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5月28日の日本民話
(5月28日的日本民間故事)
うそ五ろうとはねおうぎ

うそ五ろうとはねおうぎ (健全普通話版)
說謊五郎與天狗羽扇

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : 「FMおたる 村岡啓介」

むかしむかし、岩代の国(いわしろのくに→福島県)のあるところに、なまけ者でうそつきの、『うそたれうそ五郎』という男が住んでいました。
在很久很久以前、岩代國這個地方就居住了有一位十分懶惰並且還謊話連連的男子、人家的名字就叫做這撒謊五郎。

あまりひどいうそをつくので、怒った村人たちはうそ五郎を捕まえて山の高い木の枝に逆さづりにしてしまいました。
因全村的村民們被這傢伙接二連三的欺騙後最後實在是忍受不下去、乾脆就把人家一抓住、再就給帶到深山老林的一顆大樹上把人給倒吊起來了。

するとそこにテングが、テングの宝物の「羽おうぎ」をパタパタとあおぎながら空を飛んできて、
不一會、這深山老林就一隻天狗飛了過來、只見人家是手持著天狗法寶羽扇。

「いったい、何をしておるんじゃ?」
你在這兒整這出、這是在幹嘛呀?

と、たずねたのです。
天狗這就納悶呀、所以就問了下這人。

「逆さまになって見る景色はいいぞ。どうじゃ、テングさまもやってみんかね?」
我這是在特意的給自己倒吊起來欣賞這林中美景呢、怎麼啦、天狗閣下你也有這個雅興想要一試?

「おもしろそうじゃな。しかし、どうやってぶらさがるんじゃ?」
啥玩意兒、不過我聽你這麼一說還倒好像真有那麼點意思呀、可我是要如何的像你這樣倒吊在大樹上呢?

「おらが教えてやるから、ちょっと、おろしてくだされ」
那就你先把我給放下來後我好好的教你吧。

うそ五郎はテングをうまくだましてテングを木の枝に逆さづりにすると、とりあげた「羽おうぎ」をパタパタとあおいで、京の都まで飛んでいきました。
就這樣一教呀、直接就是把天狗給教得倒掛在樹上去啦、隨即說謊五郎就是見準了時機、將天狗的寶貝一扇一借、趕快的搧了幾下風、呼呼呼這就給自己飛京都去了。

都を歩いていると、立派な屋敷の前に、
人這就來到了都內的一個豪華的大宅院面前。

《娘の病気を治した者は、婿(むこ)にむかえる》
と、立て札がありました。
《能可將我女兒的病情治療好的人、那麼就可成為我家的上門女婿》
人家的大門前頭呀不就是插上了這麼的一個牌子嗎。


うそ五郎は屋敷の人に、
說謊五郎這就立馬的。

「娘さんは、どんな病気だね?」
請問這家的小姐患的是個怎麼的疾呀?

と、たずねました。
對著家裡人先是打探到。

すると屋敷の人は、声をひそめながら答えました。
就這樣呀、回答的人是把聲音壓低的很低很低之後這樣的答到。

「それが、おならの止まらない『尻なり病』なのです」
這個呀、不瞞你說、就是這屁股上的頑疾呀、不知為何就是放屁放的停不下來呀。

「よしきた。おらが治してやる」
這不簡單嗎、都包我身上啦。

うそ五郎は娘の座敷に入ると、羽おうぎで娘のお尻をあおぎました。
就這樣說謊五郎呀是給家里人這就領入了小姐閨房、只見人家就是操上自己的羽扇對準小姐的屁股那麼一撫。

するとおならはピタリとやんで、娘も屋敷の人たちも大喜びです。
瞬間就是這放屁的聲音一下就給你是直接停下了、這下不僅是大小姐自個、就連全家上下那可都是樂壞了呀。

そして、家の主人に、
就這樣、家中的大老爺他呀。

「ありがとうござしました。ぜひとも、娘の婿になってください」
感謝感謝、十分的感謝呀、那麼現在還請閣下入贅、務必就要由你來當我家的這個上門女婿了呀。

と、頼まれました。
就把話給人這麼一說。

「それは願ってもない話しだが、ちょっくら待ってください」
自然自然、我這邊也可謂是求之不得呀、但這也稍微的給我一點時間、容我先解決一些身內雜務。

うそ五郎は羽おうぎをパタパタとあおいで、テングを逆さづりにしている山へ飛んで帰ると、
說完這說謊五郎取著天狗羽扇一飛、立馬就是辦事去了、首先就是把還吊著天狗的那個深山老林給去了。

