福娘童話集 > 日本民間故事 > 七月
7月27日の日本民話
(7月27日的日本民間故事)
オオカミの恩返し
狼若回頭
・日本語 ・日本語&中国語
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
投稿者 「ひさこばあば」 ひさこばあばのむかしむかし ブログ:80代万歳(もうすぐ90代)
むかしむかし、ある山の中の一軒家(いっけんや)に、お母さんと息子が暮らしていました。
在很久很久以前、一對相依為命的母子是在大山中搭建了一戶助於自己的房屋後並長居在這。
二人はひどい貧乏だったので、お母さんも息子も毎日毎日働きづくめです。
因為家中是十分貧窮的緣故、所以為維持這每日的必要開銷、母子兩人是一天不能不努力幹活。
ある日の真夜中の事、お母さんが急の病(やまい)にかかって苦しんでいました。
可就是有一天夜裡、家中的母親是突發了急病、臉上一整個是痛苦的不得了呢。
医者は、山の向こうの里にしかいません。
可這大山裡頭的、就連醫生都得要去到山對面的村子裡才能找的來呢。
それに山にはたくさんのオオカミがいるので、夜になると誰も外に出ようとはしません。
並且住山裡頭呀還有一點就是不好、因為這附近狼多的緣故、這晚上出門可是相當的危險呢。
ですが息子は、お母さんの病気を治したい一心で出かけました。
但是兒子卻不能也就這樣對自己的母親是不管不顧呀、心繫母親病情、兒子也是義無反顧的大半夜出了門找醫生去了。
「お願いだ。オオカミよ、どうか出ないでくれ」
拜託了、狼先生你可千萬不要出現在我的面前啊。
息子は神さまにいのりながら山道を急ぎましたが、やっぱりオオカミは出てきたのです。
兒子先是這樣的祈求上天想為自己帶來一個保佑、可就才沒疾馳兩步、這狼它可不就是來了嗎。
一匹の大きなオオカミに、まっ赤な目でにらまれた息子は、
況且這還是一頭很大很大的狼呢、只見狼先生的那雙眸子是通紅通紅、鎖死了兒子。
「オオカミよ、今だけはおらを食うのをかんべんしてくれ。おっ母さんが、病気で苦しんでいるんだ。お医者さまを、連れて来ないと。だからたのむ、見逃がしてくれ」
狼先生呀、就今天一天、情況是萬分火急、我只請求你能放過我這一次呀、我家裡的母親現在正為著突來的急病所苦呢、我可一定要下到山下的村子裡面去給她把醫生帶回來呀、所以說就請網開一面、行行好的讓我通過吧。
と、言いましたが、オオカミはこっちへ近づいてきます。
但孩子雖說是這樣的向狼先生請求了一番、但人家還不是照樣的繼續靠近了你嗎。
「たのむ。お医者さまを連れて来たら、きっと食われに来るから」
拜託了、拜託了、至少也要等到我把醫生帶來了之後再來吃我呀、我能答應你、醫生來了後我一定會主動前來讓你吃掉的。
息子は泣いてたのみましたが、オオカミはどんどん近づいてきます。
兒子說出此話時臉上都已經是哭出了聲、但狼先生則就是還在繼續靠近著呢。
オオカミの息が顔にかかったとき、息子は目をつぶってオオカミに食べられるのを覚悟しました。
等到這狼先生的鼻子都嗅到了兒子的臉上時、兒子也只能是害怕的將眼睛一閉、認命了。
ですがオオカミは、かみついてきません。
可就見狼先生它也並沒有真要開始打算動手呀。
(もっ、もしかして、見逃してくれたのか?)
(這這這、難道是狼先生它打算放過我了嗎?)
息子がゆっくりと目を開けると、オオカミはやっぱり目の前にいます。
等兒子鼓起勇氣緩緩的睜開了眼睛偷偷看了一眼時、以為有個甚麼轉機、可狼先生它還不是繼續的守在了你的面前也並不見真有打算要走的意思呀。
「ヒエーッ!」
我的媽呀!
