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6月4日の日本民話
(6月4日的日本民間故事)
白鳥の関 (健全普通話版)
天鵝關
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、紀の関という関所があり、この関所に近い村に一人の若者が住んでいました。
在很久很久以前、位處於一個叫做紀關的關卡附近的小村莊、在這就住了有一位年輕人。
ひどくあきっぽい男で、何をやっても途中で投げ出してしまうので村人に馬鹿にされていました。
因為實在是這傢伙太沈不住氣了、所以也就導致年輕人無論試著去做任何事、都是很快的就半途而廢、就他那副德性、村子裡面就連一個看好他未來的人都沒有呢。
ある日の事、その若者が山道を歩いていると、羽に矢が刺さってもがいている白鳥がいました。
就說說這天吧、年輕人在山上走呀走、此時是看到了一隻翅膀中箭受傷而正在那掙扎的天鵝呢。
若者はその白鳥の羽から矢を抜いてやると、空へ放してやりました。
而年輕人接下來所做的事則就是將天鵝翅膀上的箭頭一拔、然後將它送回了天空
そのとき白鳥は一声鳴いて、うれしそうに飛び立っていきました。
就是在放飛了天鵝之際、只聞天鵝一聲鳴啼、似乎是很感激的飛走了。
さてその晩、若者の夢の中で白鳥が現れて、
也就是在當天的夜晚呀、年輕人晚上睡覺是直接做夢了、夢中出現的也就是白天的那隻天鵝。
「昼間は危ないところを助けてくださり、ありがとうございました。お礼に、お前さまの願いをかなえてあげましょう」
「感謝今天你能解救我於水火之中、現在我是特來為表感激想給你回饋一份謝禮、你若是有甚麼心願現在就也試著跟我提一下吧、我可以為其滿足。
と、言うではありませんか。
這可不、把這話給年輕人是說出來了。
若者は少し考えてから、
年輕人稍微也是考慮了那麼個一陣子吧。
「それなら、きれいでやさしい嫁を世話してほしい」
那既然這樣、你就給我來一個漂亮又聽話的妻子吧。
と、言いました。
如此的許願到。
それから三日後、若者のところへ美しい嫁がやって来たのです。
在那之後還就真過了三天、的確是有一位年輕貌美的姑娘跑到年輕人家裡當他的妻子來了。
嫁さんはとてもいい嫁さんで、家の仕事も畑仕事もがんばり、そして若者をとても大切にしました。
而且這位妻子還真是好的不一般、不僅會做家務還能下地幹活、最重要的是她還對著年輕人是一個勁的死心塌地呢。
けれども若者の方は、嫁さんよりも鳥やけものの狩りに心を奪われるようになりました。
但可就到了年輕人這邊、比起這樣的妻子年輕人卻突然一下子是對這打獵產生了濃厚的興趣、每天是在山間追逐那些個飛禽走獸去了。
そしてある日のこと、若者は嫁さんにさんざん小言をいったあげく、空に向かって叫びました。
直到時間來到了這一天、年輕人先是有點不高興的埋怨了自己的妻子一通之後、隨後則就是又對到了天空開始大喊。
「白鳥よ、おらあ、この嫁にはあきあきした。嫁より、狩りをするのが楽しいんじゃ。もう嫁はいらんから、代わりに立派な弓矢をくれ」
天鵝呀、這個妻子我現在已經厭煩了、比起老婆、我還是感覺打獵要來的有意思多了、所以說這個妻子我現在就不要她了、而作為交換、請給我一把強而有力的神弓吧。
嫁さんはそれを聞くと一晩中泣いていましたが、朝になると嫁さんの姿はなくて、その代わりに立派な弓矢が置いてあったのです。
妻子當即也聽到了這話之後可是有痛哭了一個整夜呀、但等時間來到了第二天、人是已經立馬不見了去、而此時的家中卻是平白了多出了一把神弓。
「おおっ、これさえあれば、鳥でも鹿でも取り放題だ」
哈哈、這了這玩意兒、要取任何的飛禽走獸可都不在話下了呀。
若者は弓矢をつかむと、大喜びで狩りに飛び出しました。
年輕人連忙的一把的抓住了弓、高興的想趕快的試試其威力。
しかしいくら立派な弓矢を持っていても、狩りの腕が悪いので山鳥の一羽も射止められません。
但這咋說呀、那就是年輕人的射箭功夫就是根本不咋的、所以即便是神弓在手也還不是連一隻飛鳥都射不到嗎。
一緒に狩りに行った村人に馬鹿にされた若者は、くやしまぎれに弓矢を放り投げました。
跟他一起打獵的同村看見了他是次次放空、一個勁的就在那那兒拼命的嘲笑人家呀、這可讓年輕人是一整個的氣急敗壞的不行、連忙的把弓箭把地上一砸。
「こんな弓矢、もういらん!」
這樣的弓箭真是沒一點用、我不要了!
