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8月7日の日本民話
(8月7日的日本民間故事)
娘の寿命 (健全普通話版)
姑娘的壽命
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むかしむかし、旅の途中の弘法大師が、川で洗濯をしている美しい娘に出会いました。
在很久很久以前、此時的弘法大師還在天下間雲遊著呢、突就路經了一條河川之時是與一名洗著衣服的漂亮姑娘碰見了面。
娘は大師ににっこり微笑むと、
看見了大師後的姑娘還對著人家是露出了一臉微笑。
「お坊さま、こんにちは」
這位大師傅、您好呀。
と、頭を下げました。
就這樣順便的又是給人打了個招呼。
「はい、こんにちは」
好、你也好呀。
大師も頭を下げると、ふと小さな声で、
大師也一樣朝著人低低了自己的腦袋、算回了個禮、可就接下來這句的小聲低估呀。
「可愛らしい娘さんじゃが、おしい事に、寿命はあと三年か」
還才這麼年少又水靈水靈的小姑娘、沒想到這壽命竟就只剩下還有三年咯、可嘆可嘆呀。
と、一人言を言ったのです。
就這樣的是冒出了一句自言自語。
「えっ?」
誒?
それを聞いた娘は、びっくりです。
可就是那句小聲的嘀咕給人姑娘聽到了之後、那一整個臉色立馬是全驚了呀。
娘はあわてて家へ帰ると、お父さんとお母さんにその事を話しました。
一路不帶停的、小姑娘是急匆匆的就給跑回了自己家、是把這事快點給告訴自己的父母了。
するとお父さんとお母さんは、青い顔で娘に言いました。
父母當下一得知了這個消息之後呀、那臉色就也開始全鐵青了起來。
「それは大変! 早くそのお坊さんを追いかけていって、『どうか寿命を、もっとのばして下さい』と、お頼みしてくるんだ!」
天啦、這可是個大案子呀!趕快的、別愣著、現在就快去追之前的那位法師呀、跟人家要說仔細了、求著他呀、就這說、『大師大師、還請把我的壽命多為我緩上一些吧』對、你就這樣的跟人家求、懂了嗎!
そこで娘は、大師の後を追いかけてお願いしました。
於是乎、小姑娘這就立馬的跟著大師的屁股後面追人家去了。
「もしもし、お坊さま! どうか、わたしの命をもう少しのばしてくださいませ!」
法師法師!等等我呀!拜託了、還請再把我的壽命給拜託多寬限一陣子吧!
すると大師は、困った顔で言いました。
可被一追上後的大師一聽了這話是立馬就皺起了眉頭呀。
「うーむ、わたしもそうしてやりたいのだが、残念ながら今のわたしの力では、人の寿命を知る事は出来ても、それをのばす事は出来んのだ」
這這這、誒、不行呀、其實我就一開始都想這樣給你幹的、但那後來我不是就直接走了嗎、抱歉了、小姑娘、就現在我的這個修為呀、它還就只能是光知道人還剩下多少命、續命這事、我功夫還不到家啊。
これを聞いた娘は、悲しくなってポロポロと涙を流しました。
聽到了是這個結果、小姑娘那叫哭的是一個撕心裂肺呀、眼淚狂流呢。
「では、わたしはあと三年しか・・・」
所以就是說、我的壽命就只有三年之久了嗎…………
その涙に心を打たれた大師は、娘に言いました。
就這小姑娘哭的、一下子就是把法師都搞的於心不忍了、一個狠招一支。
「娘さん。うまくいくかどうかは分からんが、運命を変えられるかもしれん方法が一つある」
姑娘啊、那你就這樣、先說我不管這事絕對靠譜啊、可其實命這東西呢、它也不是不能改、方法就我所知的、確實還就真有一個呢。
「本当ですか!」
是真的嗎!