息子は再び目をつぶりましたが、オオカミはその場にジッとしています。
兒子可給眼前的這頭大狼那嚇的直叫一個哆嗦呀、但咋說呢、兒子突然發現了、為甚麼狼先生就像是定住了一樣成為了一塊石頭蹲在了那兒呀。
(どうした? どうして、かみつかないんだ? 何か、言いたい事でもあるのか?)
(這究竟到底是怎樣的一回事呀、狼先生就是這樣的一隻守著我看著我、難不成這是狼先生在想給我傳達一份甚麼信息的意思嗎?)
不思議に思った息子がオオカミを見ていると、どうもオオカミの様子がおかしいのです。
兒子這時也就開始了納悶、索性就是觀察起人家狼先生了、猛然就一看呀、狼先生可還真就不對勁呢。
舌をベロンと出して口を大きく開けたまま、何度も頭を下げたり上げたりしています。
只見人家現在是瘋狂伸出了舌頭、嘴巴張的開開的、然後這個狼頭又是朝向了自己再那兒一上一下的瘋狂拜呀拜呢。
どうも、口にある何かをうったえている様子です。
難不成這是嘴巴裡面有個啥玩意兒的意思要兒子去看看嗎。
息子がオオカミの口の中をのぞいてみると、キラリと光る物がありました。
兒子姑且也是會了意、膽戰心驚的就是朝向了張大的狼嘴裡頭一瞧呀、看見了、這裡頭咋就還閃著了金光呀。
「おや、のどに骨が刺さっとるぞ」
我懂了、原來是狼先生的喉嚨裡面給卡上了骨頭呢。
息子はオオカミののどに手を入れて、刺さっていた骨を抜いてやりました。
就這樣呀、當下兒子就是用手向著狼嘴裡面一伸、摸到了狼先生的喉嚨裡是給人家把這根卡住的骨頭為其拔出來了。
するとオオカミは何度も何度も頭を下げて、そのまま立ち去っていきました。
那後來又發生了甚麼呢?那就是狼先生它是瘋狂的低頭感謝呀、三番五次之後、就又那樣的索性直接是離開了。
息子は何とか無事に医者の家をたずねたのですが、医者はオオカミを怖がって外に出ようとはしません。
就這樣、有驚無險的兒子是成功來到了醫生的家中、但醫生腦袋可靈光著呢、人家就是知道山上有狼根本就害怕的不得了、表示絕對是不可能跟你上山的。
そこで息子は薬だけをもらって、急いで山道を引き返していきました。
可兒子還是從醫生那兒是給弄來了兩包藥、求來了藥物之後便又是急忙的趕回了。
すると今度は四、五十匹ものオオカミが息子に寄って来て、するどいキバを息子に向けました。
可這回就並不走運了呀、才一上山沒多久了、直接就是給狼群包餃子了、都圍成了一個圈、四五十隻的狼先生全都呲著牙的朝兒子這邊正在慢慢欺進呢。
(ああっ、今度こそだめだ。おっ母さん。すまん!)
(天啦、看來這次我就並沒有那麼的好運了呀、媽媽、對不住你了、是孩兒不孝啊!)
