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12月31日の日本民話
(12月31日的日本民間故事)
働かない使用人 (健全普通話版)
懶家丁
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、大穴村と言うところに、岡本という名前の大地主がいました。
在很久很久以前、就一個叫做大穴村的地方、這呢、有位岡本地主大老爺。
この大地主の旦那はとても大きな赤鼻だったので、みんなから『天狗さま』と呼ばれていました。
因為大老爺的鼻子紅通痛、所以他也有一個外號、那就是天狗老爺。
さて、屋敷には十数人の使用人がいましたが、旦那の天狗さまが優しい事を良い事に、あまり働こうとはしないのです。
現在就說說老爺所處的這個大宅院吧、裡頭呢、是僱有了十多位家丁呢、可大老爺吧、就仗著他那宅心仁厚的性格、把夥計們一個個全給變成懶骨頭了。
「どうすれば、みんな真面目に働いてくれるのだろうか?」
再這樣繼續下去可不妙呀、究竟是要給想出個啥辦法才能讓我家的夥計們都變得勤快起來呀。
頭を悩ませた天狗さまは、ある朝、使用人たちに言いました。
開始察覺事情變得不對頭苦惱起來的天狗老爺這就在第二天一早找來了眾家丁們。
「今日は田の草取りだから、みんな精を出してがんばってくれ。一生懸命やれば、ごちそうを出してやるぞ」
今天的任務是給田裡面除草、還請大家都要出力認真的幹活、若是幹得賣力、我這邊就是會請大家吃一頓好的呢。
しかし、使用人たちは、
但是呀、這一群家丁們。
「ごちそうと言っても、どうせ、小さなめざしが一匹付く程度だよ」
老爺他說會給我們弄一頓好的、但我感覺這是在給我畫大餅啦、到頭來還不得就是和平日一樣、就是手指那麼大、可憐巴巴的一條小魚幹。
「そうだな。いつもの様にのんびりとしよう」
對呀對呀、賣甚麼力、和以前一樣的、摸魚摸魚。
と、あまり真面目に働かず、言いつけられた草取りを半分ほどで止めてしまったのです。
就這樣呢、大家怎麼輕鬆怎麼來、能混就混、最後就是這草才只除到了指標的一半、所有人就全部放手提前休息了。
その日の夕方、草取りを終えた使用人たちが帰って来ると、天狗さまがニヤニヤと笑いながら言いました。
然後等到了大傍晚、所有人都是混完了時間回來了、天狗老爺呢、這時也是過來招呼了呀、一邊笑著就一邊說道了。
「今日は暑いのに、ご苦労さんだったね。言いつけ通り、精を出して頑張ってくれたかな?」
今天天氣十分炎熱、幸苦你們了呀、對了、今天大家都有留意我早上承諾的那個、賣力的把活幹了嗎?
すると、使用人の一人が、
老爺一問、這時有一位家丁他說話了。
「はい、旦那さま。
當然、老爺。
みんな、精を出して頑張りました。
我們都有好好的在賣力幹活呢。
・・・それで、朝のお約束のごちそうは、いつ出してもらえるのですか?」
…………所以說、就是您早上的那個答應我們的那個事、是啥時候可以兌現呀?
と、尋ねると、天狗さまはすました顔で、
夥計就是這樣一問呢、天狗大老爺則是露出一副你說這話是啥意思的表情。
「おや? お前たちにはもう、ごちそうを出したはずだが」
誒呀、我記得不是已經把那頓豪華的大餐提前就給你們了嗎。
と、言うのです。
這樣子說道。
「???」
????
使用人たちは天狗さまが行ってしまうと、ぶつぶつと文句を言いました。
老爺這話是直接給家丁幹傻了眼、待人家走後、一個個都是怒氣沖沖的罵起了娘。
「何を、言ってやがる! いつ、ごちそうを出してくれたんだ?!」
甚麼嘛!啥意思呀這是!我們甚麼時候把他的飯給吃過了呀?!
「確かに、おれたちは真面目に仕事をしなかった。しかし、うそをつく天狗さまも、ひどい人だ!」
天啦天啦、雖然我們沒有認真幹活、是在摸魚、可老爺他也不能戲耍我們、故意騙人、真不是個東西!
