした。
 この男がアコーデオンをひきはじめると、村人たちはみんなおどりだします。
 あるとき、この男が森の中をあるいていると、となり村の顔見知りの男が馬車(ばしゃ)にのってやってきました。
 男はアコーデオンひきの顔をみるなり、うれしそうにさけびます。
「ちょうどいいところでであったわい! ちょっとうちの村へきてくれないか? 婚礼があるんだが、アコーデオンひきがいないんで、おまえをむかえにきたんだ」
 男はそういうと、アコーデオンひきを馬車にのせて、自分の村へつれていきました。
 婚礼があるという家につくと、もう客たちがあつまっていて、花嫁をまっています。
 しばらくして花嫁がとうちゃくし、客たちのまえにつれてこられました。
 アコーデオンひきは花よめをひと日みて、おやっ? とおもいました。
「これは、うちの村のアーニャじゃないか! 嫁いりするなんて話はきいてなかったが。それにしても、どうしてあんなに首がかたむいているんだろう」
 なんだかへんだとはおもいましたが、じきに婚礼がはじまったので、だまっていました。
 そのうち酒もりになり、男がアコーデオンをひきはじめると、いつものようににぎやかな歌とおどりがはじまりました。
 たてつづけに何曲かひき、くたびれたのでひと休みすることにしました。
 手にあせをかいていたので、すぐよこにぶらさがっていたカーテンで、なにげなく手をふくと、その瞬間(しゅんかん)に目のまえのものがパッときえたのです。
 気がつくと、アコーデオンひきは森の中の沼のほとりに、一人ポツンとたっていました。
 目のまえには大きな切り株があって、その上に馬フンがいくつもならんでいます。
 さっきまでここにテーブルがあって、おいしそうなごちそうがいっぱいならんでいたのですが。
 男は目をこすって、もう一度たしかめましたが、やっぱり馬フンでした。
「これは悪魔(あくま)どものしわざだ! 悪魔がとなり村の人たちにばけていたんだ!」
 アコーデオンひきはころげるように、自分の村へにげかえりました。
 家にもどると、奥さんがいいました。
「ねえあなた、アーニャって娘のことしってるでしょう? あの子ったらかわいそうに、きょう納屋(なや)で首をつって死んだんだって!」
「・・・!」
 奥さんの話をきいて、男はビックリ。
(あの娘は、やっぱりアーニャだったんだ。そして、悪魔の花よめにされたんだ)
 むかしは、自分で自分の命をたった人は、墓地(ぼち)には埋葬(まいそう)してもらえず、どこか人目につかないところにすてられたのでした。
 そういう人は天国へいけず、悪魔のところへつれていかれます。
 そして、本当なら生きられたのこりの年月がおわるまで、悪魔のところではたらかされるのです。
 また、アーニャのようにわかい娘なら、悪魔の花よめにされるんだそうです。

おしまい

一覧へ移動   このページを閉じる   ホームへ移動

きょうの世界昔話
ミニカレンダー
<<  12月  >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識
- 広 告 -