「テングさま、すまなかった。
天狗大爺、實在是給你對不住呀。

おわびのしるしに、都の酒を持ってきた。
但您也消消氣、你看我這一躺不是跑去了躺都內給你提來了一壺酒賠禮嗎。

たんと、飲んでください」
總之來先下來喝兩口吧。

と、テングを木の枝からおろしました。
天狗則也就是這樣的被說謊五郎給鬆綁下了樹。

その後、うそ五郎はあらためて都にのぼって、とても良い婿になったという事です。
就在這事被五郎解決完成之後、人家是重新再次返回了都內給人登門造訪、據說此後都是改過了自新成為了一個十分恭良優秀好女婿呢。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

うそ五ろうとはねおうぎ
扯謊五郎謀天狗団扇

むかしむかし、岩代の国(いわしろのくに→福島県)のあるところに、なまけ者でうそつきの、『うそたれうそ五郎』という男が住んでいました。
到好久以前、岩代國、這就一條每天混日子、嘴巴也都是些假話的男的、名字也過跟男的同樣、扯謊五郎。

あまりひどいうそをつくので、怒った村人たちはうそ五郎を捕まえて山の高い木の枝に逆さづりにしてしまいました。
這尸囟日(U+21CAE)兒是幫全村人盤了個卵脬翻天、這就一卵脬都是火、人一捉踋一綯、這就直接倒掛到樹上了。

するとそこにテングが、テングの宝物の「羽おうぎ」をパタパタとあおぎながら空を飛んできて、
「いったい、何をしておるんじゃ?」
這就過路條天狗、飛到天上、手上一把団扇捏到的。
邊扇風邊飛、看到男的過掛樹上、問甚麼案。


と、たずねたのです。
搭話了。

「逆さまになって見る景色はいいぞ。どうじゃ、テングさまもやってみんかね?」
男的講我看風景、這人一倒到、眼中所見就大有不同。

「おもしろそうじゃな。しかし、どうやってぶらさがるんじゃ?」
你這有雅興啦、我也試你一試、但你這個吊法、是要怎麼自己一個人搞好哦

「おらが教えてやるから、ちょっと、おろしてくだされ」
你幫我索子解了、下來我幫你搞。

うそ五郎はテングをうまくだましてテングを木の枝に逆さづりにすると、とりあげた「羽おうぎ」をパタパタとあおいで、京の都まで飛んでいきました。
這就五郎下樹、天狗掛樹、先莫管那麼多了、天狗扇子一捏、跑了、先飛城裡面去。

都を歩いていると、立派な屋敷の前に、
這就用陰來的扇子開飛機到邊、到條有派頭的屋子前面一停。

《娘の病気を治した者は、婿(むこ)にむかえる》
と、立て札がありました。
うそ五郎は屋敷の人に、
「娘さんは、どんな病気だね?」
門口一條牌子立到了、講是聘上門女婿、只要別個可以醫好你這未來堂客的病。
這違是得了條甚麼奇病哦?


と、たずねました。
反正先打聽下子啦。

すると屋敷の人は、声をひそめながら答えました。
屋子裡面人就過好小聲的透露。

「それが、おならの止まらない『尻なり病』なのです」
是打屁不得停啦。

「よしきた。おらが治してやる」
那簡單、我分分鐘搞定。

うそ五郎は娘の座敷に入ると、羽おうぎで娘のお尻をあおぎました。
五郎反正先進屋、等下的事等下再講、先用扇子刷屁股一下看有用吧、畢竟天狗法寶啦。

するとおならはピタリとやんで、娘も屋敷の人たちも大喜びです。
哪曉得這打屁還真一下停了。

そして、家の主人に、
家主過好高興。

「ありがとうござしました。ぜひとも、娘の婿になってください」
と、頼まれました。
看自己女得救了、也要守自己承諾了、這就邀別個當婿。

「それは願ってもない話しだが、ちょっくら待ってください」
但男的不急、講先等一下。

うそ五郎は羽おうぎをパタパタとあおいで、テングを逆さづりにしている山へ飛んで帰ると、
實際上五郎是先回去了天狗那裡、別個還到樹上掛到的。

「テングさま、すまなかった。
おわびのしるしに、都の酒を持ってきた。
たんと、飲んでください」
曉得自己要翻身了、為絕後患、一壺酒提天狗邊上來了、講別個著自己日弄了、歹勢歹勢、自己提壺酒來賠罪。

と、テングを木の枝からおろしました。
這又馬上幫天狗從樹上搞地上來了。

その後、うそ五郎はあらためて都にのぼって、とても良い婿になったという事です。
這事情一處理完、五郎跟到再返都內、當別個有錢人屋裡的女婿去啦。

おしまい
结束

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