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12月21日の日本民話
(12月21日的日本民間故事)
かほうは、寝て待て (健全普通話版)
該來的跑不了
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、貧乏ですが心のやさしいおじいさんとおばあさんがいました。
在很久很久以前、就有著這麼一個地方、然後呢、就是住有了一對心地善良的公婆。
あるお正月の朝、目を覚ましたおじいさんがおばあさんに言いました。
於某一個新年的早晨、先是睜開了眼睛的老爺爺就是對著老伴的婆婆這樣子的說道了。
「おばあさん、おら、いい夢を見たぞ。
婆子、婆子、告訴你、我剛剛是有做了一個了不起的夢呢。
うらの畑に、大きな木があるだろ?
就咋們的那個菜園子、是不是就有很大的一顆大樹呀?
その木の根元をほったら、小判のつまったつぼが出てきたんだ。
我有夢到了就是從這個樹木底下、爆出來了個裝滿金銀財寶的寶壺呢。
うれしやと思ったら、目が覚めてしもうた」
所以說呀、我笑死了過去、一激動呀、好傢伙、人醒了。
それを聞いたおばあさんは、うれしそうに言いました。
可老婆婆們一聽完、立馬就是很高興的對著老爺爺說道了。
「それじゃ、早くほりに行きましょう!
那快點、咱們現在就去給那個寶貝挖出來呀!
むかしからお正月に見る夢は『初夢(はつゆめ)』と言って、本当の事だといいますよ」
我知道的、這個就是正月新年的“初夢”而初夢就是一個會美夢成真的預知夢呀、從以前開始大家都是這麼傳的呢。
「これこれ、そんなにあわてちゃいけない。
哎喲哎喲、你也別那麼慌嘛。
むかしから『かほう(→幸運)は、寝て待て』と、いうじゃないか」
從前也不是就說過這“該來的跑不了、不是你的你也拿不走嘛。(正所謂踏破鐵鞋無覓處、得來全部費功夫呀、放寬心、我們呀不急躺好再睡個回籠覺)
「それも、そうですね。それじゃあ、もう少し寝ていましょう」
那行、就聽你的我們再躺一陣子、等著福報自己找我們吧。
おじいさんとおばあさんは、また眠ってしまいました。
就這樣呢、公婆兩就又是再床上把一個回籠覺給睡了起來。
さて、この二人の話を、家の前を通りかかったとなりのよくばりじいさんが聞いていました。
可就是公婆這麼一番對話吧、恰巧就是在外頭剛好路過一位壞心眼的貪心鄰居、給他是無意中聽到咯。
(しめしめ、良い事を聞いたぞ)
(哈哈哈哈、這可讓我是知道了一個大好事呀)
よくばりじいさんはクワを取りに帰ると、さっそく大きな木の根元をほってみました。
這位鄰居人家是特別的愛錢、貪心的不得了呢、立馬就是回到家中鋤頭一提、然後呢、跑人家公婆的菜園子大樹底下開挖去咯。
すると本当に、つぼが出てきたのです。
然後呀、天啦、竟然真就是出現了一個寶壺呢。
「ありがたい、ありがたい。これで大金持ちじゃ」
天公祝我、天公祝我、這下我可發大財咯。
よくばりじいさんは大喜びでつぼをかかえて、自分の家にもどりました。
壞鄰居眼看爆出了金幣直接就是給自己笑掉了大牙、然後立馬抱著寶壺就給人家是搬回了家。
ところがふたを取ってみると中は石ころだらけで、いくらさがしても小判なんか一枚も出てきません。
可激動了一陣、一打開蓋子、空歡喜一場、壺中就全只是小石子呢、這裡面不就完全是一個銅板也看不到嗎。
(あのじじいめ。よくもだましやがったな!)
(可惡、你個壞心眼的糟老頭子、竟然是知道我在外頭偷聽故意那麼說在耍我!)
よくばりじいさんはすっかり腹を立てて、そのつぼをかかえてとなりのおじいさんの家に行き、
這下直接就是讓這位壞鄰居給氣壞了、為報復泄憤又是抱起了這個寶壺、直沖沖的就是跑老爺爺家裡頭去咯。
「この、うそつきじじいめ!」
你這個說謊的大騙子!不要臉!
と、つぼをまどから家の中へ投げ込んだのです。
就這樣呀、一聲吼、直接就是從院子的圍牆外給壺是扔到人家院子裡面去了。
ドッスン!
噼裡啪啦!
おじいさんとおばあさんは、びっくりして飛び起きました。
就這一聲巨大的動靜、屋子裡面正在酣睡的兩老是瞬間給驚醒了過來。
そして音のした方を見てみると、家の中につぼが転がっています。
然後呀、又是向著那聲音發出的地方一看、這可不、是一個酒罈子就像輪胎一樣的在自家院子滾來滾去嗎。
「誰が、こんな事を?」
喂喂喂、這都是誰幹得好事呀?
