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5月16日の日本民話
(5月16日的日本民間故事)
太郎の横笛 (健全普通話版)
太郎的笛子
・日本語 ・日本語&中国語
♪音声配信(html5) |
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朗読者 : エクゼムプラーロ |
むかしむかし、あるところに、横笛作りの名人がいました。
在很久很久以前、有一個地方、就有著一位製作笛子的行家。
横笛作りの名人には美しい奥さんと、太郎と言う可愛い息子がいたのですが、奥さんは太郎が二歳になる前に死んでしまったのです。
手藝很好的笛子師傅有著一位漂亮的妻子、而兩人之間還生下了一位叫做太郎的可愛小孩、但不幸的是太郎的母親就在孩子還沒能滿兩歲之際就已經先行亡故了。
名人は、横笛を作りながら一人で太郎を育てていましたが、仕事をしながらの子育ては大変なことです。
之後的笛子師傅就是自己一邊打笛一邊獨自的養育著太郎這樣、可要將照顧小孩又與工作結合在一起實屬是不易。
そこで知り合いの紹介で、名人は新しい奥さんをもらったのです。
後來經過的熟人的介紹、笛子師傅又是重新的迎來了一位新妻。
こうして太郎に新しいお母さんが出来ましたが、そのお母さんは次郎と三郎という二人の弟を産むと、自分が産んだ次郎と三郎ばかりを可愛がって、太郎をいじめるようになったのです。
這樣一來太郎也是重新有了自己的媽媽、然雖說一開始還好、但又等到了後來媽媽給太郎了生出了次郎與三郎兩個弟弟之後、關愛也就漸漸的轉移到了自己生下的這兩個孩子身上、另一邊對待太郎也是苛刻了起來。
新しいお母さんから毎日いじめられた太郎は、夕暮れになると家を抜け出して、裏山にある死んだお母さんのお墓に行きました。
最後等忍受不了後媽的每日打罵、一到了黃昏時分太郎直接則是跑出了家、來到了這後山上的自己母親墓前。
「母ちゃん、おら、はやく母ちゃん所へ行きてえ。今の母ちゃんは、おらの事が嫌いなんだ」
媽媽、媽媽、我真的好想來到你的身邊、現在的這個媽媽一點也不好、她是十分的討厭我。
そして太郎は、死んだお母さんの形見の横笛を吹くのでした。
說完後呀、太郎則又是取出了母親留給自己的一件遺物、也就是一根笛子開始吹了起來。
その太郎の悲しい笛の音色は村のすみずみにまでいきわたり、それを聞いた村人たちは思わず涙を浮かべるのでした。
就這樣、隨著太郎悲傷又哀愁的笛聲傳遍了山下村子裡的個個角落、聽到後的村民們一個個無不是感痛涕零。
「ああ、今日も太郎の笛が聞こえる」
啊啊、今天的太郎又在吹著笛子呢。
ある日の事、太郎の二人の弟たちが、太郎が大切にしている横笛をへし折ったのです。
時間轉到某日、就說說這天太郎的兩位弟弟是故意的折斷了自己哥哥特別看重的那根寶貴笛子。
すると折れた横笛の中から、小さく丸めた紙が出てきました。
這不把笛子一斷之後還又從裡面發現了一卷小紙嗎。
二人がそれを広げると、そこには太郎の死んだお母さんの似顔絵が描かれていました。
兩位弟弟這就把紙張緩緩展開、看見了這內中其實是一張太郎那位已經死去的媽媽生前遺像。
太郎は新しいお母さんがいない時にその似顔絵を横笛から取り出しては、やさしいお母さんのいない悲しみをこらえていたのでした。
平時的太郎都是趁著後媽不在的時候才會偷偷的將這幅畫像自笛子中取出、用來懷念以及安慰那份自己曾經的溫柔母親之念想。
次の日、横笛が折られた事を知った太郎は、お母さんの似顔絵を懐に持ったまま家を飛び出してお母さんのお墓へ行きました。
等到了第二天、當也已經是得知了自己的笛子被折斷後的太郎、立馬的就是拿著了那張還剩下的母親畫像跑出了家來到了後山上的母親墓前。
「母ちゃん、おら、もうすぐ母ちゃんの所へ行くから、待っていてくれ」
媽媽、我已經決定了來馬上就來你那兒、只要稍微在等一陣我也就來了。
その日から太郎は何も食べようとはせず、やがてやせ衰えて死んでしまったのでした。
也就是自那天笛子被斷後起、太郎再沒有吃過了任何的東西、直到最後的衰弱亡故。