息子が覚悟を決めたその時、突然大きなオオカミが飛び込んで来て、取り囲んでいるオオカミに向かってほえました。
可就是在當兒子都已經認命的時候、突然一隻大狼是直接的冒了出來、然後就又是對著了圍住兒子的狼群們一頓猛吠。
すると息子を取り囲んでいたオオカミたちは、一斉(いっせい)にどこかへ行ってしまいました。
也就是這一陣恐嚇呀、這些個包圍著兒子的狼先生們全是一股腦的一下子退散了去。
この大きなオオカミはさっき息子が骨を抜いてやったオオカミで、オオカミの大将だったのです。
可正是這頭大狼、它其實就是不久前兒子給人取了骨頭的那隻呢、況且就它甚至還是在這山中所有狼群的狼大王。
息子はオオカミの大将に守られながら、無事に家に帰ることが出来ました。
有著狼王的一路護送、兒子最後是得以安全的回到了家中。
次の朝、息子が家を出ようとすると、家の前にイノシシやウサギやキジなどの獲物(えもの)が、山のようにつまれています。
時間又是一夜過去、一大早上就又起來的兒子則是又要出去幹他那辛苦活啦、可這才踏出了家門一腳、天啦、怎麼發現這屋子前的野味就是一夜之間給堆成了一座小山呀、野豬、兔子、野雞、都是應有盡有呢。
息子はそれをふもとの里に売りに行き、たくさんのお金を手にすることが出来ました。
兒子連忙的就是給其整理好了一些提到了山腳下叫賣去了、拜其所賜、最終就是給自己換來了一筆大錢。
また、お母さんの病気もすっかりよくなったので、二人は幸せに暮らすことが出来ました。
而恰巧呢、這時家中母親的病情也是一切好了去、變得是生龍活虎了起來、故事的最後呢、也就是這母子兩人從此都過上了幸福的生活。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
オオカミの恩返し
狼若回頭
むかしむかし、ある山の中の一軒家(いっけんや)に、お母さんと息子が暮らしていました。
到好久以前這就一屋人到山上起屋住到的、媽跟兒。
二人はひどい貧乏だったので、お母さんも息子も毎日毎日働きづくめです。
農民有地都窮、這山上就更窮、讓你窮就是要你白打一輩子的工、而越打工只會越窮、最後變成負。
ある日の真夜中の事、お母さんが急の病(やまい)にかかって苦しんでいました。
日夜辛勞的結果、就是自己得病了都不曉得、攏共賺得錢到頭發現不夠付醫藥費、媽這就床上一癱。
医者は、山の向こうの里にしかいません。
山上這路也㫘得醫生得來、還要專門去村裡邏。
それに山にはたくさんのオオカミがいるので、夜になると誰も外に出ようとはしません。
也不曉得當初是為甚麼要選住到這條山、一夜過全山都是狼、出不得半步。
ですが息子は、お母さんの病気を治したい一心で出かけました。
但兒又心系媽、想好了這人還是要出去。
「お願いだ。オオカミよ、どうか出ないでくれ」
只能希望莫碰到狼。
息子は神さまにいのりながら山道を急ぎましたが、やっぱりオオカミは出てきたのです。
護身符還身上佩到的、但狼信神不信教。
一匹の大きなオオカミに、まっ赤な目でにらまれた息子は、
一條大狼紅到眼睛就幫兒路一𢷖(斷)。
「オオカミよ、今だけはおらを食うのをかんべんしてくれ。おっ母さんが、病気で苦しんでいるんだ。
兒㫘法只能跟狼求情、講自己要去請醫生醫媽、要別個放自己一條生路。
お医者さまを、連れて来ないと。だからたのむ、見逃がしてくれ」
反正就是講了一些諸如此類的狼聽不懂的傢伙。
と、言いましたが、オオカミはこっちへ近づいてきます。
狼不曉得面前這條肉是到叫條甚麼、看起來㫘甚麼本事啊、等黔驢技窮這就要弄他來了。
「たのむ。お医者さまを連れて来たら、きっと食われに来るから」
兒又求、承諾醫生一來自己就來投身喂狼、只要暫時放過自己。
息子は泣いてたのみましたが、オオカミはどんどん近づいてきます。
但是人話這狼也聽不懂、不管用。
オオカミの息が顔にかかったとき、息子は目をつぶってオオカミに食べられるのを覚悟しました。
這事還能等啊、狼好像不願意等、兒就幫眼睛一眯、那就只能現在喂狼啦。
ですがオオカミは、かみついてきません。
但是狼怎麼㫘看喍人啦。
(もっ、もしかして、見逃してくれたのか?)