すると弓矢は美しい白鳥に姿を変えて、若者の手をするりと抜けると山峠のかなたへ消えていきました。
於是乎呀、弓箭這就一下子幻化成了一隻漂亮天鵝、與年輕人擦身而過、一溜煙的飛向這大山的遠方、消失了。
「まてー、まってくれー! やっぱりあの嫁を帰してくれー!」
等!別走呀!果然還是我原來的那位妻子、把她還要給我還回來先呀。
白鳥を追いかけた若者は、関所を駆け抜けようとして関守に呼びとめられていました。
就這樣呀、年輕人是開始了一路追逐起了天鵝、可就在想要繼續往前時、因為已是來到了這守衛的關卡前、所以是被正在把守著的守關給攔住了路。
びっくりした若者は、あわてて頭を下げて言いました。
察覺了大事不妙的年輕人立馬就是慌張的低下頭來進行了一番解釋。
「怪しい者では、ございません。このあたりの百姓でして、逃げた嫁を探していたのです」
我不是甚麼可疑之人、就是住在這附近的村民、來這是想要找到從家中逃走的妻子。
そして恐る恐る関守の顔を見上げて、若者はあっと叫びました。
說完這樣的一番話之後、年輕人很是緊張的緩緩抬起了頭試著了去偷看守衛的臉色、但這可把自己給嚇的呀。
なんとその関守は女で、しかも姿を消した嫁さんだったのです。
要說這是為甚麼、那可不攔住自己的守衛不就是一個女人嗎、而且說白了這不就是自己的妻子呀。
嫁さんは、目からみるみる涙を流しながら言いました。
可此時的妻子眼裡的淚水已經奪眶而出、一邊哭著一邊這樣的說道。
「どんなことがあっても、この関は通しません。お前ののぞみは、もうかなえられません」
無論是發生了甚麼事、這個關卡我是都不會讓你闖過去的、我已經無法再能為你滿足任何的心願了。
そして涙に濡れた袖はみるみるうちにまっ白な羽に変わり、それを見た若者は転げるように逃げていきました。
就這樣呀、眼前的守衛又是拖起了早就淚痕滿佈的雙袖、可此時的袖子看著看著就那麼的變化成為了翅膀、而就是這一幕被年輕人看到後可是把自己嚇的屁滾尿流呀、沒命似的立馬摔著跟頭轉頭逃命了。
このときから紀の関は、不死鳥の関とよばれるようになったのです。
據說也就是自這個時候開始呀、紀關後面就都被叫成作是不死鳥關了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
白鳥の関
天鵝關
むかしむかし、紀の関という関所があり、この関所に近い村に一人の若者が住んでいました。
到好久以前、紀関這麼條通關門卡、邊上這就一條年輕人住到的。
ひどくあきっぽい男で、何をやっても途中で投げ出してしまうので村人に馬鹿にされていました。
這搞甚麼事都急要速成、一看半天不動馬上收手、村裡就講這兒以後㫘搞頭的。
ある日の事、その若者が山道を歩いていると、羽に矢が刺さってもがいている白鳥がいました。
這就這天走路上、過條野天鵝翅膀中了一箭、看到年輕人過來了又到那裡彈啊彈。
若者はその白鳥の羽から矢を抜いてやると、空へ放してやりました。
男的走到邊、幫箭一抽、放飛了。
そのとき白鳥は一声鳴いて、うれしそうに飛び立っていきました。
這過就翅膀著折還真飛起來了、天上一聲叫、騰空了。
さてその晩、若者の夢の中で白鳥が現れて、
晚上這天鵝就入了年輕人夢境了。
「昼間は危ないところを助けてくださり、ありがとうございました。お礼に、お前さまの願いをかなえてあげましょう」
講白天幸虧有你幫忙、自己可以實現別個一個心願。
と、言うではありませんか。
這就過開口要報恩了。
若者は少し考えてから、
年輕人想一陣。
「それなら、きれいでやさしい嫁を世話してほしい」
講自己要條堂客、要聽自己話還要長的乖。
と、言いました。
