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3月18日の日本民話
(3月18日的日本民間故事)
トビの鳴き声 (健全普通話版)
鳶的叫聲
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、息子がとてもひねくれ者のトビの親子がいました。
在很久很久以前、就有著這麼的一家鳥類父子、這家的兒子可謂相當的叛逆。
どれくらいひねくれ者かと言うと、父親が、
要說到底是個如何的叛逆法、那現在就來打個比方、父親它呀先是。
「雨が降るから、家の戸を閉めてくれ」
咱家今天可下雨了呀、快去把窗戶都給我關起來吧。
と、言えば、家の戸を全開に開けるし、
可一旦只要是父親如此一交待、這位不聽話的叛逆兒子可就是將家中所有的窗戶都給拉開了。
「そこの白い物を取ってくれ」
就是那塊白色的、兒子你給我遞一手吧。
と、言えば、わざと黒い物を取ってくるのです。
父親就若又是這麼隨口一交待、可就見這位不聽話的叛逆子卻故意的給你叼了塊黑色的過來。
そんな息子に苦労したトビの父親は、やがて重い病気になり、あと数日の命となってしまいました。
就是這樣、為了遷就家中的這位小祖宗不讓自己早點被氣死、可謂是讓鳶爸爸每日心力交瘁、而這種抗壓的環境下也讓鳶爸爸早早得了心病、它現在是連自己也知道了、自己已無數日能活了。
(おれの人生は苦労の連続だったが、もうすぐそれも終わりだ。せめて死んだ後は、安らかにちゃんとした墓で眠りたいものだ。・・・しかし、ちゃんとした墓に入りたいと言っても、あのひねくれ息子じゃあ、反対に死んだおれを海に投げ捨てるかもしれん。・・・まてよ、それなら、反対の事をお願いすればいいんだ)
(我這大半輩子可都是遭了甚麼孽呀、唉、也罷也罷、現在終於也是馬上就可以解脫了、至少在我死後我還能安安心心的睡上一個好覺……………可可可、但就我這一尋思也不對呀、若是讓這傢伙給我辦後事那不還是得捅簍子呀、到時交待它讓我入土為安、它可別火葬場一燒直接給我灑海里去了呀…………
不行不行不行、我得這樣幹、這次我就交待它反著來、這回準成)
そう考えた父親は、自分が死ぬ間際になると、息子にこう言いました。
父親已經在腦海中思慮過了一遍之後、在自己的臨行之刻、也在病塌之前喚來了這個不成器的叛逆兒子對它交待起了自己的後事了。
「息子よ。おれの遺言を良く聞け。おれが死んだら、決してちゃんとした墓に入れるなよ。ちゃんとした墓に入れず、海にでも投げ捨ててくれたらいいからな」
兒呀、這可是我最後的遺言、我只能說一遍你可要好好的聽著呀、我死之後絕對不能合棺入土、記得、到時給我海葬、你只要好好的記住、給我把遺體隨意的拋進大海之中那就對了。
さて、間もなく父親が死んでしまうと、トビの息子は今までの親不孝を大変恥ずかしく思いました。
說完、不到片刻之後、鳶爸爸也是永遠的離開了、而此刻父親的死也讓如今的不成器的叛逆兒子感到了十分的羞愧與悔恨。
「おれがひねくれ者で親父に苦労をかけてきたから、親父は早死にをしてしまったのだ。・・・親父、すまなかったな。せめて遺言ぐらい、ちゃんとかなえてやるからな」
都是我故意甚麼事都反著去做、這樣才導致了爸爸給我活活的氣死、若不是這樣爸爸它根本就不會這麼早就撒手人寰…………我敬愛的爸爸、孩兒實在是不孝對不住您呀、但至少您這最後的遺言我定能好好的為您實現。
そして息子は父親の言葉通り、父親の亡きがらをちゃんとした墓には入れずに、海へと投げ捨てたのです。
就這樣、兒子在最後好好的完成了父親對自己的叮囑、並沒有讓父親的亡骸入土為安、而是直接就那樣的將遺體完整的拋入了大海。
さてその時、死んだと思われていた父親はまだわずかに生きていて、海の中から父親の最後の言葉が聞こえてきたのです。
而就是此時、明明都是已經應該死去的父親竟然迴光返照再次還陽了、兒子它此刻也聽到了、自己父親真真正正的最後一句遺言。
「・・・塩からいよー。・・・塩からいよー」
好鹹呀!這可咋這麼鹹呀!鹹死我了!