「うむ、良く聞きなさい。
當然、你就可仔細聽好了啊。
ここから北へ十里(じゅうり→四十キロ)ほど行くと山が三つあり、その中の一番大きな山のふもとに大きな松が三本立っている。
就從這裡開始吧、打北邊去一直走十里路、等到了瞧見三座大山、就最雄偉的那一座呀、你就又朝它的山腳直走、一直走到看到了三顆很大很大的松樹。
その三本の松の下で、三人の老人が碁(ご)をうっているはずだ。
就在那三顆松下呢、剛好就有著三個老人在那下著圍棋。
その老人たちに、お酒をすすめなさい。
而你到時要做的、那就是給他們勸酒。
老人たちは碁に夢中だが、何度も何度もお酒をすすめるうちに、やがてあんたに気がつくだろう。
那三老家夥下棋可就起勁了、那叫一個十分的專注、所以說呀、你不多試著打攪他們幾回、那他們就是完全都不會感覺到你的存在呢、但你只要一直努力呀、他們總就是會注意到你的。
老人たちがあんたに気づいたら、命の事を頼んでみなさい。
等到了那個時候、就你們都搭上了話呀、老老實實的你也就把自己的這情況說給人家聽吧、這事就得還要委託著他們去辦呢。
その老人は人の寿命が書かれた帳面を持っているから、うまくいけば、あんたの寿命を書きかえてくれるかもしれん」
畢竟那些個老人手上可是握有著閻王的生死薄呢、你若是有那個能耐呀、求成功了、人家指不定就給你上面的歲數給改了呢。
これを聞いて、娘は大喜びです。
聽到還可以這樣弄、那叫把姑娘是高興的一個直樂呀。
娘はさっそくお酒の用意をすると、北の山をめざして出発しました。
很快的、姑娘也是真的就準備好了酒壺、然後朝著北方的大山出發了。
やがて娘が三本の松の木にたどり着くと、松の木の下には大師の言っていた通り三人の老人たちが座っていて、そのうちの二人は碁をうち、一人は帳面をつけていました。
等最終姑娘是也看到了那三顆大松樹之後呀、你還真別說、是和法師之前說的沒有出入呀、還真三位老頭子在那大松樹下是悠閒的下著棋呢、準確的來說、正在下棋的是兩名、而另一位呀、人家是捏著自己的死生薄坐在旁邊在研究它呢。
しかし三人とも、眠っているようにじっとして動きません。
但真等你過去又仔細一瞧、前方那個場景的時間就好似是被凍結了一般、所有的一切為何就全部是如同了被定格一般、一動不動呢。
しかも老人が側に置いている木のつえから芽が出て、それに葉と花が咲き、実さえなっているのですから、もう何年もこのままなのでしょう。
再繼續瞧瞧這幾位老人腳下的那塊土地、就旁邊人家放的那根柺杖吧、上面不僅是發了芽、甚至還開了花、這還不止了、瞧仔細了後、那上面不都明明是連果實是生了出來嗎、柺杖開花結果、哪得都是要過去了多少個年頭呀。
「どうしよう。下手に起こして、ご機嫌をそこねられても困るし。でもとりあえず、お酒を」
這下子我該怎麼辦呀、貿然過去就敬酒我真是怕打攪了人家的雅興、萬一惹怒了人家、就先把酒給人家倒出來在邊上候著吧。
娘は大師に教えられたように、老人たちの近くに三つのおぜんを置いて、それぞれのさかずきにお酒をつぎました。
姑娘也是先依照了法師的當時所教、就在人家的邊上是給先陳好了三個膳盒、裡面呢就全是些下酒菜、然後便就又用酒壺是給旁邊的三小杯子裡滿上了。
そして木のかげから、三人の様子を見ていました。
接下來的姑娘也是不敢上去再去打攪三位高人、就蹲守在邊上的一顆大樹下、就光靜靜的在那一直看著三位老人的樣子呢。
でも老人たちは、なかなか目を覚ましません。
可瞧那三位老人的樣子是都已經睡了嗎、就如同是眯起了眼、半天就坐在那、是眼睛都不帶睜一下的這樣。
どうしたらいいかと考えているうち、娘もねむくなってきました。
事情現在的這個樣子、姑娘也是為難極了、左想右想吧、想著想著也把自己給想迷糊了、等睡意又漸漸襲來、自己乾脆也慢慢眯眼了。
「仕方がないわ。ちょっとねむって、この人たちの目が覚めるのを待ちましょう」
沒辦法、我也就稍微睡上那麼一小會兒、等著三位老人回來神來自己把眼睛睜開吧。