就這麼講了。
それから三日後、若者のところへ美しい嫁がやって来たのです。
這就三天後、乖堂客來了。
嫁さんはとてもいい嫁さんで、家の仕事も畑仕事もがんばり、そして若者をとても大切にしました。
就跟年輕人講一樣的、處處替自己想到的、作事也是堂客一個人包了。
けれども若者の方は、嫁さんよりも鳥やけものの狩りに心を奪われるようになりました。
這年輕人㫘事作、心思過就偏到打獵上面去了、㫘事就射下子野豬啊、射下子鳥甚麼的。
そしてある日のこと、若者は嫁さんにさんざん小言をいったあげく、空に向かって叫びました。
這就有天、年輕人開始講自己堂客的不是、最後過就對到天上一吼。
「白鳥よ、おらあ、この嫁にはあきあきした。嫁より、狩りをするのが楽しいんじゃ。もう嫁はいらんから、代わりに立派な弓矢をくれ」
講天鵝啊、這條堂客我現在已經厭了、我想打獵、這堂客就不要了、換我把神弓咯。
嫁さんはそれを聞くと一晩中泣いていましたが、朝になると嫁さんの姿はなくて、その代わりに立派な弓矢が置いてあったのです。
堂客聽到這話一晚上㫘睡就都到那裡哭、這白天、堂客就過已經不見了去、屋裡一把弓放那裡的。
「おおっ、これさえあれば、鳥でも鹿でも取り放題だ」
好傢伙、有這把弓、射鳥射鹿射甚麼都舒服。
若者は弓矢をつかむと、大喜びで狩りに飛び出しました。
年輕人幫弓一佩、這就出去試手了、好想看下子這神弓的效果。
しかしいくら立派な弓矢を持っていても、狩りの腕が悪いので山鳥の一羽も射止められません。
但是年輕人想要好弓是因為自己不善射、這基本功不行換神器也是徒勞。
一緒に狩りに行った村人に馬鹿にされた若者は、くやしまぎれに弓矢を放り投げました。
和他一起來的人看他這技術就都到笑、人急了就幫弓往地上一掗。
「こんな弓矢、もういらん!」
垃圾、㫘點卵用。
すると弓矢は美しい白鳥に姿を変えて、若者の手をするりと抜けると山峠のかなたへ消えていきました。
這就看到弓箭變到變到成一羽天鵝、跟年輕人擦身、飛向山遠處了。
「まてー、まってくれー! やっぱりあの嫁を帰してくれー!」
年輕人一看弓箭過飛了、別個又變成了當初的天鵝、這就連忙改口、自己急了、講要再幫堂客換回來。
白鳥を追いかけた若者は、関所を駆け抜けようとして関守に呼びとめられていました。
這就追啊、到了通關的地方被差人一攔。
びっくりした若者は、あわてて頭を下げて言いました。
別個有刀、年輕人過駭了個卵脬翻天、姿態就拉的好低。
「怪しい者では、ございません。このあたりの百姓でして、逃げた嫁を探していたのです」
講自己堂客跑了、自己就住到邊上的、現在是到追別個。
そして恐る恐る関守の顔を見上げて、若者はあっと叫びました。
這就才敢抬頭看別個差人、人突然一驚。
なんとその関守は女で、しかも姿を消した嫁さんだったのです。
因為這條眼前人就是自己要追回去的堂客。
嫁さんは、目からみるみる涙を流しながら言いました。
堂客的樣子已經是眼睛水雙⻗古缶。
「どんなことがあっても、この関は通しません。お前ののぞみは、もうかなえられません」
就講這關卡不能讓你過、自己已經無法再逐你之願了。
そして涙に濡れた袖はみるみるうちにまっ白な羽に変わり、それを見た若者は転げるように逃げていきました。
這就兩袖青淚、轉瞬又是一羽天鵝化現、年輕人只是當場駭了個卵脬翻天、跟到像是怕死樣的飛奔逃離。
このときから紀の関は、不死鳥の関とよばれるようになったのです。
這後面紀關也著人喊成神鳥關了。
おしまい
结束
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