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7月22日の日本民話
(7月22日的日本民間故事)
カエルの袈裟衣 (健全普通話版)
蛤蟆的袈裟
・日本語 ・日本語&中国語
むかし、伊豆にある大きなお寺では『輪番(りんばん)』といって、三十一年ごとに住職のお坊さんが小田原にあるお寺へ行って、おつとめをすることになっていました。
在很久以前、位處與伊豆的一家大寺廟、在這呢就有一個叫做『輪番』的傳統、而具體的流程呢也就是每隔三十一年一次、大廟的住持方丈會前往至小田原的一個寺廟、探望與訪問一次這裡進行供養。
ある日、『輪番』をおえた和尚さんが、小田原から伊豆のお寺へ戻る途中のことです。
故事發生在這天、這個時間點是在大廟的方丈將『輪番』一切的過場流程走完之後、自小田原回到伊豆時的途中所發生。
ある屋敷に泊まって寝ていると、ふすまの向こうからお付きの若い坊さんがそっと声をかけてきました。
先是在一處居所之中、大師傅已然睡下、可此時門外自己帶過來的小和尚跑來報告師傅了。
「和尚さま。ただいま、至急お目にかかりたいという方が見えました。和尚さまは今夜はお疲れですから、明朝こられるようにと申しあげましたが、お帰りになりません。いかがいたしましょう?」
師傅師傅、外面來了人說要找你、是有很大的要事想跟你見面談了、我跟他說師傅您今天已經很累了、要不就等明天清早再來吧、可人家並沒有被我就這樣願意給打發走、所以我這不就問師傅您來了嗎。
すると和尚さんは、
於是乎呀、方丈他就。
「よいよい。何用かわからぬが、会ってみよう」
と、部屋から出ていきました。
行了行了、那就先見人家一面吧、看看這葫蘆裡到底賣的是個甚麼藥。
只見這下方丈也是推開了房門自屋內走了出來、準備見客去了。
そして玄関口へ行ってみて、びっくり。
可等方丈這又一來到了玄關呀、人都給愣住了。
風呂敷包みをかかえて立っていたのは見上げるような大男で、顔はブツブツのあばたづらで、目玉がピョコンと飛び出し、まるでガマガエルの化け物のようです。
先是這客人吧、他手上提的有一件東西、不知道是個啥的用塊方巾給包了起來、這不是重點、重點是這人高、你要抬起來才能看到他的臉、看到了人家臉以後嘛、那上面就又是一條條跟刀疤似的不知道到底是個啥玩意兒反正、然後這又人家的眼睛吧、就又是拼命的會往外鼓的這種、你就說現在這玩意兒是個蛤蟆妖方丈他都能信了。
男は、和尚さんに頭を下げました。
可男人先是對著了方丈俯下了那高大的身姿、給人拜上一拜先、後就才開始了正題。
「わたしは、ここの隣村に住む者ですが、ひそかに和尚さまにお話ししたいことがありまして、こんなごめいわくな時分にやってきました。どうか、お許しください」
這麼晩的時間還前來拜訪實屬於是我冒昧了、在這裡我想先請方丈可以原諒、說起我來呀、那就只是一個普普通通的住在附近鄰村的人、但卻對於方丈您、我這裡卻又有一件不得不談的要事呢。
見かけによらず、なかなか丁寧な男です。
雖然長得是給方丈嚇得半死、但說話的部分還是有蠻正常。
和尚さんは男を部屋に通して、話を聞く事にしました。
後就是方丈將人請入了屋子裡後開始詳談了。
「して、話したい事とは?」
那咋們現在已經在屋裡頭了、那就也開門見山吧、啥事呀?
「はい。何をかくしましょう。
好吧、那我也就不再有隱瞞了。
わたしは和尚さまのお寺の池でうまれて、なに不自由なく育てていただいたヒキガエルでございます。
其實呀我的真身就是方丈您大廟池子裡頭曾經居住過的一隻蛤蟆呀、就是那時承蒙了方丈你的各种關心愛護。
それが昨年の大洪水で川へ流され、この近くの浜辺に泳ぎつきました。
可我說曾經那就是因為前年的時候、不就是發了一波大洪水嗎、就是這一波給我帶的、先是給我弄進了河裡、後我又是一路輾轉都來到了這附近海岸的沙灘了。
今は隣村の、ある沼におります。
而現在呢、我就終於是給找到安住的地、那就是附近鄰村的一處溼地呢。
一度、これまでお世話になったお礼がしたいと思っておりましたが、なにせ伊豆のお寺までは遠すぎてどうにもなりません。
就那樣的貿然的離開之後呀、我這就心裡也有點過意不去呀、方丈您對我有恩、可我這還不是欠著一個人情都還沒來得及還嗎、但要若是返回原處這對於我一隻蛤蟆來說依豆又是太遠。
それが今晩、和尚さまがこちらへお泊まりになるとお聞きして、こうしておうかがいしたわけです。
可就是今晚呀、我也得到了一個方丈您要落腳此處的消息、為不錯過這個良機、於是也就登門造訪了呀。
これは、わたしのほんの志(こころざし)です。
這其實也是我對自己這麼久以來一個莫大的心願呀。
お礼のしるしとして、どうぞお納めください」
我手裡的這就是一份薄禮、也就請方丈是當做份心意、願意收下吧。
男はそう言うと風呂敷包みの中から麻の袈裟衣(けさごろも)を取り出し、うやうやしく和尚さんに差し出しました。
男子如此說著這話的當下、一邊也是開始解開了方巾取出了包裹在內的一件麻僧衣、又小心翼翼的遞了過去呈在方丈的面前、給人過了過眼呢。