娘は松の木によりかかって、そのままねむってしまいました。
姑娘依靠起了松樹、身子就是那麼一歇、自己也開始稍加歇息了。
そして娘も老人も、それから何十年も何百年もねむり続けました。
就這樣呀、從今往後一直、一直一直、無論是過去了好幾十年還是又幾百年、老人亦或是姑娘、這裡的一切都沒有變、永遠的靜止了、大家始終就都是在那樣的一個沈眠之中永續。
もしかすると、今でもねむっているかもしれません。
或許甚至都有可能、咋說呢、就是說即便到了是現在的這個今天呀、那位姑娘和三位老人都還有可能的就在那個原地一直靜悄悄的還沈眠著呢。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
娘の寿命
萬萬年
むかしむかし、旅の途中の弘法大師が、川で洗濯をしている美しい娘に出会いました。
到好久以前、這四處雲遊的布衣和尚弘法大師、就走到一處河頭來了、看到一條長的好乖的小女兒到洗衣服。
娘は大師ににっこり微笑むと、
看到有人來、女還對和尚一笑。
「お坊さま、こんにちは」
と、頭を下げました。
打了個招呼。
「はい、こんにちは」
大師も頭を下げると、ふと小さな声で、
法師也回了別個一下。
「可愛らしい娘さんじゃが、おしい事に、寿命はあと三年か」
但又故作玄虛的小聲講、好似惋惜、講這小女兒命就要不長久了。
と、一人言を言ったのです。
「えっ?」
小女兒耳朵好。
それを聞いた娘は、びっくりです。
聽到和尚輕語、駭一大跳。
娘はあわてて家へ帰ると、お父さんとお母さんにその事を話しました。
回去就幫這事跟娘老頭交待了去。
するとお父さんとお母さんは、青い顔で娘に言いました。
不曉得是不是以前人都覺得這和尚以及跳大神的傢伙是巫師還是神仙甚麼卵、是特別的重視。
「それは大変! 早くそのお坊さんを追いかけていって、『どうか寿命を、もっとのばして下さい』と、お頼みしてくるんだ!」
覺得自己女馬上就要命不長久了、急了個卵脬翻天、要快點短(𢷖)和尚去讓人救命。
そこで娘は、大師の後を追いかけてお願いしました。
這過就屁股後面跟到踵。
「もしもし、お坊さま! どうか、わたしの命をもう少しのばしてくださいませ!」
要別個法師幫自己化解難關。
すると大師は、困った顔で言いました。
但是大師也是為難、不然一開始就不得打算直接走的。
「うーむ、わたしもそうしてやりたいのだが、残念ながら今のわたしの力では、人の寿命を知る事は出来ても、それをのばす事は出来んのだ」
講這曉得結果和跟能改變結果完全是不同的二回事、不管你信不信命都是命早就決定好的、正是這世上根本就不存在命運、所以就更不存在能改變命運、就是這麼到、人才會被命運控制、若是真有命運那豈不是只要去改變那就好了。
これを聞いた娘は、悲しくなってポロポロと涙を流しました。
女兒不曉得這講的是甚麼卵、但大概就是曉得自己㫘救了、眼睛水雙⻗古缶。
「では、わたしはあと三年しか・・・」
那就是講我還有三年是吧。
その涙に心を打たれた大師は、娘に言いました。
「娘さん。うまくいくかどうかは分からんが、運命を変えられるかもしれん方法が一つある」
法師看別個小女兒哭紅了臉、自己也是不忍。
講你生落來㫘價值、死了㫘意義、只因天生萬物、卻又不願讓萬物帶有任何背負、任何期盼以及理由都不配成為人生落下必須非履行不可的枷鎖、即便這世界需要人創造出價值、但自一開始人就不需要認可世界存在的價值。
「本当ですか!」
意思就是隨便你搞、反正你死的活的都無所謂。
「うむ、良く聞きなさい。
ここから北へ十里(じゅうり→四十キロ)ほど行くと山が三つあり、その中の一番大きな山のふもとに大きな松が三本立っている。
這就仙人指路了、要女往北邊去個十里、就看到三座山、這就走最大的那條大山、山上又有三顆樹。
その三本の松の下で、三人の老人が碁(ご)をうっているはずだ。
那三條樹底下就剛好有三條老杆子到下圍棋。
その老人たちに、お酒をすすめなさい。
你請他們吃點小酒、講這裡了懂我意思吧?