莫是真的讓自己走拉?
息子がゆっくりと目を開けると、オオカミはやっぱり目の前にいます。
兒開眼、果然狼還是一副要吃自己的樣子。
「ヒエーッ!」
息子は再び目をつぶりましたが、オオカミはその場にジッとしています。
駭了個卵脬翻天又幫眼睛一閉、等半天狼是過變嵒頭樣的硬是不動了。
(どうした? どうして、かみつかないんだ? 何か、言いたい事でもあるのか?)
兒不解其意。
不思議に思った息子がオオカミを見ていると、どうもオオカミの様子がおかしいのです。
這就好生觀察眼前的狼、馬上發現樣子有異。
舌をベロンと出して口を大きく開けたまま、何度も頭を下げたり上げたりしています。
嘴巴開好大條傢伙、腦鬠一上一下的、不曉得是搞甚麼。
どうも、口にある何かをうったえている様子です。
兒就想是狼要傳達甚麼阿?嘴巴裡面?
息子がオオカミの口の中をのぞいてみると、キラリと光る物がありました。
兒這就看到狼口裡面、甚麼到發光。
「おや、のどに骨が刺さっとるぞ」
原來就是這傢伙卡到狼喉嚨的、怪不得。
息子はオオカミののどに手を入れて、刺さっていた骨を抜いてやりました。
兒不懼、手就攡進去一取、好傢伙、一看、骨頭。
するとオオカミは何度も何度も頭を下げて、そのまま立ち去っていきました。
這事一完、狼就趴到地上嗷、嗷完過就直接走了去。
息子は何とか無事に医者の家をたずねたのですが、医者はオオカミを怖がって外に出ようとはしません。
兒走到醫生屋、開口就是要醫生上山、這路遠不講、山上主要還有狼、醫生是打死不去、主要是還㫘聽兒講啦、這去得啊。
そこで息子は薬だけをもらって、急いで山道を引き返していきました。
㫘成功日弄到醫生上山喂狼、討到兩包藥過就離開了、山路一上。
すると今度は四、五十匹ものオオカミが息子に寄って来て、するどいキバを息子に向けました。
好傢伙、這次是四五十條狼一起等到的、兩顆狼牙露出來攡到那裡的。
(ああっ、今度こそだめだ。おっ母さん。すまん!)
兒心想這下爛啦。
息子が覚悟を決めたその時、突然大きなオオカミが飛び込んで来て、取り囲んでいるオオカミに向かってほえました。
兒這就過一圍、要爛的時候、之前的大狼過來了、對到其他狼一惡。
すると息子を取り囲んでいたオオカミたちは、一斉(いっせい)にどこかへ行ってしまいました。
這就群狼全散了、讓大哥先吃。
この大きなオオカミはさっき息子が骨を抜いてやったオオカミで、オオカミの大将だったのです。
這狼大、所以這塊的其他狼都怕它、認它當爹。
息子はオオカミの大将に守られながら、無事に家に帰ることが出来ました。
兒靠這事回了屋、媽睡了去、這藥也不曉得到底是喂㫘喂。
次の朝、息子が家を出ようとすると、家の前にイノシシやウサギやキジなどの獲物(えもの)が、山のようにつまれています。
第二天起早、開門看到屋門口這野豬兔子野雞一些、堆成山了。
息子はそれをふもとの里に売りに行き、たくさんのお金を手にすることが出来ました。
這就光是作成臘肉都不曉得可以放好久、留一些又賣一些、一大筆錢這就到手上了。
また、お母さんの病気もすっかりよくなったので、二人は幸せに暮らすことが出来ました。
一有錢是甚麼病都好了去、這兩母子過就到山上終老了。
おしまい
结束
(回到上一页)
|