和尚さんが手にとって確かめると、今まで見た事がないほど立派な物です。
方丈起初也是撫上了一撫、可越摸就越覺得這玩意兒還是自己前所未見過的高級啊。
「おお、これは素晴らしい」
天啦、這可還真不錯呢、如此厚禮可真讓我是十分的感激呀。
和尚さんは喜んで、袈裟衣を受け取りました。
方丈都開始笑的合不攏嘴了、就那樣的也就收下了人家的袈裟。
その後、和尚さんはヒキガエルからおくられた袈裟衣をお寺の宝物として、とても大切にしたという事です。
此後回來自己寺廟後的方丈呀、就把這件蛤蟆給與自己的袈裟是當做一件十分貴重的寶貝給珍視了起來呢、如此一來、寺廟也算是如添了一寶吧。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
カエルの袈裟衣
蛤蟆贈僧衣
むかし、伊豆にある大きなお寺では『輪番(りんばん)』といって、三十一年ごとに住職のお坊さんが小田原にあるお寺へ行って、おつとめをすることになっていました。
就講這好久以前、伊豆一個大廟、廟裡面有輪番這麼個講法、是三十一年一次、廟裡頭管事的方丈去到小田原那邊的廟裡、進行條甚麼活動。
ある日、『輪番』をおえた和尚さんが、小田原から伊豆のお寺へ戻る途中のことです。
這天搞完輪番這條案子的和尚就從小田原往自己廟裡面趕。
ある屋敷に泊まって寝ていると、ふすまの向こうからお付きの若い坊さんがそっと声をかけてきました。
一下也趕不徹、這就天快黑邏個旅店留宿、等人都躺了、到對門帶過來的小和尚過來輕聲講了。
「和尚さま。ただいま、至急お目にかかりたいという方が見えました。和尚さまは今夜はお疲れですから、明朝こられるようにと申しあげましたが、お帰りになりません。いかがいたしましょう?」
講是外面硬是有人來見、好急、這就來傳達了、我講師傅已經睏了、但是㫘能打發走。
すると和尚さんは
「よいよい。何用かわからぬが、会ってみよう」
と、部屋から出ていきました。
方丈這就講、既然有急事那就喊他來、人也過動身了。
そして玄関口へ行ってみて、びっくり。
自己走到門口一看。
風呂敷包みをかかえて立っていたのは見上げるような大男で、顔はブツブツのあばたづらで、目玉がピョコンと飛び出し、まるでガマガエルの化け物のようです。
驚了、這不就一條鬼啊、提條不曉得甚麼卵、臉上全是痘、兩條眼睛鼓到好出來、就跟條蛤蟆妖㫘兩樣。
男は、和尚さんに頭を下げました。
但是人還禮貌、像有事相求、乖乖對到和尚幫腦鬠一佝。
「わたしは、ここの隣村に住む者ですが、ひそかに和尚さまにお話ししたいことがありまして、こんなごめいわくな時分にやってきました。どうか、お許しください」
這就也講出來意了、先講自己就住邊上的、自己其實想見和尚好久了、但是只能是這三更半夜真的抱歉。
見かけによらず、なかなか丁寧な男です。
講大半天㫘入正題。
和尚さんは男を部屋に通して、話を聞く事にしました。
這就邀人進屋慢慢談。
「して、話したい事とは?」
那這你來是為條甚麼事啦?
和尚就問。
「はい。何をかくしましょう。
わたしは和尚さまのお寺の池でうまれて、なに不自由なく育てていただいたヒキガエルでございます。
等一開口過幫人搞驚到了、言明自己就是住和尚廟裡頭池子的蛤蟆妖、你屋池子住起來舒服。
それが昨年の大洪水で川へ流され、この近くの浜辺に泳ぎつきました。
但是前年子起了洪水、這池子水一滿我過被衝到河裡面去了、遊啊遊、一路輾轉過就到這裡了。
今は隣村の、ある沼におります。
現在我是到這村子裡面的溼地裡面住。
一度、これまでお世話になったお礼がしたいと思っておりましたが、なにせ伊豆のお寺までは遠すぎてどうにもなりません。
因為之前住你廟池塘裡面有恩、我這就想報答和尚你點甚麼、但是路遠、就不怎麼好去。
それが今晩、和尚さまがこちらへお泊まりになるとお聞きして、こうしておうかがいしたわけです。
但今天你人既然都過來了、那我不過來碰一眼以後就都難了。
これは、わたしのほんの志(こころざし)です。
也是講一點心意。
お礼のしるしとして、どうぞお納めください」
這就手上提到的放桌子上面了。
男はそう言うと風呂敷包みの中から麻の袈裟衣(けさごろも)を取り出し、うやうやしく和尚さんに差し出しました。
又自己幫包裹一開、取出包到的一件袈裟、呈到和尚了、麻的。
和尚さんが手にとって確かめると、今まで見た事がないほど立派な物です。
雖講是件麻袈裟、料子不怎麼高級、但是看起來硬是可以、和尚這都還㫘看到過這麼好的。
「おお、これは素晴らしい」
這衣服確實可以啊。
和尚さんは喜んで、袈裟衣を受け取りました。
和尚剛好也喜歡也傢伙、過就留到了。
その後、和尚さんはヒキガエルからおくられた袈裟衣をお寺の宝物として、とても大切にしたという事です。
後面這件蛤蟆衣過就方丈一直好生廟裡面保管到、到成是重寶一直這麼幫他收廟裡面的。
おしまい
结束
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