次の日も使用人たちは、のんびりと田の草取りを始めました。
第二天呢、被擺了一道的家丁們這就還是繼續在田裡面摸魚偷起了懶。
そして夕方になり、ようやく言いつけられた仕事が終わった頃、使用人の一人が大声で言いました。
然後這就等到了黃昏、終於等到了草除完的下班時候、突然、一位夥計他是大聲的激動叫起來了。
「おーい、こんな所に、上等なごちそうが用意してあるぞ」
喂喂喂、快來快來、這地方藏著有好多好酒好菜呢。
その声にみんなが集まると、確かに今まで見た事もないほど上等な料理と上等なお酒が、人数分並んでいるのです。
被這個聲音一吸引吧、大家都是走了過來人頭聚集、然後看見了呀、這確實是一頓好的、都是以前看都沒看到過的大魚大肉呢、然後甚至還有酒、而且還是跟大家人頭的數量一樣。
でも残念な事に、用意されたのが昨日だったので、ごちそうはすでに腐っていました。
可惜的是、就這些玩意、怎麼看都是昨天就給放在了這裡、現在是全部壞掉不能吃咯。
これを見て初めて、使用人たちは天狗さまが昨日言った言葉の意味が分かりました。
大家看到了這一幕、現在又是回想起了昨日天狗老爺所言的那一段不明所以的話、明白了。
「ああ、もったいない事だ。昨日、天狗さまの言いつけ通りに働いていたら、このごちそうにありつけたのに」
天啦天啦、這可真是糟蹋了呀、若是我們昨天不偷懶認真幹活的話、這些個大魚大肉不就也能是享受起來了呀。
「そうだな。これからは、真面目に働こう」
是呀、若他真的有心、那從這以後我們也就認真的開始幹活吧。
こうして使用人たちは、次の日から真面目に働くようになったのです。
就這樣呢、自第二天開始、家丁們一個個變得都是又突然願意賣力幹活了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
働かない使用人
大手筆
むかしむかし、大穴村と言うところに、岡本という名前の大地主がいました。
到好久以前、這就大洞村一條喊岡本的大地主。
この大地主の旦那はとても大きな赤鼻だったので、みんなから『天狗さま』と呼ばれていました。
地主莫興是天狗轉世哦、這鼻子紅紅的、大家過都喊起他狗爺了。
さて、屋敷には十数人の使用人がいましたが、旦那の天狗さまが優しい事を良い事に、あまり働こうとはしないのです。
這地主屋裡自然也是有下人、但地主脾氣好不怎麼罵人、這底下人就都開始懶手腳。
「どうすれば、みんな真面目に働いてくれるのだろうか?」
地主也不想訓下人、但又想讓他們勤快起來。
頭を悩ませた天狗さまは、ある朝、使用人たちに言いました。
這天就想了個法、幫人都喊到。
「今日は田の草取りだから、みんな精を出してがんばってくれ。一生懸命やれば、ごちそうを出してやるぞ」
喊馬上要下地了、你們先去幫田裡面的草都清了、搞的好的話有酒和菜。
しかし、使用人たちは、
「ごちそうと言っても、どうせ、小さなめざしが一匹付く程度だよ」
但是下人估計到了這酒菜無非就是一條小乾魚、也就是嘴巴裡面講的好聽。
「そうだな。いつもの様にのんびりとしよう」
と、あまり真面目に働かず、言いつけられた草取りを半分ほどで止めてしまったのです。
姑且算是應付下子、今天清不完那就明天慢慢搞。
その日の夕方、草取りを終えた使用人たちが帰って来ると、天狗さまがニヤニヤと笑いながら言いました。
到時間了、天也黑了、全部回去、地主這就也笑臉相迎了。
「今日は暑いのに、ご苦労さんだったね。言いつけ通り、精を出して頑張ってくれたかな?」
講今天天氣熱你們幸苦了啦、作的怎麼樣啊?
すると、使用人の一人が、
「はい、旦那さま。
みんな、精を出して頑張りました。
・・・それで、朝のお約束のごちそうは、いつ出してもらえるのですか?」
這就其中一條傢伙講了、我們搞了卵脬翻天、終於搞得差不多了、那我們早上講好的飯菜啦?
と、尋ねると、天狗さまはすました顔で、
等這口一開、地主過就好從容的講了。
「おや? お前たちにはもう、ごちそうを出したはずだが」
你們飯菜違還㫘吃到嘴巴裡面啊?
と、言うのです。
「???」
這話一講所有人是懵逼了。
使用人たちは天狗さまが行ってしまうと、ぶつぶつと文句を言いました。
等地主一走這就全部開始罵周扒皮了。
「何を、言ってやがる! いつ、ごちそうを出してくれたんだ?!」
你看到飯菜了啊?
「確かに、おれたちは真面目に仕事をしなかった。しかし、うそをつく天狗さまも、ひどい人だ!」
雖然我們是到混、不過這飯也要讓我們吃一口啦、他今天估計莫到遠處偷偷步哦?
次の日も使用人たちは、のんびりと田の草取りを始めました。
第二天這就心懷舊怨、繼續老樣子慢慢磨。
そして夕方になり、ようやく言いつけられた仕事が終わった頃、使用人の一人が大声で言いました。
等到這都天黑了、一條傢伙突然吼起來了、這就所有人潽過來。
「おーい、こんな所に、上等なごちそうが用意してあるぞ」
我日!地主幫菜都偷偷收這裡的!
その声にみんなが集まると、確かに今まで見た事もないほど上等な料理と上等なお酒が、人数分並んでいるのです。
大家這就看飯菜是甚麼啦、確實是好酒好肉裝到的、而且剛好是條人頭數。
でも残念な事に、用意されたのが昨日だったので、ごちそうはすでに腐っていました。
但是已經隔夜了、壞了、吃不得了。
これを見て初めて、使用人たちは天狗さまが昨日言った言葉の意味が分かりました。
幾個夥計這就曉得了昨天地主講的那話是甚麼意思了。
「ああ、もったいない事だ。昨日、天狗さまの言いつけ通りに働いていたら、このごちそうにありつけたのに」
還就真不是幾個臭魚爛蝦啊、這次別個捨得了?好不容易來一次還著浪費了、唉 。
「そうだな。これからは、真面目に働こう」
他既然有這條意思、我們繼續作幾天看還有吧啦。
こうして使用人たちは、次の日から真面目に働くようになったのです。
夥計看到地主確實也是捨得了、後面也是講慢慢肯作起來了。
おしまい
结束
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