この時初めて、新しいお母さんも次郎も三郎も、
看到了太郎真的死去之後、後媽以及所生下的兩個弟弟這也才。
「悪かった、悪かった」
我們錯了呀、是我們做錯了呀。
と、心の底から泣いて謝ったのでした。
從心底的哭了起來給人在道歉呢。
その後、太郎はお母さんの似顔絵と折れた横笛と一緒に、大好きなお母さんのお墓に埋められたのでした。
現在就說說最後吧、死去的太郎是和有自己心愛的笛子還有那封畫像一起的合葬在了原來那位親愛母親的墳墓裡。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
太郎の横笛
笛
むかしむかし、あるところに、横笛作りの名人がいました。
到好久以前、有條專門打笛子的師傅。
横笛作りの名人には美しい奥さんと、太郎と言う可愛い息子がいたのですが、奥さんは太郎が二歳になる前に死んでしまったのです。
靠手藝討了個乖堂客、但是這小兒生落來才兩歲、堂客人就走了去。
名人は、横笛を作りながら一人で太郎を育てていましたが、仕事をしながらの子育ては大変なことです。
小兒就一個太郎了、自己又要帶兒、才兩歲、又要打磨應付工作。
そこで知り合いの紹介で、名人は新しい奥さんをもらったのです。
這就熟人聯繫、再納了個新堂客。
こうして太郎に新しいお母さんが出来ましたが、そのお母さんは次郎と三郎という二人の弟を産むと、自分が産んだ次郎と三郎ばかりを可愛がって、太郎をいじめるようになったのです。
太郎是有了新媽、但是後又生了二胎兄弟、這次郎和三郎媽就待他們好些、對太郎就不見得好。
新しいお母さんから毎日いじめられた太郎は、夕暮れになると家を抜け出して、裏山にある死んだお母さんのお墓に行きました。
新媽天天就屋裡惡太郎、太郎人一委屈就天要暗過就上山去看自己親媽墳。
「母ちゃん、おら、はやく母ちゃん所へ行きてえ。今の母ちゃんは、おらの事が嫌いなんだ」
就講屋裡新來這傢伙對自己不好、講想到你身邊去。
そして太郎は、死んだお母さんの形見の横笛を吹くのでした。
這過身上還有條遺物的豎笛、上手吹起來了。
その太郎の悲しい笛の音色は村のすみずみにまでいきわたり、それを聞いた村人たちは思わず涙を浮かべるのでした。
這聲音就自山上漂山下、幫全村人搞的好悲涼、愁慘。
「ああ、今日も太郎の笛が聞こえる」
這就時不時吹。
ある日の事、太郎の二人の弟たちが、太郎が大切にしている横笛をへし折ったのです。
但有天、兒學媽有樣、這就兩老弟幫太郎笛子一崴、好傢伙、斷了。
すると折れた横笛の中から、小さく丸めた紙が出てきました。
唉、看這斷笛裡面還收的有東西啊。
二人がそれを広げると、そこには太郎の死んだお母さんの似顔絵が描かれていました。
兩傢伙一看、幫一團被卷起的紙坨坨翻開、裡面是太郎他媽生前的畫像。
太郎は新しいお母さんがいない時にその似顔絵を横笛から取り出しては、やさしいお母さんのいない悲しみをこらえていたのでした。
這是太郎看㫘人到的時候才偷偷從笛子裡面取出來自己偷偷看的。
次の日、横笛が折られた事を知った太郎は、お母さんの似顔絵を懐に持ったまま家を飛び出してお母さんのお墓へ行きました。
等第二天、太郎過也曉得自己笛子斷啦、幫裡面畫繪懷裡面一收這過上山了、人就到墳前守到的。
「母ちゃん、おら、もうすぐ母ちゃんの所へ行くから、待っていてくれ」
就講要媽等自己、我這人也來了。
その日から太郎は何も食べようとはせず、やがてやせ衰えて死んでしまったのでした。
也不用索子也不跳、就過單憑不吃飯過餓死的。
この時初めて、新しいお母さんも次郎も三郎も、
「悪かった、悪かった」
と、心の底から泣いて謝ったのでした。
這人一過害死去了、又是鬼神應報云云、心虛開始悔過、兩老弟、媽。
その後、太郎はお母さんの似顔絵と折れた横笛と一緒に、大好きなお母さんのお墓に埋められたのでした。
這後面太郎也是從媽的墳裡埋了去、和斷笛還有畫像一起。
おしまい
结束
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