おじいさんがつぼのふたを取ってみると、なんとピカピカの小判がたくさんつまっていたのです。
老爺爺下床這就去看這個酒罈子來、然後呀、沒想到一開蓋子、是金光燦爛呢、裡面就全是錢、一個個的大金元寶呢。
おばあさんが、大喜びで言いました。
就這個時候的老婆婆也是一下子發出了驚喜的大叫聲呀。
「やっぱり、おじいさんの夢は本当だったのですね」
是真的、是真的呀、老伴還真是給你的那個好夢給說對了呀。
するとおじいさんも、ニコニコして、
這時呢、老爺爺也笑了、人家還很自豪呢。
「ほらな、かほうは寝て待てば、むこうからやって来るんだ」
看見了吧、這就叫、該來的跑不了、有福不在忙、無福跑斷腸呀。
(猿猴捉月、終不可得、本自具足、令無所失)
と、言いました。
老爺爺是這樣的說道。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
かほうは、寝て待て
躺到賺
むかしむかし、あるところに、貧乏ですが心のやさしいおじいさんとおばあさんがいました。
到好久以前就有一對住一起好窮的心善的公婆。
あるお正月の朝、目を覚ましたおじいさんがおばあさんに言いました。
這天是新年、一大早公就先醒跟婆講了。
「おばあさん、おら、いい夢を見たぞ。
うらの畑に、大きな木があるだろ?
その木の根元をほったら、小判のつまったつぼが出てきたんだ。
うれしやと思ったら、目が覚めてしもうた」
婆啊、我剛才到作條好夢。
我們這田裡面不是有條大樹啊?
我夢到自己到挖那條樹、挖到挖到底下出來一條壺、裡面全是錢、這就一下幫我笑醒了。
それを聞いたおばあさんは、うれしそうに言いました。
「それじゃ、早くほりに行きましょう!
むかしからお正月に見る夢は『初夢(はつゆめ)』と言って、本当の事だといいますよ」
婆這就也笑了、那我們就真的挖下子去啊?都講這新年第一個初夢是個好兆頭嘛。
「これこれ、そんなにあわてちゃいけない。
むかしから『かほう(→幸運)は、寝て待て』と、いうじゃないか」
先莫急、自古都是講這運氣好是錢逽你、不是你逽錢、你反而躺到幫覺睡到他才得來。
「それも、そうですね。それじゃあ、もう少し寝ていましょう」
那我們再睡下子啦、聽你的。
おじいさんとおばあさんは、また眠ってしまいました。
公婆這就又繼續幫眼睛眯到了。
さて、この二人の話を、家の前を通りかかったとなりのよくばりじいさんが聞いていました。
(しめしめ、良い事を聞いたぞ)
剛好這時屋門口的鄰居過路、聽到兩條公婆到講這條好事、有錢啊?那我不去能行啊、這傢伙愛錢、巴不得全天下所有的錢都是他自己一個人的。
よくばりじいさんはクワを取りに帰ると、さっそく大きな木の根元をほってみました。
這就也不管是真的還是假的、到屋裡直接提到把鋤頭就出發了、去刨公婆田裡的樹根。
すると本当に、つぼが出てきたのです。
「ありがたい、ありがたい。これで大金持ちじゃ」
這竟然還真幫壺過挖出來了、老杆子是直接笑癲了去、這一下直接發大財。
よくばりじいさんは大喜びでつぼをかかえて、自分の家にもどりました。
這就馬上搬壺啦、全幫他搞自己屋裡去。
ところがふたを取ってみると中は石ころだらけで、いくらさがしても小判なんか一枚も出てきません。
這就到屋裡開蓋、你媽批、這一開裡面怎麼全部都是嵒頭啦、一個銅板都㫘看到、當初是哪條傢伙會到壺裡面裝一些嵒頭埋到哦。
(あのじじいめ。よくもだましやがったな!)
操!是曉得我到門外面聽專門日弄老子是把!
よくばりじいさんはすっかり腹を立てて、そのつぼをかかえてとなりのおじいさんの家に行き、
這老杆子認為別個是專門埋了壺來尋自己開心、不然哪個得作這條奤卵事、提到壺逽別個麻煩去了。
「この、うそつきじじいめ!」
と、つぼをまどから家の中へ投げ込んだのです。
ドッスン!
おじいさんとおばあさんは、びっくりして飛び起きました。
這就直接跑別個屋門口開罵了、等罵舒服了再幫這裝滿嵒頭的壺往別個屋院子裡面一掗、聽到砰的一聲壺估計也是碎了個稀爛、這人也過就走了、但這動靜是幫到屋的公婆駭得個卵脬翻天。
そして音のした方を見てみると、家の中につぼが転がっています。
「誰が、こんな事を?」
對到聲音方向一看、院子裡面怎麼有條壺到滾哦、這是那條傢伙作的這事?
おじいさんがつぼのふたを取ってみると、なんとピカピカの小判がたくさんつまっていたのです。
再等到公過去幫蓋子一開、好傢伙、裡面大小金貝過是滿了。
おばあさんが、大喜びで言いました。
「やっぱり、おじいさんの夢は本当だったのですね」
婆子這也就好高興、讚歎公作的這條美夢啦。
するとおじいさんも、ニコニコして、
「ほらな、かほうは寝て待てば、むこうからやって来るんだ」
但公卻只是講是自己見多識廣、曉得這錢要睡覺等到才能自己來、不然還是徒勞無功。
と、言いました。
這就嘴上都笑開花的。
おしまい
结束
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