それを聞いた息子も、海の上を飛び回りながら父親の言葉を真似しました。
聽到了此刻父親最後的迴響、兒子連忙也趕快的飛到了大海上的父親周邊、為了將這最後的絕響銘記與心、也跟著一同復讀了起來。
「塩からいよー。塩からいよー」
好鹹呀、好鹹呀、鹹死我啦。
この時からトビの鳴き声は『塩からいよー』となり、それが変化して今では『ぴーひょろろー』と鳴くようになったそうです。
也就是此時開始、鳶的叫聲也就由原本的哪個叫聲變成了、好鹹好鹹好鹹、後來又是經歷了諸多了歲月最後則就演變成了現在的『噼-嚯喏喏』這樣
※鳥の鳴き声の由来ではホトトギスの兄弟も有名です。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
トビの鳴き声
醎死爹了
むかしむかし、息子がとてもひねくれ者のトビの親子がいました。
到好久以前、這鳥生兒、就出了個叛逆兒。
どれくらいひねくれ者かと言うと、父親が、
怎麼個叛逆法啦。
「雨が降るから、家の戸を閉めてくれ」
要下雨喊他關窗戶。
と、言えば、家の戸を全開に開けるし、
他就幫窗戶全開了。
「そこの白い物を取ってくれ」
講要條白的。
と、言えば、わざと黒い物を取ってくるのです。
就故意幫你取條黑的過來。
そんな息子に苦労したトビの父親は、やがて重い病気になり、あと数日の命となってしまいました。
親爹過就被這條小兒慪得了病、㫘過好久、要死了。
(おれの人生は苦労の連続だったが、もうすぐそれも終わりだ。せめて死んだ後は、安らかにちゃんとした墓で眠りたいものだ。
碰到這尸囟日(U+21CAE)兒、我看自己是到墳墓裡面才能安息了、苦日子也是到頭了。
・・・しかし、ちゃんとした墓に入りたいと言っても、あのひねくれ息子じゃあ、反対に死んだおれを海に投げ捨てるかもしれん。・・・まてよ、それなら、反対の事をお願いすればいいんだ)
我若是交待了後事讓他幫我往土裡一埋、他莫就是幫我骨灰往海裡面一掗哦、還是喊他幫我骨灰甩海裡面去好了。
そう考えた父親は、自分が死ぬ間際になると、息子にこう言いました。
老頭這也開始交待後事了。
「息子よ。おれの遺言を良く聞け。おれが死んだら、決してちゃんとした墓に入れるなよ。ちゃんとした墓に入れず、海にでも投げ捨ててくれたらいいからな」
就吩咐自己兒、自己死後千萬不要入土、就幫屍體直接往海裡面一甩就可以了。
さて、間もなく父親が死んでしまうと、トビの息子は今までの親不孝を大変恥ずかしく思いました。
㫘幾天、嚥氣了、看自己老頭被自己氣死了、鳥兒也㫘見怎麼開心、畢竟㫘人再讓自己慪了。
「おれがひねくれ者で親父に苦労をかけてきたから、親父は早死にをしてしまったのだ。・・・親父、すまなかったな。せめて遺言ぐらい、ちゃんとかなえてやるからな」
就講最後這一程要好生按老頭的吩咐、也算是要完成老頭最後的遺願。
そして息子は父親の言葉通り、父親の亡きがらをちゃんとした墓には入れずに、海へと投げ捨てたのです。
這就幫屍體一掗、入海了。
さてその時、死んだと思われていた父親はまだわずかに生きていて、海の中から父親の最後の言葉が聞こえてきたのです。
這一掗過死人還陽、迴光返照、人又著氣活了。
「・・・塩からいよー。・・・塩からいよー」
醎(音寒)死我了、醎死我了。
それを聞いた息子も、海の上を飛び回りながら父親の言葉を真似しました。
這就兒學爹有樣子、聽到自己爹喊醎、自己也。
「塩からいよー。塩からいよー」
醎死我了、醎死我了。
この時からトビの鳴き声は『塩からいよー』となり、それが変化して今では『ぴーひょろろー』と鳴くようになったそうです。
後來這鶯就天天醎死我了醎死我了到那裡叫、久而久之變成現在的叫聲、聽起來還真跟醎死我了又點像到的。
おしまい
结束
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