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6月28日の日本民話
(6月28日的日本民間故事)
イラスト 「夢宮 愛」 運営サイト 「夢見る小さな部屋」
お花とごんべえ
花花跟權兵衛
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、ある村にお花というキツネと、こんベえというタヌキが住んでいました。
在很久很久以前、村邊的某處就住有了一隻叫做花花的狐狸、以及另一隻叫做權兵衛的狸貓。
二匹とも、化けるのがとても上手です。
無論是狐還是狸、這兩隻那還可都是法力高強呢。
ある日の事、お花とごんベえが、道でバッタリと出会いました。
就說說有一天吧、這天的花花與權兵衛恰巧就在路上正好撞見了。
ごんべえは、わざとていねいに言いました。
這時的權兵衛就假裝著很恭敬的向人花花說道了呀。
「お花さんは化けるのがとても上手だそうだけど、おいらとどっちが上手かな?」
花花你的變化之術那可就真是不得了呢、可要是與我比比、那你覺得咱兩誰才是最厲害呢?
「さあ? どっちが上手か、化け比べをしてみないとわかんないわ」
你說啥玩意兒呀?你跟我誰強嗎、那這還要比一比不然誰知道呢。
それを聞いたとたん、ごんベえが腹を立てました。
就是聽到了花花把這話一說、那可是給權兵衛給氣壞了呀。
「よし、そんならどっちが上手か、化け比べをしよう」
好吧、那咱兩就比一比來分出一個高低、看看到底是誰才更會變。
「いいわよ。明日の晩、お宮さんの境内(けいだい)へ来てちょうだい」
好呀、那我們就約定了明晩、宮廟裡面不見不散呀。
お花はそれだけ言うと、帰っていきました。
花花說完了這句話後也邊是很快的離開了。
(女のくせに、なんてなまいきなキツネだ。見ていろ。かならず負かしてやる。・・・だが、何に化けたらいいのだろう?)
(哼哼、明明只是個女孩子家、可說話竟然敢這麼囂張、真是一隻不知道教訓的狐狸呢、你就等著瞧吧、到時候我就讓你輸的很難看、…………但是、我要先想想到時是要變個啥呀)
ごんべえは何に化けたらお花に勝つか、一生懸命に考えました。
於是乎呀這隻狸貓現在就是為了明天能贏人家花花、不停的是處心積慮的策劃起這戰術來了。
何しろお花の化ける花嫁姿は、ごんべえもほれぼれするぐらいきれいで、いつも人間の娘さんと間違えてしまいます。
要說為甚麼這般的不能掉以輕心、那就是因為花花她那可是有一手拿手絕活兒呢、那就是變身成為一位漂亮的新娘子、只要這麼一變呀就是連狸貓權兵衛都要雙眼狂冒愛心的瞬間就給勾了魂、這時那還有甚麼功夫去辨別真假呀、就狸貓看來那絕對是如假包換。
それに化けるのが上手なごんべえでも、男なので花嫁姿にだけは化けることが出来ません。
而要說道權兵衛自己身為一隻狸貓、他的變化之術其實也是有著通天只能、但就是因為自己是一隻公的、所以也就只有這新娘子是他唯一不能夠變出的東西了。
さて一方、キツネのお花はというと、
現在把視點移到狐狸的花花那。
「ごんべえったら、どうせわたしに勝てっこないのに。まあいいわ。もう二度と化け比べをしようなんか、言い出せないようにしてやる」
權兵衛那隻狸貓怎麼可能比的過我嘛、明晚根本就是勝負已分之局、可算了、這次我也就認真的陪他玩玩、今天我就也再好好的練習練習、讓他到時輸的個徹底底朝天、再也不敢對我邀約說甚麼又比試比試。
と、言って、何度も何度も花嫁姿に化ける練習をしました。
花花說完了這話之後也是不輕敵的反復的連續了起來。
さて、いよいよ化け比べの夜になりました。
行了、時間現在就來到了兩人約定好的那個傍晚。
お花はいつもの様に、花嫁姿に化けました。
花花是和往常一樣的使出了自己的拿手絕活、就那樣直接的變成了一位美麗的新娘子。
練習をしただけあって、本当に美しい花嫁姿です。
看來大概是昨日的練習有了成效、一眼看上去這變身後的新娘那可真是太美了呀。
そしてお花は本物の花嫁みたいにはずかしそうにうつむきながら、お宮さんへ行きました。
就這樣呀、現在不光外部、花花還要連人家新娘子的儀表呀走路姿勢呀都給你好好的加上去、就那樣的把頭一低、紅著一副害臊的臉一步一步緩緩的朝宮廟而去了。
ところが鳥居(とりい)をくぐろうとして、ふと下を見ると、ホカホカとゆげのたっているまんじゅうが落ちているではありませんか。
可就是等到了要穿過鳥居之時、花花低著的小腦袋突然的就是在地上將一枚豆沙餅給看見了、只見餅子上現在還不正散發著那燙呼呼誘人的熱氣嗎。
お花は思わず、つばを飲みました。
這可讓花花實在是忍受不了、連忙的就是吞嚥下了一口口水。
あたりを見回しましたが、ごんべえはまだ来ていないようです。
這時的花花又是連忙的環顧了下四周、確認了權兵衛這個時候還沒有來呢。
(うふふ。今のうちだわ)
哈哈、他還㫘來、趁他㫘看到偷偷吃了。
お花は急いでまんじゅうを拾って、口の中へ入れようとしました。
就這樣呀、花花立馬的就是把地上的豆沙餅伸手一撿、可正就要想將它送入口中之時。
そのとたん、まんじゅうがパッとタヌキに変わったのです。
天啦、不湊巧的、這枚熱騰騰燙呼呼的豆沙餅子直接是給你變身成一尾狸貓了。
「あははははは。いくら美しい花嫁に化けても、やっぱり食いしん坊のキツネだなあ」
哈哈哈哈哈哈哈、就算你的外觀在怎麼的美麗漂亮、可你的內心其實就還是那隻超愛貪吃的狐狸呀。
「!!!」
!!!!
