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鬼(おに)
「ももたろう」や「いっすんぼうし」など、昔話(むかしばなし)の名脇役(めいわきやく)の鬼(おに)は、想像上(そうぞうじょう)の怪物(かいぶつ)で、餓鬼(がき)、地獄(じごく)の青鬼(あおおに)・赤鬼(あかおに)があり、美男(びなん)・美女(びじょ)に化(ば)け、音楽(おんがく)・双六(すごろく)・詩歌(しいか)などにすぐれたものとして人間世界(にんげんせかい)に現(あらわ)れます。
後(あと)に陰陽道(おんみょうどう)の影響(えいきょう)で、人身(じんしん)に、牛(うし)の角(つの)や虎(とら)の牙(きば)を持(も)ち、裸(はだか)で虎(とら)の皮(かわ)のふんどしをしめ、怪力(かいりき)の持ち主(もちぬし)としてえがかれています。
昔話(むかしばなし)では、えんまの子分(こぶん)としても登場(とうじょう)します。
たいていは悪(わる)い存在(そんざい)ですが、「岩(いわ)になった鬼(おに)」など、人間(にんげん)のために自分(じぶん)を犠牲(ぎせい)にする鬼(おに)もいます。
鬼(おに)の登場(とうじょう)する、主(おも)な昔話(むかしばなし)。
・節分(せつぶん)の鬼(おに)
・雷(かみなり)さまとクワの木(き)
・地獄(じごく)のあばれもの
・一人(ひとり)になった鬼(おに)の親分(おやぶん)
・桃太郎(ももたろう)
・歯(は)をボロボロにされた鬼(おに)
・一寸法師(いっすんぼうし)
・豆(まめ)つぶころころ