老人たちは碁に夢中だが、何度も何度もお酒をすすめるうちに、やがてあんたに気がつくだろう。
別個下棋不一定得罒次你、但是你是請別個吃酒、多講幾遍也不得怪。
老人たちがあんたに気づいたら、命の事を頼んでみなさい。
到時候這就搭上話了、你就幫你的案子跟他們講下子就可以了。
その老人は人の寿命が書かれた帳面を持っているから、うまくいけば、あんたの寿命を書きかえてくれるかもしれん」
別個其實是神仙、這事講搞的好也搞的好、就看你自己要怎麼作了。
これを聞いて、娘は大喜びです。
娘はさっそくお酒の用意をすると、北の山をめざして出発しました。
女看到有救、一下是好高興、跟到回去準備酒了、這就快點上山邏神仙去。
やがて娘が三本の松の木にたどり着くと、松の木の下には大師の言っていた通り三人の老人たちが座っていて、そのうちの二人は碁をうち、一人は帳面をつけていました。
還就真有三條老杆子松樹底下坐到的、一桌棋一擺。
しかし三人とも、眠っているようにじっとして動きません。
但是看這三條老杆子是怎麼都睏了去、眼睛眯那裡一動不動的。
しかも老人が側に置いている木のつえから芽が出て、それに葉と花が咲き、実さえなっているのですから、もう何年もこのままなのでしょう。
而且這睡的不是一陣啊、位子邊上都長草開花了、好像這一屁股坐落來都已經好幾年了。
「どうしよう。下手に起こして、ご機嫌をそこねられても困るし。でもとりあえず、お酒を」
這等別個醒等的到啊、莫是十把年哦、但是就算幫他們搞醒起來好像也太不好啊、先幫酒倒好放到、等下的事等下在講、反正酒遲早要倒的。
娘は大師に教えられたように、老人たちの近くに三つのおぜんを置いて、それぞれのさかずきにお酒をつぎました。
這就桌子上面三個大碗一放、全部都倒滿起來。
そして木のかげから、三人の様子を見ていました。
人這就又走遠點、躲到偷偷觀察下子。
でも老人たちは、なかなか目を覚ましません。
但是就是不看人醒啦。
どうしたらいいかと考えているうち、娘もねむくなってきました。
女不曉得怎麼辦、這就一直乾等、自己也慢慢睏了去。
「仕方がないわ。ちょっとねむって、この人たちの目が覚めるのを待ちましょう」
這過就變成四條人睡了。
娘は松の木によりかかって、そのままねむってしまいました。
女就靠到那顆松、人就一直靜到了去。
そして娘も老人も、それから何十年も何百年もねむり続けました。
這之後是所有人都不見醒來、老杆子還是女、十年二十年幾百年、過一直沈睡。
もしかすると、今でもねむっているかもしれません。
莫興現在還是睡到那顆松樹底下的也講不定哦。
おしまい
结束
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