恥ずかしくなったお花は花嫁姿に化けているのも忘れて、尻尾を出したまま逃げてしまいました。
就這一下可給花花羞的、丟不起這個臉、連忙是原形畢露的裝也不裝了、新娘子也就那麼的直接就是給露出了狐狸尾巴飛速般的逃離了。
おしまい
结束
イラストレーターの夢宮 愛さんが、その後のお話しを描いています。
お気軽に、お立ち寄りください。
→ お花 ハッピーエンド編
→ 完全 ハッピーエンド編
→ 人間に生まれ変わった姿 (誕生日占い 3月9日より)
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
お花とごんべえ
花花跟權兵衛
むかしむかし、ある村にお花というキツネと、こんベえというタヌキが住んでいました。
二匹とも、化けるのがとても上手です。
以前這就狐狸住的近、母的是狐喊花花、公的是狸喊權兵衛、兩條都成了精、會點小法術。
ある日の事、お花とごんベえが、道でバッタリと出会いました。
這天是他們又一次相遇。
ごんべえは、わざとていねいに言いました。
「お花さんは化けるのがとても上手だそうだけど、おいらとどっちが上手かな?」
狸子就跟狐狸炫耀自己的本事大、講花花你雖然厲害、但就是不曉得我們那個更狠、講的好刻意。
「さあ? どっちが上手か、化け比べをしてみないとわかんないわ」
那你是要我們比下子啊。
それを聞いたとたん、ごんベえが腹を立てました。
狸子一聽就氣了、你這是不服我啊、講這話。
「よし、そんならどっちが上手か、化け比べをしよう」
那我今天就比了讓你曉得那個雄。
「いいわよ。明日の晩、お宮さんの境内(けいだい)へ来てちょうだい」
那我們就明天晚上神社見面。
お花はそれだけ言うと、帰っていきました。
花花講完這也就先走了。
(女のくせに、なんてなまいきなキツネだ。見ていろ。かならず負かしてやる。・・・だが、何に化けたらいいのだろう?)
怎麼敢這麼囂張哦、還是對到我面前、這不幫我放眼裡啊、明天就要讓你輸到服、我要想下子明天怎麼整。
ごんべえは何に化けたらお花に勝つか、一生懸命に考えました。
權兵衛這就想要怎麼讓花花服氣。
何しろお花の化ける花嫁姿は、ごんべえもほれぼれするぐらいきれいで、いつも人間の娘さんと間違えてしまいます。
因為花花只要變成穿婚衣要結婚的小女兒就幫權兵衛都過迷到了、這怕到時候莫真自己還比不贏哦。
それに化けるのが上手なごんべえでも、男なので花嫁姿にだけは化けることが出来ません。
花花是母的才變、自己是公的怎麼也好和別個變一樣的嘛。
さて一方、キツネのお花はというと、
另外一邊狐狸花花。
「ごんべえったら、どうせわたしに勝てっこないのに。まあいいわ。もう二度と化け比べをしようなんか、言い出せないようにしてやる」
覺得權兵衛就是條蠢狸子、反正也贏不了自己、這次就讓他徹底輸服氣了、莫天天為這事纏到自己。
と、言って、何度も何度も花嫁姿に化ける練習をしました。
為了讓狸子一次性徹底明瞭差距、這就好生練習、幫明天準備好了。
さて、いよいよ化け比べの夜になりました。
這就時候也跟到到了。
お花はいつもの様に、花嫁姿に化けました。
練習をしただけあって、本当に美しい花嫁姿です。
花花還是變到她那條最會的婚紗小女兒。
そしてお花は本物の花嫁みたいにはずかしそうにうつむきながら、お宮さんへ行きました。
樣子行為舉止也都是一模一樣的往神社走去。
ところが鳥居(とりい)をくぐろうとして、ふと下を見ると、ホカホカとゆげのたっているまんじゅうが落ちているではありませんか。
這就穿過鳥居、看到面前不是有條冒到熱氣的豆包啊。
お花は思わず、つばを飲みました。
花花看到豆包、一下就過嚥口水了。
あたりを見回しましたが、ごんべえはまだ来ていないようです。
四周看一眼、權兵衛好像還㫘來。
(うふふ。今のうちだわ)
哈哈、他還㫘來、趁他㫘看到偷偷吃了。
お花は急いでまんじゅうを拾って、口の中へ入れようとしました。
花花這就要幫這豆包下肚了。
そのとたん、まんじゅうがパッとタヌキに変わったのです。
突然、這豆包就復原變狸子啦。
「あははははは。いくら美しい花嫁に化けても、やっぱり食いしん坊のキツネだなあ」
狐狸果然還是狐狸、比不贏我狸子、我剛剛看你偷偷想吃豆包是吧?被我騙了吧、那個喊你貪吃啦。
「!!!」
狐狸豆包㫘得吃、又著羞辱、急了。
恥ずかしくなったお花は花嫁姿に化けているのも忘れて、尻尾を出したまま逃げてしまいました。
這一下連狐狸尾巴都漏了出來、就那麼條新娘子的樣子拖到個尾巴跑不見了去。
おしまい
结束
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